複数の業者に車買取を依頼すると、業者によって査定結果が異なることが多いです。
そのため買取価格にも差が出るのが一般的です。
そんな時、注意しなければならないのが『二重契約』です。
最初に連絡してくれた業者とうっかり契約してしまったものの、後からより高値を提示してくれる業者が現れる場合もあります。
買取業者から二重契約の依頼が来たので丁寧にお断りしました。
— ドローン飛ばす系不動産会社代表のさんぺーしゃちょっ@令和の犬 (@rersampei) June 7, 2021



ここでは、二重契約にまつわるトラブルや対策法をお伝えします。
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この記事の目次
車売却時の二重契約
どんなトラブルが起こるのか
車買取の二重契約で起こり得るトラブルは主に2種類あります。
- キャンセルに応じてもらえない
- 高額な違約金が発生する
まず、前者の「キャンセルに応じてもらえない」ですが、これが二重契約で最も多いトラブルでしょう。

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すでに車の所有権が先方(買取業者)に移っているのなら、いくらキャンセルしたいと訴えてもどうしようもありません。
車を引き渡す前であれば、業者によってはキャンセルに応じてくれるところもあります。
補足
基本的には契約前のキャンセルが最もトラブルなく、スムーズです。

いずれにしても二重契約のトラブルはユーザー側の責任になることが多いことを覚えておきましょう。

【キャンセル規定check!!】
車買取の二重契約の解約

業者のものになってしまっているので、すでに売られてしまっている可能性もあります。
車買取自体をキャンセルできる可能性があるとしたら「契約は交わしたものの、まだ車を引き渡していない」というケースです。
この場合なら、大手の買取業者を中心にキャンセルに応じてくれる業者がいくつかあります。
買取業者 | 契約後 | 引き渡し前 | 引き渡し後 |
ビッグモーター | 不可 | 不可 | 不可 |
ネクステージ | 可能 | 可能 | 翌日まで |
ガリバー | 可能 | 可能 | 7日間まで |
ユーポス | 不可 | 不可 | 不可 |
T-UP(ティーアップ) | 不可 | 不可 | 不可 |
オートバックスカーズ | 可能 | 可能 | 不可 |
アップル | 店舗による | 店舗による | 店舗による |
カーセブン | 可能 | 可能 | 7日間まで |
ラビット | 店舗による | 店舗による | 店舗による |
カーチス | 可能 | 店舗による | 店舗による |

ただし、キャンセル可能な業者でも契約を一方的に破棄することはできません。
キャンセル可能ならば、契約書にその規定が明記されているはずです。違約金が発生するならそのことも書いてあります。


【契約手続きの段階別】キャンセルの可能性

契約の段階 | キャンセルの可能性 |
契約はしたが書類と車両を渡していない | キャンセル可能 |
契約し書類を渡した状態(車両は自分のところ) | キャンセルはほぼ可能 |
車両と書類を渡した状態(入金前の段階) | 買取店舗によるが可能なところもある |
入金されて間もない期間(1週間以内) | ほぼ不可能だが買取店次第では可能 |
入金されて日が経っている(1週間以上経過) | キャンセル不可能 |
【大手10社】車買取契約後のキャンセルポリシーと違約金

買取業者名 | キャンセル規定 | 違約金 |
ガリバー | 一定期間キャンセル可能 | 7日間以内なら無料 |
ビッグモーター | キャンセルできない | – |
アップル | 店舗によって異なる | 店舗による |
オートバックスカーズ | 車両の引渡し前まで可能 | 無料 |
カーセブン | 車両の引渡しから7日間まで可能 | 引渡しから7日間まで無料 |
ラビット | 店舗によって異なる | 店舗による |
カーチス | キャンセルの状況次第で対応可能 | キャンセルのタイミングによる |
T-UP | 契約後のキャンセルは不可能 | – |
ユーポス | 契約後のキャンセルは不可能 | – |
ネクステージ | キャンセルの状況次第で対応可能 | キャンセルのタイミングによる |
法律的に見る車買取の「クーリングオフ」
「クーリングオフを使えばキャンセルできるんじゃない?」と思うかもしれませんが、車買取に関しては当てはまらないので注意してください。
また、乗用車は、一般的によく検討してから購入する商品と考えられており、特定商取引法及び割賦販売法のクーリング・オフの適用除外になっており、契約直後でも、消費者側から一方的に車の売買契約を解約することはできません。一度結んだ車の売買契約を解約できるかどうかは、各業者と交わす契約書・注文書の記載内容によって決まることになります。
そもそもクーリングオフとは、訪問販売やキャッチセールスなど、消費者がよく考えずに契約してしまうことの多い売買契約に適用される特定商取引法で認められた制度です。
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本当に必要なものなのかじっくり検討する暇もなく契約してしまった場合、契約を無条件で取り消すことができます。


この場合だと契約締結後のキャンセルは通りません。
【対策】二重契約トラブルを回避するなら違法業者に注意
車買取における二重契約のトラブルには「法外な違約金の請求」があります。
キャンセル可能な業者であっても、先に見たとおりその詳細は契約書にしっかり明記されています。

一方、数十万円の高額な違約金を迫る違法業者が存在します。
違法業者に引っかからないようにするには、契約する前に契約書の内容をしっかり確認することです。
キャンセルの可否はもちろん、可能な場合のキャンセル料の有無についてもしっかりチェックしておきましょう。


車一括査定の利用時にキャンセル可否をチェック
二重契約のトラブルが起こりやすいのは、複数の業者に一度に査定を依頼できる車一括査定を利用した時です。

先に契約した業者がキャンセルに応じてくれればよいですが、うまくいかない場合もあります。

そんなことのないよう、車一括査定を利用する際も、先に述べたように事前にキャンセルの可否を確認しておくことが重要です。
面倒でも1社1社規定を確かめて、トラブルを招かないように注意しましょう。


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業者選択 | 〇 | × | × |
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まとめ

業者によっては、車の引き渡し前に限ってキャンセルを認めてくれるところもありますが、その場合でもキャンセル料が発生することがあります。
無用なトラブルを避けるには、あわてて契約しないことと、契約を交わす前には必ずその内容をじっくり確認することです。



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