【2024年最新版】カーリースのおすすめ7社徹底比較ランキング!後悔しない選び方のコツ

カーリースとは、月々定額で好きな車に乗れるサービスのこと。乗りたい車種や利用期間を選べるので、ライフスタイルの変化に合わせて自由に車を乗り換えることができます。

主に法人向けサービスとして始まったカーリースですが、いま個人向けカーリースが注目を浴びています。日本自動車リース協会連合会によると、国内リース車保有台数に占める個人リースの比率は年々増加しており、2022年3月末には統計開始以来、過去最高を記録しています。

個人向けカーリースが拡大傾向となる一方で、「結局どのカーリース会社を選べばいいの?」と迷ってしまう方も多いことでしょう。

そこで、独自の選定方法をもとにカーリース会社をピックアップし、編集部が徹底比較しました。カーリースを利用するメリットやデメリット、カーリース会社を選ぶ時のコツも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

カーリースとは、月々定額で好きな車に乗れるサービス

カーリースとは、月々定額で好きな車に乗れるサービス

「カーリース」とは、月々定額で好きな車に乗れるサービスのこと。リース期間や走行距離など、あなたに合ったプランを選べるのが魅力です。

通常、車の購入時にかかる頭金のような初期費用は、カーリースではかかりません。車検代やメンテナンス費用なども月額料金に含まれることが多く、維持費の心配もありません。さらに、リース契約満了時にその車をもらえるプランを用意しているリース会社もあります。

リース契約には審査が必要ですが、オンライン完結型のリース会社も増えつつあります。カーリースは、気軽にリース契約して好きな車に乗りたい人におすすめのサービスといえます。

ひと目でわかる!カーリース各社の比較表

編集部がピックアップしたカーリース会社の比較をまとめてみました。料金やサービス内容、車種の選択肢などをチェックしてみましょう。

サービス名
定額カルモくん
定額カルモくん
クルカ
クルカ
ニコノリ新車
ニコノリ新車
KINTO
KINTO
SOMPOで乗ーる
SOMPOで乗ーる
リースナブル
リースナブル
ポチモ
ポチモ
おすすめ度 第1位 ★★★★★ 第2位 ★★★★★ 第3位 ★★★★★ 第4位 ★★★★☆ 第5位 ★★★★☆ 第6位 ★★★★☆ 第7位 ★★★★☆
月額料金例 12,490円~(11年132回、頭金・ボーナス払いなし)
※2024年6月時点
29,700円~(3年36回、頭金・ボーナス払いなし)
※2024年7月時点
5,500円~(9年108回、ボーナス併用あり) 14,740円~(7年84回、ボーナス併用) 12,100円~ 6,600円~(5年60回、ボーナス併用) 14,080円~(9年108回、頭金・ボーナス払いなし)
リース料金に
含まれるもの
  • 車両本体価格
  • 自動車税
  • 重量税
  • 環境性能割
  • 自賠責保険料
  • 登録費用
  • 車庫証明手続代行費用
  • 仲介手数料
  • お客様サポート料
  • 車両のリース料
  • 自動車税・重量税・環境性能割
  • 自賠責保険料
  • 自動車登録時にかかる印紙代
  • 自動車保管場所証明書発行に必要な印紙代
  • 自動車登録代行手数料
  • 車庫証明代行手数料
  • 自動車輸送代金(契約時の住所)
  • 車両本体価格
  • 各種登録費用
  • 環境性能割、重量税、自動車税
  • 自賠責保険
  • 車検、点検
  • メンテナンス
  • メーカー保証料
  • 割引サービス
  • 車両代金
  • KINTO所定のオプション(装備品)代金
  • 登録諸費用
  • 自動車税環境性能割、契約期間中の各種税金・保険(自動車税種別割、重量税、自賠責保険料、自動車保険(任意保険)料)
  • メンテナンス費用(点検、故障修理等)
  • 車検費用
  • クルマ代(オプション含む)
  • 登録諸費用
  • 各種税金(自動車税、重量税、自賠責保険料)
  • 車両本体価格
  • 新車登録諸費用
  • 各種税金
  • 自賠責保険料
  • 車検代金
  • 車両本体価格
  • 各種諸費用
  • 税金
  • 自賠責保険料
  • 自動車リサイクル料
  • 陸送費用
  • ナビや希望ナンバーなどのオプション
  • メンテナンス費用(オプション)
リース期間 最短1年、最長11年まで1年単位 3年 1年以上~9年 初期費用フリープランの場合:3・5・7年、解約金フリープランの場合:3年のみ 1年~9年まで1年単位 3年・5年・9年 新車:9年固定、中古車:2年・4年・6年・8年から選択
走行距離制限 契約期間が6年以下:月間平均1,500km、契約期間が7年以上:制限なし 基本走行距離:月1,000km(車種により走行距離オプション追加可能) 相談 3年契約(36ヶ月) 54,000km、5年契約(60ヶ月) 90,000km ※解約金フリープラン再契約1回目含む、7年契約(84ヶ月) 126,000km ※解約金フリープラン再契約2回目含む 月1,000km、1,500km、2,000km、3,000km 月750km ※9年プランは制限なし 無制限
契約方式 クローズエンド方式 クローズエンド方式 オープンエンド方式、クローズエンド方式 クローズエンド方式 オープンエンド方式 オープンエンド方式 残価設定なし
車種の選択肢 ほぼ全ての国内メーカー(リース対象外:電気自動車、ディーゼル車、福祉車両、外国車、レクサス) トヨタ・レクサス・マツダ・三菱・スバル・ホンダ・スズキの一部車種 国産全メーカー・全車種 トヨタ・レクサスの一部車種 国産車・輸入車・EV(電気自動車)・水素自動車 メーカー問わず ※一部車種を除く 国内メーカー車の一部車種 国内メーカー車 ※一部車種を除く
新車/中古取扱 新車・中古車 新車 新車 ※ニコノリ中古車あり 新車・中古車 新車 新車・中古車 新車・中古車

カーリースおすすめ7社比較ランキング

カーリースおすすめ7社比較ランキング

本章ではカーリースのおすすめ7社をランキングにして紹介します。本サイトでのカーリースの選定方法は、以下の通りです。

  • カーリース各社の最新情報
  • プランやオプションの充実度
  • 「個人向け自動車リース取引に関する調査報告書」よりユーザーの声

カーリースには各社それぞれ異なる特徴があります。重視するべきポイントも挙げているので、ぜひ参考にしてみてください。

定額カルモくん

「おトクにマイカー定額カルモくん」は、東京証券取引所グロース市場上場のナイル株式会社が運営するカーリースです。「定額カルモくん」の特徴は以下のような特徴があります。

  • 最長11年契約で月額料金がお手軽
  • オプションが充実、組み合わせも自由
  • 取扱車種が豊富
  • いつでもネットから申し込める
  • 契約満了時に車がもらえるオプションがある
月額料金 12,490円~(11年132回、頭金・ボーナス払いなし)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両本体価格
  • 自動車税
  • 重量税
  • 環境性能割
  • 自賠責保険料
  • 登録費用
  • 車庫証明手続代行費用
  • 仲介手数料
  • お客様サポート料
リース期間 最短1年、最長11年まで1年単位
走行距離制限 契約期間が6年以下:月間平均1,500km、契約期間が7年以上:制限なし
契約方式 クローズエンド方式
車種の選択肢 ほぼ全ての国内メーカー(リース対象外:電気自動車、ディーゼル車、福祉車両、外国車、レクサス)
新車/中古取扱 新車・中古車

クルカ

「クルカ」は、最低価格保証のあるカーリースです。厳選車種のみを取り扱っているため、メーカーや車の選択肢は少なめですが、乗りたい車がある方にとっては安くリースできることが魅力となっています。

税金・車検など諸費用はコミコミ、3年以内の短期リースなので常に新車に乗り換えたい方におすすめです。

「クルカ」の主な特徴は以下の通りです。

  • 人気車種が業界最安値で乗れる
  • 短期リース
  • 自由解約型のプランがある
  • いつでもネットから申し込める
  • 車を返却する必要がある
月額料金 29,700円~(3年36回、頭金・ボーナス払いなし)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両のリース料
  • 自動車税・重量税・環境性能割
  • 自賠責保険料
  • 自動車登録時にかかる印紙代
  • 自動車保管場所証明書発行に必要な印紙代
  • 自動車登録代行手数料
  • 車庫証明代行手数料
  • 自動車輸送代金(契約時の住所)
リース期間 3年
走行距離制限 基本走行距離:月1,000km(車種により走行距離オプション追加可能)
契約方式 クローズエンド方式
車種の選択肢 トヨタ・レクサス・マツダ・三菱・スバル・ホンダ・スズキの一部車種
新車/中古取扱 新車

ニコノリ新車

「ニコノリ新車」は、販売実績や即納車の取り扱い、提携整備工場が業界トップクラスのカーリースです。ニコノリ新車は車両の残価からさらに値引きすることで、月額料金の安さを実現しています。

「ニコノリ」は全国のガソリンスタンドなどでも取り扱いがあるため、ガソリンの割引を受けられるのも魅力のひとつです。ニコノリ新車の特徴には、以下のようなものがあります。

  • 納期が早い
  • 審査に通りやすい
  • いつでもネットから申し込める
  • ガソリン代の割引サービスがある
  • メンテナンスがリース料に含まれる(オプションでメンテナンスの追加も可能)
月額料金 5,500円~(9年108回、ボーナス併用あり)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両本体価格
  • 各種登録費用
  • 環境性能割、重量税、自動車税
  • 自賠責保険
  • 車検、点検
  • メンテナンス
  • メーカー保証料
  • 割引サービス
リース期間 1年以上~9年
走行距離制限 相談
契約方式 オープンエンド方式、クローズエンド方式
車種の選択肢 国産全メーカー・全車種
新車/中古取扱 新車 ※ニコノリ中古車あり

KINTO

「KINTO」は、トヨタ自動車が運営する定額制のサブスクリプションサービスです。

自動車メーカーのカーリースは、全国のメーカー販売店で契約の相談に乗ってもらえたり、メンテナンスを受けられるのが最大の魅力。また、KINTOは任意保険料も月々のリース料に含まれているので、万が一の時も安心です。

「KINTO」の主な特徴には、以下のようなものが挙げられます。

  • 自動車メーカーのカーリース
  • 解約金フリープランがある
  • 契約者のみの特典がある
  • 任意保険料が月額に含まれている
  • オンライン相談も可能
月額料金 14,740円~(7年84回、ボーナス併用)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両代金
  • KINTO所定のオプション(装備品)代金
  • 登録諸費用
  • 自動車税環境性能割、契約期間中の各種税金・保険(自動車税種別割、重量税、自賠責保険料、自動車保険(任意保険)料)
  • メンテナンス費用(点検、故障修理等)
  • 車検費用
リース期間 初期費用フリープランの場合:3・5・7年、解約金フリープランの場合:3年のみ
走行距離制限 3年契約(36ヶ月) 54,000km、5年契約(60ヶ月) 90,000km ※解約金フリープラン再契約1回目含む、7年契約(84ヶ月) 126,000km ※解約金フリープラン再契約2回目含む
契約方式 クローズエンド方式
車種の選択肢 トヨタ・レクサスの一部車種
新車/中古取扱 新車・中古車

SOMPOで乗ーる

「SOMPOで乗ーる」は、SOMPOホールディングスとDeNAの強みを活かした株式会社DeNA SOMPO Carlifeが運営するカーリースです。

SOMPOで乗ーるは、日本マーケティングリサーチ機構による2021年2~3月期ブランドのイメージ調査、カーリース部門で3冠を達成。多くの人から選ばれるカーリースとなっています。「SOMPOで乗ーる」の主な特徴は以下の通りです。

  • 契約満了時の選択肢が豊富
  • 輸入車も利用可能
  • メンテナンスプランを自由に選択できる
  • 「Anyca(エニカ)」で自身がオーナーとしてクルマをシェアすることもできる
  • 残価保証オプション(オープンエンド方式)あり
月額料金 12,100円~
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • クルマ代(オプション含む)
  • 登録諸費用
  • 各種税金(自動車税、重量税、自賠責保険料)
リース期間 1年~9年まで1年単位
走行距離制限 月1,000km、1,500km、2,000km、3,000km
契約方式 オープンエンド方式
車種の選択肢 国産車・輸入車・EV(電気自動車)・水素自動車 メーカー問わず ※一部車種を除く
新車/中古取扱 新車

リースナブル

「リースナブル」は、新車が月々6,600円~リースできる業界最安値のカーリースです。

「リースナブル」では自社在庫を持っているためスピード納車が可能。さらに、『どのお客様もどこよりも安く新車に乗ってもらう』をモットーに月額料金も最安値です。 「リースナブル」の主な特徴として、以下のようなものが挙げられます。

  • 独自仕入れで月額料金が業界最安値
  • 保証はディーラー購入時と同様
  • 違約金なしで中途解約ができる
  • いつでもネットから申し込める
  • リース専用の任意保険がある
月額料金 6,600円~(5年60回、ボーナス併用)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両本体価格
  • 新車登録諸費用
  • 各種税金
  • 自賠責保険料
  • 車検代金
リース期間 3年・5年・9年
走行距離制限 月750km ※9年プランは制限なし
契約方式 オープンエンド方式
車種の選択肢 国内メーカー車の一部車種
新車/中古取扱 新車・中古車

ポチモ

「ポチモ」は、出光興産が運営する新車・中古車のカーリースサービスです。ガソリンスタンド大手の出光興産ならでは、契約期間中のガソリン割引サービスも魅力のひとつ。

ガソリンの割引額は1Lあたり7円と、家計に優しくなっています。また、契約満了時の選択肢は車を「もらう」か「返却する」の2パターンとシンプルなのも特徴的です。他にも、「ポチモ」には以下のような特徴があります。

  • インターネット上でやりとりが完結
  • 契約満了後必ず車がもらえる
  • 走行距離が無制限
  • 最寄りの出光でメンテナンスが受けられる
月額料金 14,080円~(9年108回、頭金・ボーナス払いなし)
※2024年7月時点
リース料金に含まれるもの
  • 車両本体価格
  • 各種諸費用
  • 税金
  • 自賠責保険料
  • 自動車リサイクル料
  • 陸送費用
  • ナビや希望ナンバーなどのオプション
  • メンテナンス費用(オプション)
リース期間 新車:9年固定、中古車:2年・4年・6年・8年から選択
走行距離制限 無制限
契約方式 残価設定なし
車種の選択肢 国内メーカー車 ※一部車種を除く
新車/中古取扱 新車・中古車

カーリースを利用するメリット

カーリースを利用するメリット

2018年に行われた公益社団法人リース事業協会自動車リース委員会の調査によると、カーリースの利用率はわずか2.6%にとどまります。しかし、同調査によるとリース非利用者でも5割以上がカーリースを認知している状況となっています。

つまり、名前は知っていても、まだ利用まで至っていない人が多くいるわけです。メリットを知ることで、利用のハードルはより下がるかもしれません。カーリースを利用するメリットは主に、以下の通りです。

  • 頭金いらずで月々定額で新車に乗れる
  • 家計管理がしやすい
  • 自分に合ったプランが選べる
  • 乗り換えやすい

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

1.頭金いらずで月々定額で新車に乗れる

カーリースでは、基本的に頭金を支払わず月々定額で好きな車に乗れます。頭金を用意しなくてよい理由として挙げられるのが、カーリースの仕組みです。

カーリースの仕組み

カーリースでは車両本体価格とあわせて、初期費用や期間中にかかる税金、メンテナンス費用などを契約月数で分割して支払います。このとき、車両本体価格は、本来の車両価格から契約満了時の想定下取り額である残価を差し引いた金額となります。残価は、自動車ローンで車を購入する際に支払う頭金と考えて差支えないでしょう。

頭金を後から支払う「残価」の仕組みによって初期費用の負担が少なくなることは、カーリースの最大のメリットといえます。

2.家計管理がしやすい

カーリースを利用すると月々の車の出費が安定するため、家計管理がしやすくなります。また、車検費用やメンテナンス費用が月額料金に含まれている場合が多いので、予期せぬ出費の心配がありません。

メンテナンスについてはオプションで選ぶタイプのリース会社があるため、事前に月額料金に何が含まれるのか確認しておくと安心です。

車を持てば、駐車場代やガソリン代など他にも費用がかさみます。カーリースなら、メンテナンスや税金の心配をしなくて良いのはメリットといえるでしょう。

3.自分に合ったプランが選べる

カーリースでは、契約期間や走行距離に合わせて、自分のニーズに合ったプランを選べます。

たとえば、少しでも月々の費用を安くしたいという方は長期契約を選べばよいですし、短いスパンで新車に乗り換えたいという方は、短期契約を選べばよいでしょう。

また、買い物や病院などの日常生活でしか車を使用しないのか、遠出する機会が年に複数回あるのかでは、月の走行距離が変わってきます。そのような、車の使用方法や走行距離によってプランを選択できるのもカーリースの魅力です。

自動車ローンのように決まった金利ではなく、自分に合ったプランを選択することで月額料金が決められることも、カーリースのメリットといえます。

4.乗り換えやすい

カーリースなら、リース期間に合わせて車を気軽に乗り換えることができます。

契約するプランによって異なりますが、カーリースでは契約満了時に以下3つの選択肢が用意されています。

  • 新たにリースを契約して、新しい車に乗り換える
  • リース契約を延長して同じ車に乗り続ける
  • 車を返却してリース契約を終了する

現金一括や自動車ローンでの購入では、「飽きた」「ライフスタイルが変わった」などの理由で新たに車を乗り換えるのは難しいでしょう。しかし、カーリースなら自分の好みやライフスタイルの変化に合わせて乗り換えることも可能です。

なお、リース会社によっては契約の最終回で残価を支払い買い取れる場合や、車自体をもらえる場合もあります。

カーリースを利用するデメリット

カーリースを利用するデメリット

カーリースは月々定額で好きな車に乗れるサービスですが、人によっては以下のようなデメリットがある可能性もあります。

  • 現金一括で購入するよりも総額で見ると高くなる可能性がある
  • 走行距離や改造などに制限がある
  • 解約金や追加費用が発生する場合がある

1.現金一括で購入するよりも総額で見ると高くなる可能性がある

カーリースでは、月々の料金に利息や手数料などが含まれるため、現金一括で購入するよりも総額が高くなる可能性があります。

カーリースにおいて、利息や手数料以外に月額料金に含まれる主な内容は以下の通りです。

  • 車両本体の代金
  • 諸費用
  • 各種税金
  • 自賠責保険
  • 車検代金
  • 消耗品交換や洗車などのメンテナンス
  • 任意保険料
  • 利息
  • 手数料

カーリースでは以上のような内容が月々の料金に含まれているため、車に関する出費が一定になり家計管理がしやすくなります。一方で、月々の費用に含まれる利息や手数料は現金一括購入では発生しない費用です。

契約方法や期間によっては、利息や手数料によって現金一括で購入するよりも総額が高くなることがあるでしょう。

2.走行距離や改造などに制限がある

カーリースでは、走行距離に上限が設定されている場合が多く、超過すると追加料金が発生します。また、ドレスアップやカスタムは禁止されている場合も多く、契約違反になる可能性があります。車をあなた好みにアレンジして自由に使いたい場合は、制限が多いと感じるかもしれません。

しかし、契約満了時に車をもらえるオプションをつければ原状回復をしなくてもよいケースもあります。このようなオプションはリース会社によって異なるので、リースしながらマイカーのように使用したい人は必ずチェックしておきましょう。

3.解約金や追加費用が発生する場合がある

カーリースでは契約期間中に解約する場合、多くのケースで解約金が発生します。また、契約満了時には、原状回復費用や走行距離精算などの追加費用が発生することもあります。これは、急に車のニーズが変わる方にとっては、負担が大きいデメリットといえるでしょう。

さらに、リース会社によっては車の返却を選んだ場合に差額精算が生じる可能性もあります。カーリース契約には2種類の契約方式がありますが、差額精算が生じるのは「オープンエンド方式」です。

カーリースの契約方式について詳しくは、後述の「カーリースの契約方式を詳しく知りたい」をご覧ください。

カーリースの選び方のポイント4つ

カーリースの選び方のポイント4つ

つぎに、カーリース会社を選ぶ時のコツを詳しく解説します。

カーリース会社選びのポイントは、月額料金の安さだけではありません。料金に含まれる内容やサポート内容を含めて、比較することが大切です。

とはいえ、比較表を見ただけではサービスの違いが分かりにくいかもしれません。そこで、以下4つのポイントに注目して比較してみてください。

  • 月額料金と契約満了時にかかる費用
  • 契約期間と走行距離
  • 取り扱い車種とメンテナンス
  • 契約満了時の選択肢

月額料金と契約満了時にかかる費用

同一の車種であってもリース会社によって月額料金が違うことがあるため、基本的には複数のリース会社を比較して料金を確認するのがおすすめです。

また、税金や保険料、整備費用など、月額料金に何が含まれているのか必ず確認しましょう。車検やメンテナンス、任意保険などは、リース会社によってオプションとして別費用がかかる場合があります。

さらに、契約満了時には走行距離精算や原状回復費用など、追加費用が発生する可能性があります。契約内容をよく確認して、あなたのニーズに合ったプランを選択するようにしましょう。

契約期間と走行距離

カーリースの契約期間は短いもので1年、長くなると11年とさまざま。あなたが契約したい期間に合うプランがあるかどうかも、押さえておきたいポイントです。

一般的に、契約の期間が長いほど月々の支払い額は安くなる傾向にあります。ただし、カーリースの中途解約には解約金が発生するので、結婚や転勤などライフステージを考慮して契約期間を選ぶのがおすすめです。

また、走行距離には上限が設定されている場合がほとんど。あなたのライフスタイルに合う、余裕を持ったプランを選択しましょう。

取り扱い車種とメンテナンス

カーリースを選ぶ際は、乗りたい車種を取り扱っているか、新車や中古車といった選択肢が豊富かどうかもポイントとなります。

たとえば、月々の安さを重視している場合、中古車の取り扱いがあるリース会社を選ぶのがおすすめです。

また、メンテナンスのオプションの有無にも注意しましょう。メンテナンスの費用は、月額料金に含まれる場合と含まれない場合があります。メンテナンスの有無によって月々の料金も変わってきますので、自身のニーズに合わせて選択するのをおすすめします。

契約満了時の選択肢

契約満了時の選択肢の豊富さも、カーリースを選ぶ際のポイントとなります。契約者はリース契約満了後に車をどうするのか、以下のような選択肢から選ぶことになります。

  • 新たにリースを契約して、新しい車に乗り換える
  • リース契約を延長して同じ車に乗り続ける
  • 車を返却してリース契約を終了する
  • 残価を支払って買い取る
  • 車をもらう

カーリースは、リース期間に合わせて容易に新しい車に乗り換えられるのが魅力です。また、近年増えつつある「車をもらえるプラン」はさまざまなリース会社で取り入れられています。

カーリース会社を選ぶポイントとして、契約満了時の選択肢の豊富さに注目するのもおすすめです。

カーリースの利用方法

カーリースの利用方法

カーリースの利用は、主に以下のような流れで行われます。ディーラーでの対面契約のほか、オンラインのみで完結する契約もあります。

カーリースの契約の流れ
  1. リース会社のウェブサイトで乗りたい車種やグレード、オプションを選ぶ
  2. 見積りを確認する
  3. 審査を申し込む
  4. プランを決めて契約を交わす
  5. 納車

カーリース契約前には月額費用の内訳を必ず確認し、毎月無理なく支払える金額か、じっくりと検討するようにしましょう。また、契約時は中途解約の条項や契約満了時の選択肢、契約満了時にかかる費用も確認しておきましょう。

オンラインでカーリース契約をする場合、車の登録に関する書類を自身でそろえる必要があります。書類作成の時間を割けない人や、書類の作成に不安がある人は、行政書士に依頼する方法もあります。

カーリースがおすすめの人

カーリースがおすすめの人

カーリースがおすすめな人の特徴として、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 初期費用をおさえたい人
  • 毎月の車の出費を安定させたい人
  • 車を気軽に所有したい人
  • 定期的に新車に乗り換えたい人
  • カスタムに興味がなくそのまま車に乗る人
  • 車検やメンテナンスが面倒だと感じる人
  • 経費で車に乗りたい人

カーリースは、車がほしいけど初期費用をおさえたい人におすすめです。また、月々の出費を安定させたい人にもぴったりのサービスといえるでしょう。

また、新車に乗り換える期間が決まっていたり、車にかかる費用を経費としたい方などにもおすすめです。

カーリースがおすすめでない人

カーリースがおすすめでない人

カーリースがおすすめでない人の特徴は以下の通りです。

  • 自己資金に余裕のある人
  • 長距離移動が多い人
  • 自由に車をカスタムしたい人
  • 急に新しい車に乗り換えたくなる人
  • 長く同じ車に乗り続けたい人
  • 車を自分のものとして所有したい人
  • 解約金や原状回復費用などが用意できない人

カーリースでは、走行距離や改造に制限があることが多いため、長距離移動が多い人や、車のカスタムを楽しみたい人にはあまりおすすめできません。

また、リース期間中の車の所有権はカーリース会社にあります。「自分の所有する車に乗りたい」と感じる人には向いていないかもしれません。

よくある質問・回答

カーリースについてよくある質問とその回答をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

カーリースとサブスクの違いは何ですか?

カーリースとサブスクは、どちらも月々定額で好きな車に乗れるサービスですが、細かく比較するといくつかの違いがあります。カーリースと車のサブスクで異なる部分は、以下の通りです。

  • サービスの主旨
  • 月々の料金
  • 選べる車の種類
  • 契約満了時の選択肢
  • 契約期間
  • 任意保険の加入方法
  • オプションの豊富さ

カーリースと車のサブスクで迷っている場合は、以上のような違いを比較して、選択することをおすすめします。

カーリースの契約方式を詳しく知りたい

カーリースの契約方式には、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」の2種類があります。

「オープンエンド方式」とは、契約時に車両の残価が公開されている契約方式です。残価を高く設定すれば、月額料金を安く抑えられるメリットがあります。しかし、返却時に車の価値が設定した残価を下回ってしまった場合、その差額を追加費用として支払う必要があります。

「クローズエンド方式」とは、残価が公開されず、リース会社が残価設定を行う方式のことです。クローズドエンド方式では、オープンエンド方式に比べて月額料金が高くなりますが、契約満了時の差額精算の必要がありません。さらに、残価の設定をリース会社に任せるため、リース会社との価値の相違やトラブルが生じる心配がありません。

カーリースの任意保険はどうすべきですか?

カーリース契約での任意保険の加入には、リース会社を通して加入する方法と、ユーザー側が保険会社を選んで加入する方法があります。

カーリース契約において任意保険は標準的なプランには含まれておらず、オプションで選択しなければなりません。リース会社を通して加入する場合は、リース会社が提携している任意保険会社のプランを選ぶことになります。

自身で保険会社を選んで加入する場合はニーズに合ったプランを選べますが、保険料や保険内容など自分に合ったものを吟味する必要があります。

カーリースは比較して自分に合ったものを選ぼう

カーリースは比較して自分に合ったものを選ぼう

あなたに合ったカーリース会社を見つけるには、各社のサービス内容を比較検討することが大切です。

カーリースは、契約期間が長くなると月額料金が安くなる傾向にありますが、ライフスタイルの変化や車のトレンドなど、途中で車を乗り換えたくなることもあるでしょう。契約期間だけでなく、中途解約の可否や契約満了時の選択肢など、長期的な視点で検討するのをおすすめします。

さまざまな視点から複数のリース会社を比較検討し、あなたに合ったカーリースを見つけてみてください。