高齢化の進行によって、高齢者が車を運転する機会が増えています。そのため安全性を重視した車や、車の装備、機能などに注目が集まっています。
再来月車検なんだけどもう10年以上経つんだなぁ。そろそろ買い替えも検討してるけど先に親の車を高齢者用の安全装備が付いてる良いのがないかなと探してる(親の車の車検は来年
今気になるのがホンダのNBOX。ただ2023年の秋にフルモデルチェンジするそうなので待つ。待ってる間にも他のに良いのがあれば— みのる (@mi86noru01tyan) January 14, 2023
高齢者にはどんな車が向いているのかについては、高齢者自身が安心・快適に運転できるだけでなく、事故のリスクを軽減できるかどうかも重要なポイントとなってきます。
高齢者がこれから車の買い替えをする時には、こうした点をチェックしたうえで最適な車を見つけられるかどうかがポイントになってくるでしょう。
この記事の目次
高齢者の車買い替える時にチェックすべき『6つの条件』
高齢者が車を買い替える時に必ずチェックしたいポイントとして、大きく分けて6つの条件が挙げられます。
そのすべてを備えていなければダメ、というわけではありませんが、できるだけ揃えていること、そしてひとつひとつの条件が本人に向いていることでより安全で快適な運転が実現できるでしょう。
この条件には安全性のほか、高齢者の体力や健康状態を考慮して快適に運転や出入りができるかといった点も含まれています。
ですから本人の健康状態や運転環境も考慮したうえで選ぶことが重要です。
目次(クリックでスクロール)
高齢者の車買い替える時にチェックすべき『7つの条件』
【条件①】乗り降りがラクな低床フロア
これは公共のバスでも導入されているケースが増えていますが、乗降の際に膝や腰の負担を和らげることができる低床フロアがまず挙げられます。
階段の上り下りや段差のある場所の移動を想像すれば、これが無視できないポイントになるのも容易に理解できるのではないでしょうか。
年齢を重ねると筋肉量がどうしても落ちてきます。食事が細くなるのもありますし、筋肉がつきにくくなるのも大きな理由です。
しかも高齢になると膝をはじめとした関節部分の問題を抱えやすくなります。
車の段差が大きいと乗降時の負担が大きくなり、せっかく車を購入したのに「乗るのが億劫」という理由で乗る機会から遠ざかってしまう恐れが有るのです。
【条件②】視界が広く確保された大きなフロントガラス
事故を防ぐためにも運転時の視界をしっかり確保できるかどうかもポイントです。
高齢になると注意力・集中力が低下する面もありますし、とっさにブレーキなどの反応が必要になったときにすぐに動作に移りにくいといった問題もあります。
こうした問題をカバーするためにも視界を広く確保し、周囲の状況を確認しやすく、ブレーキなどが必要になりそうなときにできるだけ早く気付けるような環境が求められるのです。
【条件③】開け閉めに負担のない電動スライドドア
意外に無視できないのがドアの開閉の際の負担です。小さい子供が自動車のドアの開閉に苦労するケースもしばしば見られますが、筋力が落ちた高齢者の場合も同様です。
しかも高齢者の場合、重いドアを無理に開閉しようとすると関節や筋肉に大きな負担をかけてしまう恐れもあります。
とくに車から降りるために開ける際に無理な姿勢で力を込めてしまうと体を痛める原因になりやすいので注意が必要です。
そんなドアの開閉時の問題を解消してくれるのが電動スライドドアです。電動でしかもスライドして開閉する形なので、体力や筋力に関係なく簡単に開閉できます。
【条件④】足腰の負担を軽くするアシストグリップ
乗降する時、または車内で立ち上がる時に足腰に負担をかけてしまうこともあります。
車内でシートに腰掛けたときの背中を曲げた状態で立ち上がろうとするととくに足腰の関節に負担がかかりやすく、高齢者にとっては無視できない悩みとなってきます。
こうした負担を軽減するのに役立つのがアシストグリップです。
この乗降時や車内で座席を移動する時などに、このグリップを握りしめて体を支えると楽に体を動かすことができます。
ポイント
【条件⑤】交通事故防止対策のセーフティ・サポートカー
そして高齢者のドライバーの事故防止対策の鍵を握るといっても過言ではないのが、交通事故防止対策のための機能です。
高齢者のドライバーによる痛ましい事故が相次いでいる現在、高齢者自身が事故を起こさないよう意識して車の運転、さらには車選びをすることが求められています。
そんな交通事故防止対策が充実しているセーフティ・サポートカーも高齢者の車の買い替えの際にはぜひとも意識しておきたい条件です。
このセーフティ・サポートカーには事故を防ぐためのさまざまな機能を搭載しています。
高齢者ドライバーによる事故に起こりがちなシチュエーションを考慮したうえでそのリスクを回避・軽減するための機能が充実しています。
【条件⑥】生活に負担がかかりにくい維持費が安さ
そしてもうひとつが維持費の安さ。これまで挙げてきた条件は当然充実していればいるほど望ましいわけですが、機能が充実しているほど価格・維持費が高くなってしまいます。
高齢者の場合、車の維持費で生活の負担が増したからといって収入を増やす、というわけにはなかなかいかないものです。
これまで挙げてきたような条件をできるだけ備えていることを踏まえつつ、維持費を安く抑えられるかどうかも意識して選ぶようにしましょう。
安全に長く乗り続けられる車が理想的なわけですから、維持費の問題で手放さなくなってしまうようなシチュエーションは避けたいものです。
高齢者の車買い替えにおすすめの車種ランキング
こうした条件を高いレベルで備えつつ、高齢者におすすめできる車もたくさんあります。
国産車はこの点においても非常に優れており、機能とコストのバランスに優れ高齢者が安心して長く乗り続けられるような人気の車種もあります。
これまで挙げてきた条件をチェックしたうえでデザイン性やタイプ、メーカーとしての魅力や愛着などを考慮し、自分の好みに合った車を探してみましょう。
目次(クリックでスクロール)
高齢者の車買い替えにおすすめの車種ランキング
【おすすめランキング①】ホンダ『N-BOX』
軽トールワゴンに分類される車種で、軽快な乗り心地と広い視界を兼ね備えています。
3年連続で新車販売台数で1位を獲得しているなど、高い評価を得ていることからもその魅力を窺うことができるでしょう。
高齢者におすすめできる理由として、最先端の安全性能を備えている点が挙げられます。
衝突被害軽減ブレーキの「CMBS1」は対向車や前走者はもちろん、歩行者を検知したうえで作動しますし、ホンダ独自の安全運転システムHONDA SENSINGも採用されています。
【おすすめランキング②】ダイハツ『タント』
運転の快適性に優れているのが大きな魅力です。
車高が高くフロントガラスが広いので視界を十分に確保したうえで運転することができますし、ワンタッチやリモートで開閉ができるスライドドアが採用されています。
運転・乗降時に体に負担をかけることなく快適に運転することができます。
さらに車内にステレオカメラが搭載され、周囲の状況を認識しながらドライバーの安全運転を支援する「スマートアシスト」機能も搭載されています。
【おすすめランキング③】スズキ『ハスラー』
高齢者向けの車として高い評価を得ています。「高齢者が運転しやすい車と言えばどの車を連想するか」と言われたときに、このハスラーを挙げる人も多いほどです。
その魅力は安全運転のための機能が充実している点で、スズキの予防安全技術「スズキセーフティサポート」を搭載しているほか、万一事故を起こしてしまった際にも被害を最小限に抑えることができる衝撃吸収ボディが採用されているなど、さまざまなシチュエーションに対応した安全性の高さが魅力です。
そのうえでマイルドハイブリッドの搭載によって低燃費を実現しており、維持費が安い点もアピールポイントとなっています。
【おすすめランキング④】日産『ルークス』
この車種もマイルドハイブリッドを導入することで低燃費を実現しており、低い維持費で乗ることができます。
そして開口幅を650mmと十分に確保したうえでの後部スライドドアを採用、足腰に負担をかけずにスムーズな乗降が可能です。
そして安全性能では運転支援技術「プロパイロット」を搭載、長距離移動や渋滞時の長時間運転の際にブレーキやアクセスル、ステアリングを車が支援することでドライバーの負担を軽減してくれます。
免許返納後に免許なしでも所有者として車登録できるのか
車の登録そのものはとくに免許証がなくても行うことができます。
18歳未満の場合は保護者の同意が必要ですが、高齢者の場合にはそうした制限もありませんから、免許返納後に所有者として車登録をすることは可能です。
免許返納で車を処分&廃車にする時は買取専門業者がおススメ
ただ免許返納後に車を持ち続けることは滅多にないでしょうから、返納した際にはこれまでり乗っていた車を処分&廃車にするケースが一般的でしょう。
その際には買取専門業者に処分・売却するのがおすすめです。
名義変更などを代行してもらうことができますし、何より処分してお金を得ることができます。
目次(クリックでスクロール)
免許返納で車を処分&廃車にする時は買取専門業者がおススメ
《注意》解体業者なら費用がかかってしまう
廃車にする場合、解体業者に依頼する選択肢もあります。
長く乗り続けた車だから中古車としての価値なんてないに違いない、解体してもらうのが一番簡単な処分方法だ、と考える方も多いようです。
しかし解体業者に依頼した場合、当然のことながら費用がかかってしまいます。
不要な車を処分するためにお金を払って廃車にしてもらう…ちょっともったいないものです。
古い車、状態が良くない車でもパーツに分解して再利用する余地もあるので、お金をかけて解体業者に依頼するなら買取専門業者にまず相談したほうが費用の面でもスムーズに処分ができます。
古い車やボロボロの車でも値がつく可能性は十分ある
上記のように車のパーツを分解したうえで再利用する余地があるため、古い車やボロボロの車でも値がつくことがあります。
さらに近年では日本製の車を整備したうえで海外に輸出するビジネスも活況を呈しています。
こうした理由から、事故車や不動車さえも買取の対象としている業者もあるほどです。
-
「1~5万円の最低額保証で車買取」保証制度がある買取業者&保証可能なワケ
車は、新車から時間が経過すればするほど、その価値を落としていきます。 やがて価値はゼロになり、売却しようにも、逆に処分料などを請求されることになるのです。 そんな状況にあって、どんな状態の車でも1~5 ...
続きを見る
損せずに車を売るなら"車一括査定は絶対利用する"
車を処分する際に買取業者を利用する場合には、車一括査定を利用しましょう。
複数の店舗・業者に一括して査定依頼を出すことで、どこがもっとも高く買い取ってくれるかをすぐに確認することができます。
車の査定額は業者によってかなり異なる場合があります。
先述したように事故車・不動車を積極的に扱っている業者、特定の車種やメーカーを積極的に扱っている業者など、業者ごとの特徴によって査定基準が異なるからです。
知らないと損するかも!?
車を高く売るなら『車一括査定』
車一括査定サービスなら、たった一度きりの申し込みで複数の買取店に査定依頼できます。
本来なら買取店を自らまわって相見積もりを取って価格交渉するところを、自然に買取店同士が競合して査定額を吊り上げてくれます。
例えば3社競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと売主から選ばれません。
業者間が自然に競合状態になるため、あなたは特に何もしなくても査定額がどんどん高くなっていきます。
- 愛車を高く売りたい方
- リアルな査定額を知りたい方
- 交渉が面倒&苦手な方
- 時間と手間を費やしくない方
このような方には必ず利用してほしいサービスです。
【2024年5月最新版】
車一括査定おすすめ人気ランキング《3選》
カーセンサー | MOTA車買取 | カーせる | |
運営企業 | リクルート | MOTA | カーせる |
掲載業者数 | 1000社以上 | 500社以上 | 13000社以上 |
大手買取業者 | 〇 | △(一部参加) | 〇 |
同時査定依頼数 | 30社 | 20社 | 1社 |
業者選択 | 〇 | × | × |
入力時間 | 約1分 | 約1分 | 約1分 |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 |
連絡 | メール希望可 | 最大3社のみ | 営業電話なし |
【1位】カーセンサー おすすめ
おすすめ理由
- 同時査定依頼数30社は業界No.1
- 大手の競合会社が多く高額査定率も高い
- メール&電話時間も指定可
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の『カーセンサー』
買取業者数が1000社を超え、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手中古車買取店もほぼ網羅しています。
同時査定依頼も30社と業界最多のため、最も査定額が高い業者を選ぶ幅も広がります。
高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスにはまだ出会っていません。編集部が太鼓判を押す車一括査定サービスです。
1000社以上が参加!!
『カーセンサー』
【2位】MOTA車買取
おすすめ理由
- 最大3社のみと交渉
- 査定額が出るまでネットで完結
- 最大20社が査定するため高額査定に期待
『MOTA車買取』は最大20社がネット上で査定し、その中から高額査定の3社(最大)のみと売主が交渉する車一括査定です。
上位3社のみが交渉権をもつため、買取業者から電話は最大で3社のみ。
「査定額は知りたいけど営業電話は極力減らしたい…でも高く売りたい」という方におすすめの車一括査定です。
高額査定3社のみ交渉!!
『MOTA車買取』
【3位】カーせる
おすすめ理由
- オークション形式と一括査定を提案
- オークション提携業者13000社は業界No.1
- 上場企業が100%出資する
老舗オークションの株式会社オークネットが100%出資する子会社が運営する『カーせる』
車両検査の専門機関(AIS)が出張査定し、あなたの愛車情報が全国13000社に一斉送信。
査定はAISが行うので査定は1回のみ、複数業者からの営業電話もなくカーせる1本のみです。
当然ながら、入札する業者が多いため査定額が高くなる可能性がグンと上がります。
オークション形式なら!!
『カーせる』
まとめ
高齢者が車を買い替える時には、快適に運転できる環境と安全な運転をサポートしてくれる機能を重視すること、そのうえでできるだけ維持費を安く抑えられる車が理想的です。
もちろんデザインやメーカー、車種なども重要ですが、昔とは少し違う視点で車を選んでいく意識も取り入れていくべきでしょう。
そして長く乗り続けてきた車を処分する際には、まず解体業者ではなく買取業者に相談する。
賢くオトクに買い替えを実現したいところです。
-
【2024年最新】車一括査定おすすめランキング9選!体験でわかる査定の裏側
車を手放す時、どんな方法で売るかによって売却金の結果は大きく変わってきます。 これは人気の車種や比較的年式の新しい車だけでなく古い車、10万km以上走っている車まですべての車に当てはまります。 やんち ...
続きを見る