車買い替えの際、新しい車でも同じナンバーのナンバープレートをつけたい人は少なくないでしょう。
どんな数字でも長く見ていると愛着が湧きますし、希望ナンバーの場合はなおさらです。
しかし、今つけているナンバーをそのまま新しい車のナンバーとして引き継ぐことはできません。ただし、4桁の数字に関しては可能です。
惜しい!!!!!!!!!「み」じゃなくて
「む」
※車ナンバープレートで選べるのは数字だけ pic.twitter.com/IjhbYKoOIb
— ぴぴ@三井寿の沼 (@ND09129015) June 6, 2023
そこで、希望ナンバーをつけるために知っておきたいナンバープレートの基礎知識や、取得の流れなどを確認しておきましょう。
この記事の目次
新車・中古車や普通車・軽自動車に限らず"ナンバー引き継ぎ使い回しは不可"
新車であれ中古車であれ、また、普通自動車であれ軽自動車であれ、今までつけていたナンバープレートをそのまま新しい車に引き継いで使い回すことは不可能です。
たとえそれが自ら希望して取得したナンバーだったとしても、まったく同じナンバーを別の車で使い続けることはできません。
というのも、車のナンバープレートというのはその車両に与えられた個別のナンバーであり、その車両を認識するための唯一無二のものだからです。
そもそもナンバーの"色・ひらがな・数字"は何を表わしているのか
ナンバーには4桁の数字以外にも、ひらがなや記号などが記載されています。
また、ナンバーの色も車の種類によって違うようです。それぞれ何を意味しているのでしょうか。
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【ナンバーの地名】車の登録地域
ナンバーには地名が記載されていますが、これはその車の登録地を示しています。
あなたの愛車のナンバーの地名は基本的にあなたの住んでいる地域ですが、正確には管轄の運輸支局がある地域の名前です。
【ナンバー上部の数字】車の分類番号
ナンバーの地名の横には数字が振られています。これは車の分類番号です。その車の登録された用途に応じて0~9から始まる3桁の数字が記載されています。
一般的な乗用車は3か5です。数字の違いによって車の排気量とサイズがわかります。
ポイント
【ナンバーのひらがな】自家用もしくは事業用
ナンバーには4桁の数字の左側にひらがなが記載されています。これは自家用自動車か事業用自動車かの区別です。
認識しにくい文字を除いて、車の用途に応じて特定のひらがなが割り当てられます。
【ナンバーの4桁の数字】一連指定番号
ナンバーに大きく記載されている4桁の数字は、「一連指定番号」といってその車両の登録番号を意味しています。
以前はすべてランダムで割り当てられていましたが、現在は希望する数字を取得可能です。
ちなみに、ランダムで割り当てられる場合、縁起が悪いということで「42」と「49」は下2桁にならないようになっています。
ナンバープレートの色と種類について
記載内容だけでなく、ナンバープレートの色によってもどんな用途の車なのかがわかるようになっています。
一般に多く見るのは白色のナンバープレートですが、これは自家用車と商用車に割り当てられる色です。
また、黄色いナンバープレートも多いですが、これは軽自動車に採用されています。
緑色のナンバープレートは事業用自動車です。バスやトラック、タクシーなどを見るとナンバープレートが緑色であることに気づくでしょう。
白色のナンバープレートは白地に緑の文字ですが、こちらは緑地に白い文字で記載されています。なお、事業用自動車でも軽自動車の場合、黒いナンバープレートになります。
変わったところでは、青いナンバープレートもあります。これは外務省が管轄する外交官の乗る車専用のナンバープレートです。
新車の買い替えで希望ナンバーを申し込む方法~5ステップ~
新車の買い替えを機に、ナンバーを自分の希望の数字にしたい場合は、以下の5つのステップに従って手続きを行いましょう。
インターネットだと手続きが簡単です。
目次(クリックでスクロール)
新車の買い替えで希望ナンバーを申し込む方法~5ステップ~
【ステップ①】全国自動車標板協議会のホームページ
最初に、「全国自動車標板協議会」のホームページにアクセスしてください。
ホームページ内では、希望ナンバーの申し込みができるほか、希望ナンバーに関する質問への回答も記載されています。
【ステップ②】希望番号申込サービスで申し込み
次に、全国自動車標板協議会のホームページ内の「希望ナンバー申込サービス」をクリックします。
遷移したページで「新規申込」を選択します。
すると、申し込み手続きが始まるので、車の情報やご自身の個人情報をフォームに入力するとともに、希望ナンバーを入力しましょう。
入力が完了すると、次に支払い方法の確認をして手続きは終了です。支払い方法については後のステップで詳述します。
手続きが正常に終了すると、登録したメールアドレス宛に申し込みの完了を伝える旨のメールが届きます。
メールの内容を確認し、問題がなければ大丈夫です。
『一般希望番号と抽選対象希望番号』の2タイプ
希望ナンバーを申し込む際に注意しておきたいのが、一般希望番号と抽選対象希望番号の2つのタイプがあることです。
一般希望番号の場合、基本的には自分がつけたいナンバーが選べます。
ただし、なかには対象外のナンバーもあるので必ず自分の希望が通るとは限らないことに注意しましょう。
また、すでに誰かが自分の希望するナンバーを選んでしまっていることもあります。あらかじめチェックしておきましょう。
どんなナンバーが抽選対象希望番号なのかは地域によって違います。
抽選対象希望番号を申請する方法とは
自分の希望するナンバーが抽選対象希望番号の場合、一般希望番号と申請する方法が少し違います。
以下の手順を踏んでください。
まず、「希望ナンバー申込サービス」にアクセスし、申し込みボタンをクリック、車や自分の情報など指示どおりに入力するところまでは同じです。
申し込みが完了すると送られてくるメールに、希望ナンバーの抽選日が記載されています。
つまり、希望するナンバーが取得できるかどうかは、抽選日までわからないということです。
抽選日にはメールで結果を通知してくれます。当選していたら上記の方法で手続きをしますが、落選していてもあきらめる必要はありません。
【ステップ③】希望ナンバーの料金の支払いと予約済証の受け取り
一般希望番号の手続きが完了、もしくは、抽選対象希望番号に当選した場合、その旨を伝えるメールに交付手数料についても記載されているはずです。
その金額を支払い方法に従って払い込みましょう。支払い方法ですが、これは地域によって違います。
インターネットや銀行ATMから収納機関番号を使ってペイジーで支払う方法、また、銀行振込や郵便振替、現金書留でも支払える場合がありますが、事前に確認しておきましょう。
希望ナンバーの料金ですが、普通車なのか軽自動車なのか、また、トラックなどの大型自動車なのかによって変わります。
また、運輸支局によっても料金に違いがあるため、こちらも事前に確認しておきましょう。
注意ポイント
支払いが完了すると、予約済証が発行されます。予約済証の有効期限は1か月です。期限までに次の手続きを済ませましょう。
【ステップ④】「陸運局」もしくは「軽自動車検査協会」で登録
予約済証が発行されたら、それを持って普通車なら陸運局、軽自動車は軽自動車検査協会に行ってナンバーの登録を行います。
といっても、予約済証が発行されるのは、陸運局と軽自動車検査協会に併設される予約センターですので、予約済証を持っていく手間はかかりません。
先にも述べたように予約済証には有効期限がありますので、すぐに手続きを済ませましょう。
陸運局か軽自動車検査協会に予約済証を持って行ったら、所定の書類があるのでそれに必要事項を記入し、登録手続きにかかる手数料とともに提出します。
これですべての手続きは完了です。
【ステップ⑤】希望のナンバープレートの受け取り
ナンバープレートができたら、また陸運局か軽自動車検査協会に行き受け取ります。
軽自動車はそのまま取り付けるだけですが、普通車は運輸支局の人に封印してもらう必要があります。
地域や種類で異なるの?希望ナンバーの料金について
ペイント式交付手数料 | 軽/4,100円前後 | 普通車/4,100円前後 | 大型車/5,000円前後 |
---|---|---|---|
字光式交付手数料 | 軽/6,500円前後 | 普通車/5,300円前後 | 大型車/6,300円前後 |
業者に依頼する場合の代行料 | 数千円から一万円 |
希望ナンバーの取得費用は、ナンバープレートの種類と地域による違いがあります。詳しくは表で確認してください。
なお、業者に手続きを代行してもらう場合、別途費用がかかります。
みんなに人気の希望ナンバープレート
一桁の番号 | 1、7、8 |
---|---|
二桁のゾロ目 | 88 |
三桁のゾロ目 | 333、555、777、888 |
四桁のゾロ目 | 1111、3333、5555、7777、8888 |
西暦番号 | 2019、2020など |
表は人気の希望ナンバープレートです。やはり「7777」や「8888」などのゾロ目は人気があります。
そのほか、縁起のいい数字、語呂合わせなども人気です。
まとめ
お気に入りのナンバーでも、新しい車にそのまま引き継ぐことはできませんが、4桁の数字に関しては自分の希望するナンバーを選べます。
抽選になる場合もあるので必ずしも希望どおりになるわけではありませんが、つけたいナンバーがあるのなら申し込むとよいでしょう。
希望ナンバーの申し込みには、普通車の場合は陸運局に、軽自動車の場合は軽自動車検査協会に行く必要があります。
費用はかかりますが、面倒な場合は業者に代行してもらってもよいでしょう。