【事故車必見】傷やへこみの「減額基準と査定相場」車買取はコレで対策

車買取ではキズやへこみが減額の対象になってしまう可能性があります。特にちょっとしたキズやへこみではなく事故車扱いとなってしまった場合は、買取額が大きく減額されてしまいます。

ただそれくらい減額になるかは状態によっても異なりますので査定してもらわないとわからない部分もあります。

納車はまだ先だが現在乗ってる車の査定にやってきた。
正直傷も多いし金額が付くとは思えない。
0円提示もやむを得ないとは思いつつも少しでもお金になったらいいなと。

— 猫屋敷ニャン太郎 (@nem0usu) September 5, 2022

ここではキズやへこみが車買取査定にどのように影響を与えるのか、少しでも高く買取してもらうにはどういった対策が有効かをまとめています。

【先に結論】
キズやヘコミは車査定に影響あり

結論から言えば車のキズやヘコミがあると少なからず車査定に影響があります。

キズやヘコミが大きければ大きいほどリユースする際に買い手がつきにくくなるためです。

鈑金や再塗装となると、そのために費用がかかってしまうためその分のコストがマイナス査定となります。

ただ年式によっては、自然についてしまうちょっとしたキズもできるもので、そういったケースでは査定にも影響しない場合もあります。

車買取＆下取りのキズと凹み
査定基準と減額相場【一覧表】

傷･へこみの大きさ	減額幅
1cm未満	影響なし
1cm以上カードサイズ未満	-1万円
カードサイズ以上A4サイズ未満(9cm～30cm)	-1.5万円～4万円
A4サイズ以上(30cm以上)	-2万円～8万円
パネル面積の1/2以上	-6.5万円～18万円

車買取の査定基準ではまず次の3つが大きなポイントとなります。

これらに加えて「キズやへこみの状態」を考慮して査定を行いますが、キズやへこみの評価には表のように5つの査定基準に分けられています。

例えば「1センチ未満」の傷やへこみなら、減点「0点」なので減額はありません。

「1センチ以上カードサイズ未満」なら「10点」分の減額で「1点1,000円」ですから10000円のマイナスになります。

【減額なし】
浅い傷は査定額に影響しない

キズといっても程度はいろいろですが、爪が引っかからない程度の浅い傷であればほとんど査定額に影響がでません。

浅い傷はそもそも走行中の飛び石などで簡単についてしまうものであり、ある程度年数が経過した車であればついていて不思議ではないキズです。

こういった浅い傷であれば、そのままリユースしても買い手が気にしないケースも多いため、そういう場合は査定に影響しないでしょう。

また修理するにしても浅い傷であれば自社で手間や費用をかけずに軽く研磨する程度で綺麗にできるからです。

もちろんこれも買取業者によりますので減額されることもありますが、そこは業者との交渉で減額を避けられることが多いです。

【減額低め】再塗装だけで済む浅い傷

浅い傷といってもその程度はさまざまです。基本的に1cm未満の浅い傷なら減額対象にはなりませんが、それ以上になるとキズは目立ってしまうため再塗装が必要になってきます。

そのため少ないとはいえ減額されることが多くなります。一般的な傷の大きさと査定基準は以下の通りになります。

1cm未満	ほぼ減額なし
1cm以上9cm未満	1万円の減額
9cm以上30cm未満	1万円から2万円の減額
30cm以上	1万5,000円から4万円の減額

ただこれはあくまで目安であり、実際の査定額は各業者の査定基準によって変わります。そのため業者によって1万円前後の差が出ることはあるでしょう。

【減額高め】板金と再塗装が必要な深い傷

事故等で大きなキズやヘコミがついてしまうと、再塗装だけでなく板金も必要となってきます。

そうなると修理にも費用がかかってしまいますし、修理にも専門の技術が必要となってくるので査定額の大幅減額は避けられません。

一般的な傷・ヘコミの大きさと査定基準は以下の通りになります。

1cm以上9cm未満	1万5,000円の減額
9cm以上30cm未満	1万5,000円から5万円の減額
30cm以上	2万円から8万円の減額
パネル面積の2分の1以上	7万円から20万円の減額

このように板金と再塗装が必要になるほどのキズ・ヘコミだと大きな減額になります。

【注意】修復歴は大幅な減額対象

キズやへこみがある車は程度によって査定額が異なりますが、浅い傷なら減額にもならないこともあります。ですが、それが修復歴があると減額は間違いなしだけでなく、大幅な減額が避けられません。

板金や再塗装で修理した場合は、数万円程度の減額で済むことがほとんどですが、修復歴ありとなると数万円の減額では済まないことが多いです。

車種や年式などにもよりますが数十万円の減額は避けられず、買取店によっては買取自体が断られてしまう事もあります。

車の修復歴とは骨格部分を修理したり交換した場合

車の修復歴とは、文字通りで解釈すると車を修復したことがあるという意味で、そうなると広い意味では板金や再塗装、部品交換も修復ありとなります。

ですが、車の修復歴とは単に修理をしたということではなく、車の骨格部分を修理したり交換した場合を指します。

車の骨格部分とは主に以下の8箇所があります。

つまりこれらの部分を損傷した車は事故車、修理・交換した場合に修復歴ありとなるのです。

キレイに修理しているのにダメ？
修復歴が車の査定額を低くするワケ

車の骨格部分を損傷し事故車となってしまったけど、キレイに修理すれば査定にはそれほど響かないのではと思う人もいるかもしれません。

ですが、いくらキレイに修理・交換したとしてもその車は修復歴ありとなり、査定額の大幅減額は避けられないのです。

その理由としてはキレイに修理したとしてもわずかな歪みなども考えられ、修復歴がない車に比べれば安全面での不安が残るからです。

実際は車検も通りますし、普通の走行にはほとんど問題がないのですが、修復歴ありの車は需要が極めて少なくなるので、査定額は低くせざるを得ないのです。

【NG対応】トラブル防止のために修復歴は申告する

実際にキレイに修理をしていれば、修復歴があることは素人にはわからないことがほとんどです。そしてその部位によっては数分見ただけでは査定員すら見逃してしまう事もあります。

となると、査定の際にダメもとで修復歴を隠そうと思ってしまう人もいます。

ですが、万が一修復歴を隠して車を売り、その後に修復歴があったことが判明すれば返金を求められることもありますし、場合によっては損害賠償を請求されるなどトラブルになることもあります。

トラブルを回避するためにも修復歴は隠さずに申告しなければいけないのです。

シートやルーフなどの内装も注意
キズや凹みは査定で減額の可能性あり

車査定ではボディつまり外装ばかり気になるかと思いますが、実はシートやルーフなどの車の内装も査定のポイントになります。内装の査定ポイントとしては主に以下のような部分があります。

もちろん、いざ車を売ろうと思った時にキズやヘコミ、シートのシミなどはどうする事もできません。

ですので、普段車に乗る時から汚れやシミがつかないようにカバーをするなり、掃除をするなりしておくことが大切です。

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傷だらけな車でも
車買取前に修理はしない方がいい理由

車査定では傷だらけな車はその程度にもよりますが、そのままの状態ではマイナス査定になってしまいます。

もし傷がキレイに修復されていれば、事故車でなければマイナス査定を避けることも可能です。

ですが、もし車査定のためだけに修理をするというのであれば、それは避けたほうがいいです。確かに、マイナス査定は避けられますが、修理するにはそれ相応の費用がかかってしまいます。

買取店の減額幅は言い換えればキズやヘコミを修理するためにかかる費用分のみです。

買取店では自社整備工場も完備しているところも多く、修理にかかるのはその経費のみです。

一方で自分で整備工場などに依頼して修理した場合には人件費や整備工場の利益もプラスされるので、査定での減額幅よりも大きくなるのがほとんどだからです。

【減額対策】傷や凹みあり
そんな車を高く売る2つの方法

傷やヘコミがあると減額の恐れがありますし、いざ売る時にはどうしようもありません。

そんな時の減額対策として、少しでも高く売る方法が以下の2つありますので、参考にしてみてください。

【方法①】査定前に「洗車」と「清掃」でプラスの査定評価に

査定額をアップさせる対策の1つに査定前の洗車と清掃があります。

洗車や掃除をしても傷やへこみは隠せないから無駄な労力なのではと思うかもしれませんが、やってみる価値はあります。

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車査定では査定基準があるのですが、それをどの基準に当てはめるかは査定員です。査定員も人間ですから、車を見た時のイメージが査定に影響する事もあります。

そんな気持ちで査定をすればちょっとした不具合もメンテナンス不足として減額するでしょう。

逆に綺麗な車を見れば、車を大切にしておりメンテナンスもしっかりしているから、気になる点があるけど大丈夫だろうという判断を下す可能性もあるのです。

【方法②】キズ＆凹みも問題なし"車一括査定"で高額売却

キズや凹みはその車によって状態はさまざまです。ある程度の査定基準はあるもののそれをどう判断するかは査定員そして買取店の基準によるものが大きいです。

そのため買取店によっては減額になる場合もあれば、問題なしとして減額されない場合もあります。

そのため複数の買取店で査定してもらうと、高く買取してもらえるところが見つかります。そのためにおすすめなのが車一括査定です。

買取店でも競合する店舗があると、査定も若干甘めになることも多く、それだけで査定額アップにつながります。

車は時間が経つにつれて価値が下がりますので、車一括査定を利用する事で早く売ることができます。

知らないと損するかも!?
車を高く売るなら『車一括査定』

車一括査定サービスなら、たった一度きりの申し込みで複数の買取店に査定依頼できます。

本来なら買取店を自らまわって相見積もりを取って価格交渉するところを、自然に買取店同士が競合して査定額を吊り上げてくれます。

例えば3社競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと売主から選ばれません。

業者間が自然に競合状態になるため、あなたは特に何もしなくても査定額がどんどん高くなっていきます。

このような方には必ず利用してほしいサービスです。

【2024年4月最新版】
車一括査定おすすめ人気ランキング《3選》

	カーセンサー	MOTA車買取	カーせる
運営企業	リクルート	MOTA	カーせる
掲載業者数	1000社以上	500社以上	13000社以上
大手買取業者	〇	△(一部参加)	〇
同時査定依頼数	30社	20社	1社
業者選択	〇	×	×
入力時間	約1分	約1分	約1分
利用料	無料	無料	無料
連絡	メール希望可	最大3社のみ	営業電話なし

当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の『カーセンサー』

買取業者数が1000社を超え、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手中古車買取店もほぼ網羅しています。

同時査定依頼も30社と業界最多のため、最も査定額が高い業者を選ぶ幅も広がります。

高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスにはまだ出会っていません。編集部が太鼓判を押す車一括査定サービスです。

『MOTA車買取』は最大20社がネット上で査定し、その中から高額査定の3社(最大)のみと売主が交渉する車一括査定です。

上位3社のみが交渉権をもつため、買取業者から電話は最大で3社のみ。

「査定額は知りたいけど営業電話は極力減らしたい…でも高く売りたい」という方におすすめの車一括査定です。

老舗オークションの株式会社オークネットが100%出資する子会社が運営する『カーせる』

車両検査の専門機関(AIS)が出張査定し、あなたの愛車情報が全国13000社に一斉送信。

査定はAISが行うので査定は1回のみ、複数業者からの営業電話もなくカーせる1本のみです。

当然ながら、入札する業者が多いため査定額が高くなる可能性がグンと上がります。

まとめ

このように車買取では傷やへこみは査定基準に基づいて査定額が減額される可能性があります。

ただ実際の査定額は査定員や買取店によって変わってくるので、必ずしもマイナス査定になるとも限りません。

実際にどこの買取店でも査定額は同じということはありませんので、少しでも高く売るためには買取店選びが重要になってきます。

また傷やへこみがある車を査定してもらう場合には、査定のためだけには修理しないという事だけを覚えておくといいでしょう。

そうすればトータルで損をすることがありませんし、それによって買取店の査定額も変わってきて総合的に得をすることもあります。

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