レンタカー会社のおすすめは？大手・格安11社の比較＆料金・車種・利用目的での選び方

観光地での交通手段や、自家用車を持たない場合の選択肢として非常に便利なレンタカー。

レンタカー会社によってサービスや料金、貸し出す車種や使い勝手はさまざまで、いざ使おうと思うとどう選べばよいか迷ってしまいますよね。

この記事では、各レンタカー会社のメリット・デメリットや、利用目的別のレンタカー会社の選び方、レンタカー会社を一括比較・予約ができる便利なレンタカー検索サイトをご紹介します。

レンタカー会社の選び方

レンタカー会社を選ぶ基準として押さえておきたいポイントは、以下のとおり。

レンタカー会社を選ぶ基準のひとつに、レンタカー会社の規模から判断する方法があります。

国内には多数のレンタカー会社が存在しますが、大きく分けると「全国チェーン型」と「地域密着・格安型」の2つのタイプに分けられます。

それぞれのタイプの、メリット・デメリットや特徴をみていきましょう。

全国チェーン型レンタカー会社のメリットとデメリット

全国チェーン型とは、トヨタレンタカーやニッポンレンタカーに代表される大手レンタカー会社です。

全国チェーン型のレンタカー会社は各地に支店があるため、旅行先・出張先など借りたい場所で借りられる点が最大のメリット。各支店と連携しており、都心に居ながらでも地方のレンタカーの空き状況を確認することも可能です。

全国チェーン型のメリット

全国チェーン型は空港やターミナル駅といった移動拠点にも支店を置く場合が多く、空港内カウンターから手配できたり、ターミナル駅の駐車場で乗り捨て可能であったりと、観光や出張時の移動手段として活用しやすいのが特徴です。

トヨタレンタカーのように自動車メーカーが母体のレンタカーサービスでは、年式の新しい車種がレンタカーとして投入されるケースも多くあります。

こういった全国チェーン型の大手レンタカー会社は、知名度や補償内容、サービス面が充実しており、安心感が高いことがメリットです。さらに、支店が違えど同じ会社なら料金や規約は統一されているので、利用する地域ごとに調べ直すわずらわしさが無いことも利点といえます。

全国チェーン型のデメリット

全国チェーン型のレンタカー会社は、充実したサービスや補償が含まれる反面、料金が高めに設定されています。コンパクトカーを12時間借りた場合を例とすると、格安型のニコニコレンタカーでは2,525円、全国チェーン型のトヨタレンタカーでは6,600円と、大きな料金差を感じるでしょう。

ただし、実は格安型でも補償やオプションを付ければ、料金差はあまり変わらなくなってきます。全国チェーン型にあらかじめ付与されているサービスや補償内容があなたに合っているのであれば、料金設定は納得のいくものになるでしょう。

また、繁忙期の観光地ではレンタカー需要が高まります。メディア露出が多く知名度が高い大手レンタカー会社の場合、予約が早めに埋まってしまうことがほとんどです。希望の日時に希望車種を借りられないケースもあるため、観光地での利用ではなるべく早めに予約を取っておくようにしましょう。

地域密着型・格安型レンタカー会社のメリットとデメリット

地域密着型・格安型のレンタカー会社は、全国チェーン型のレンタカー会社に比べて低料金でレンタルできるのが魅力。借りる時間や距離を細かく区切ることで低価格を実現しています。

ガソリンスタンドや中古車販売会社といった地域に密着した企業が、店舗の一角でレンタカー事業をおこなっているケースが多くみられます。

格安型のメリット

地域密着型・格安型レンタカー会社は、基本料金が安く設定されており、免責補償やカーナビなどのオプションは別料金として設定されています。

必要なオプションのみに絞れば低料金で利用できるため、短時間・短距離の利用や、見知った土地での利用に向いています。

また、ガッツレンタカーのようにレンタル車種を軽自動車に特化することで低価格を実現している会社もあります。

格安型のデメリット

格安型レンタカー会社の多くは、各種オプションを基本料金から外すことで低価格を実現しています。そのため、比較する際はオプション料金を含めて検討することをおすすめします。

また、ニコニコレンタカーのようにガソリンスタンド内で営業している店舗では、駐車スペースが限られているため、所有台数が少ないケースがあります。

レンタカーの予約・利用方法

実際にレンタカーを借りるときの利用方法を確認しておきましょう。レンタル時は免許証が必要となりますので、来店の際は忘れないように注意してください。

①電話かインターネットで予約する

利用する日時・場所・乗車人数・車種を選択して検索します。

空港やターミナル駅で借りる以外にも、宿泊先のホテルへの配車や、店舗まで送迎車を出してくれるサービスを行っているレンタカー会社もあります。

②利用当日、店舗で乗車前の手続きをする

利用当日は、予約した時間に店舗へ行き、レンタルの手続きをおこないます。オプション品の確認や補償についての説明など、確認漏れが無いようにしましょう。

一般的には以下のフローで手続きが行われます。

運転免許証は日本国内で有効な免許証かつ、運転する人全員分の免許証を提示する必要があります。運転を代わる可能性がある場合、同乗者の免許証も忘れずに提示してください。

なお、ETCは標準搭載が一般的ですが、ETCカードはオプションで借りられる会社もあります。有料道路を利用する予定があるなら、事前に確認しておくとよいでしょう。

③借りる車両の確認をする

書類手続きが終わったら、実際に借りる車両を確認します。レンタカーはオートマチック(AT)車が多いため、運転操作に戸惑うことは少ないでしょう。

ただし、カーナビやオーディオ機器はメーカーによって操作方法が異なるので、使う際にあわてることのないよう、このタイミングで確認しておきましょう。

また、サービスとしてガソリンはレンタル時に満タンになっていることがほとんど。返却時には利用者側がガソリンを満タンにして返す、というのが一般的なルールです。

なお、レンタル前後でレンタカー会社の担当者とレンタル車両の傷・汚れチェックをおこないます。レンタル前にあった小さい傷や汚れを見落とし、レンタル後のチェックに引っかかってしまえば有責となってしまうことがあります。レンタル前はできるだけ入念にチェックして、もし気になる箇所があれば事前に申告しましょう。

主なレンタカー会社の比較

主要レンタカー会社をピックアップして、店舗数や料金、車種、オプションの有無などをまとめました。レンタカー会社を比較する際の参考にしてみてください。

大手レンタカー会社のおすすめ2選

大手のなかでも、おすすめのレンタカー会社を選出しました。車種や保有台数の豊富さ、支店の多さなど大手のメリットを活かしている会社をおすすめしています。

格安レンタカー会社のおすすめ3選

格安型のなかでも、おすすめのレンタカー会社を選出しました。料金の安さはもちろん、サービスや利便性の高さ、評判の良さも踏まえておすすめしています。

レンタカーを一括検索・予約できるサイトを活用しよう

「借りる日時・場所が決まっている」「とにかく空いている車を見つけたい」という人は、レンタカーの一括検索・予約サイトを活用しましょう。

大手・格安を問わず、希望日時に在庫があるかどうか調べられるので、短い時間で多くの情報を比較し検討できます。

レンタカー一括検索サイトのおすすめ5選

レンタカー一括検索サイトのなかから、検索方法が充実していて料金比較がしやすいものをピックアップしました。大手や格安に特化しているサイトもあるので、おおまかな目的からイメージしながら利用してみましょう。

大きさ別レンタカーのおすすめ車種

レンタカーサービスを利用するとき、サイズや燃費など、どんな車種を借りればいいか悩みますよね。レンタル時に迷うことのないよう、あらかじめレンタルしたい車種をイメージしておくとよいでしょう。

一般的にラインナップされているレンタカーのうち、大きさ別のおすすめ車種をピックアップしてみました。特徴と合わせてレンタルする際の参考にしてみてください。

小型車のおすすめ車種

中型・大型車のおすすめ車種

ワゴン・ミニバンのおすすめ車種

目的別レンタカー会社の選び方

旅行先や出張先で使いたい、近所への買い物で使いたいなど、レンタカーの用途に合った選び方を考えてみました。

旅行で利用する際のレンタカー会社の選び方

旅行に利用する際におすすめなのは、全国チェーン型のレンタカー会社です。全国チェーン型のレンタカー会社は、基本的に空港や主要ターミナル駅近くに店舗を展開していることが多く、旅行先でも不便を感じさせないでしょう。

また、旅行先ではカーナビやETCがついている車を借りたいもの。全国チェーン型のレンタカー会社であれば、カーナビやETCが標準搭載されているので安心です。

一方、同行者が多いならファミリーワゴンの台数が多い会社を選ぶのも選択肢のひとつです。スーツケース等のかさばる荷物を多く積むことを考えると、ラゲッジスペースの大きいファミリーワゴンタイプがおすすめ。ファミリーワゴンやミニバンといった室内が広く作られた車であれば、人数や荷物が少し多くても広々と乗車できますよ。

近場で利用する際のレンタカー会社の選び方

近隣での買物など短時間での利用なら、格安レンタカー会社がおすすめです。ちょっとした外出程度であれば、コンパクトカーの最安料金で借りることも可能でしょう。

格安レンタカー会社は、カーナビやETCなどの機器がオプションとして別料金になるほか、時間を細かく設定してレンタルできるため、必要最低限での利用ができます。

まとめ

日本国内で営業しているレンタカー事業者は1万社以上(※国土交通省 レンタカー事業者数及び車両数の推移)。保有車種の豊富さ、補償内容やサービス、割引の充実度など、あなたの目的に合うレンタカー会社を選ぶことで、コスパ良く賢く活用することができます。

スムーズに比較検討するには、利用シーンを具体的にイメージして、優先順位や妥協できるラインを決めてからレンタカー会社を選ぶとよいでしょう。