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3代目プリウス【ZVW30】の特徴と評価(評判)、購入時のメリット・デメリットやおすすめグレードは?

最新「プリウス」中古車情報
本日の在庫数 9864台
平均価格 122万円
本体価格 7~400万円
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トヨタ プリウス
©Grigory Bruev/stock.adobe.com

2009年から2016年まで販売された3代目プリウス(ZVW30型)、これから中古車で購入しようと考えておられる方も多いのではないでしょうか?

今回は、ZVW30型プリウスをこれから購入しようと考えている方が知るべきポイントを書いていきたいと思います。

3代目プリウス(ZVW30)の特徴

白いプリウス
©yo camon/stock.adobe.com

2009年5月に、3代目プリウスとして発売されたZVW30型プリウスは、そのデザインの良さや先代モデルから進化した燃費性能や走行性能で、多くの方から支持されたモデルです。

先代のNHW20型プリウスと比べて進化した部分としては、エンジンが1,500CCから1,800CCへサイズアップし出力が向上、さらにモーターもパワーアップしたものへと進化しました。

エンジンやモーターのパワーアップにとどまらず、ハイブリッドシステムやトランスアクスルの小型化により、重量増を最低限にできた事で、当時世界最高レベルとなる、ガソリン1リッターあたり38.0Km(10.15モード)の高い燃費性能を実現しました。

バランスが取れたデザインにもとても定評があり、現行型が発売された今でも「ZVW30型のほうがカッコイイ」という意見は多く聞かれます。

そんな華々しいデビューを飾ったZVW30プリウスですが、発売から13年たった2020年での評価、先代モデルとなってしまった現在での立ち位置、競合他車種との性能差など、購入するにあたり気になる点を次項より掘り下げていきたいと思います。

3代目プリウス(ZVW30)の評価(評判)

カーインテリア
©bright/stock.adobe.com

現在、中古車販売サイトなどで検索すると、車種単体での在庫台数に関しては『プリウス』が最も台数が多い車種となります。その中で大半を占めているのが、ZVW30型プリウスです。その数字が、『新車がとてもよく売れた』事の裏付けとなっている事がよく分かります。

NHW20プリウスと比べ、外観のデザインはとてもシャープでかっこよくなりました。その一方で、「内装が安っぽい」と言う声も多く出ていました。確かに、内装にプラスチックパーツが多用され、それらのパーツは金属製のビスではなく、クリップで留まるパーツも多いため、走行中の振動による異音(ビビり音)に関するクレームが、デビュー当時から多かったようです。

そういった『質感』や『高級感』に関しては、平成22年〜販売されていた特別仕様車『S LEDエディション』や、その翌年からマイナーチェンジされてデビューしたいわゆる『後期型』から改善がされ、初期モデルと乗り比べるとかなり良くなっている印象を受けます。

後期型に関しては、質感だけではなく、シャープになったフロントフェイスや、テールランプのデザインも特徴で、前期型のプリウスを後期化する『後期仕様』もプリウス乗りから人気のカスタマイズとなっています。

さらに、2012年1月からはPHV(プラグインハイブリッド)と呼ばれる『コンセントから充電できるプリウス』が発売され、話題を呼びました。

2020年では、プラグインハイブリッドが定番となりつつありますが、当時はとても珍しいシステムでした。
通常のプリウスと比べて大きな蓄電池を装備する事で、カタログ燃費ではガソリン1リッターあたり61.0Kmの燃費を記録しています。

燃費性能に関しては、現行車種に負けず劣らずです。発売から10年が経過しても古臭く見えないデザインや、トラブルが少なく車全体の完成度も高いため、日本でも指折りの人気中古車となっています。そんなZVW30プリウスを買う上でのメリット、デメリットを次項でまとめていきたいと思います。

3代目プリウス(ZVW30)のZVW30プリウスの良いところ

車内で携帯を触る女性
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ZVW30プリウスの良いところは、デザインや燃費だけではありません。プリウスをはじめとするトヨタのハイブリッド車には、モーターを使って発電をする際に発生する抵抗を利用した『回生ブレーキ』が備わります。

そのため、一般的なガソリン車と比べ、ブレーキパッドの消耗がかなり少なくなります。ブレーキパッドを消耗するのは、止まる寸前やバッテリーが満充電に近くなり、エネルギー回生ができなくなった場合など、限られたシチュエーションとなります。
ブレーキパッドの交換頻度が低い事で、車検時などのメンテナンス費用を削減する事ができます。

さらに、エアコンのコンプレッサーや、エンジンを冷やす冷却水を循環させるウォーターポンプが電動化された事によって、ファンベルトなどのベルト類が存在しません。

こちらも車検時などに交換する必要がなくなる分、メンテナンス費用の削減につながります。
多くの台数が市場に出回った事によって、『中古パーツ』が多く出回っているのもメリットの1つです。

万が一の事故の際に、外装パーツに中古品を使って修理をすれば、修理費用を大幅に削減できる場合もあります。
事故の時だけでなく、高額な費用を伴うトラブルが起きた際にも、中古パーツを使用する事で費用を抑える事が可能となります。

カスタムが好きな方にとっても、人気車種だけあって『アフターマーケットパーツ』の豊富さは大きなメリットになります。

エアロパーツや足回りのパーツ、さらには細かい部分の使い勝手を改善するニッチな部品まで、皆さまそれぞれに合わせたカスタムができるパーツが各メーカーから販売されています。

燃費が良く、維持費も削減できる事で、浮いたお金をカスタマイズに回す事ができるといったメリットは、プリウスを所有されている方にはよく分かると思います。

ただ、『良い事』ばかりではありません。
ZVW30プリウスを選ぶ上での注意点を、次項でお話していきます。

3代目プリウス(ZVW30)を購入する上での注意点

hybrid_drivingと描かれたボタン
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ZVW30プリウスは、街中でもたくさん走っているのを見かけるせいか、発売から10年以上経過している事をつい忘れてしまいがちです。

特に、平成21年式、22年式あたりの車両には、『ハイブリッドバッテリー』のトラブルが少なくないようです。

バッテリーに関しては、走行距離に関係無く、年数での劣化が避けられないため、以前は『走行距離15万Km辺りからバッテリーに不具合が出始める』と言われていましたが、走行距離10万Kmまでに異常が発生するケースが増えています。

中古車相場でも、平成21年式、22年式は若干割安な印象です。
割安な分、ハイブリッドバッテリーの交換費用を購入資金に組み込まれたほうが、もしもの場合を考えれば安心であると言えます。

バッテリーに関しては13万の部品代金で約14万円〜15万5,000円(年式によって価格が変わります)、+取替工賃といった感じです。

昨今では『リビルトバッテリー』と言われる再生バッテリーも販売されていて、新品よりも割安での交換が可能となっています。

バッテリー以外の注意点として、『EGRバルブ』の不具合による異音が挙げられます。

EGRバルブは、ZVW30プリウスから新採用された機構で、燃費の向上に一役買ってくれる部品なのですが、排気ガスの通り道となる部品ですので、使用状況によっては大量のカーボン(不純物)が堆積してしまい、動きが悪くなる事でエンジン始動時に『ガタガタ』と異音が発生してしまう事があります。

EGRバルブに関しては、初年度登録から9年間、不具合があった場合はメーカー保証で無償での修理が可能となります。しかし、ZVW30プリウスは、発売から9年以上経過した個体も多いため、該当する場合は『有償修理』となります。

EGRバルブに関しては、部品交換ではなく、清掃する事で修理をしてくれる専門業者があり、交換よりもリーズナブルな修理が可能です。

EGRバルブの清掃だけで異音が解消しない場合もあるようなので、付随する箇所の点検も同時に行う事ができればさらに『安心』と言えます。

事例的にはそこまで多くはないかもしれませんが、該当すると高額な修理となってしまう修理をもう一つ紹介しておきます。
ZVW30プリウス前期型で、スピードメーターが曇るトラブルが、発売当初は多かったようで、当時はメーカー保証で無償修理が行われていました。

そちらのキャンペーンが現在は終了しており、現在は有償修理となるようですが、当該箇所の部品代金が約10万円と、意外と高額になります。

すでに交換が済んでいる車両に関しては問題ないのですが、未交換の場合はメーター内にカビのようなものが発生し、ひどい症状の場合は文字の識別ができなくなるほどです。

中古車をご購入の際は、外観だけでなく内装のチェックもしっかりと行っていただきたいと思います。スピードメーターは無意識に見る部分ですので、表示が汚くなると意外とストレスを感じるものです。

トラブル以外のデメリットとしては、『燃費の良さを生かせるかどうか』という観点もあります。

日頃から走行距離が多くない人の場合は燃費の良さによる節約効果を十分に発揮できません。いかに維持費を安くできるかと考える場合は、普段から車をどう使うかといった観点で分析していくと、失敗しない買い物ができるのではないでしょうか。

3代目プリウス(ZVW30)のおすすめグレード

トヨタの看板
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続いてはZVW30プリウスのオススメグレードの紹介です。基本的なグレードとしては、L、S、Gの3種類で、S、Gには台形アルミホイールやLEDヘッドライトを装備した『ツーリングセレクション』が加わります。

その中で最も簡素な装備となるのが『L』グレードです。こちらのグレードは、主に営業車や、社用車に使われる方が選ばれるグレードです。

装備が少なくなる分、カタログ燃費が最も良くなるグレードでもあります。中古車相場も最も安価となりますので、装備にこだわりがない方であれば、Lをチョイスされても問題ないと言えます。

真ん中に位置付けられるのが『S』グレード、最も普通なグレードです。後期型からは、Sグレードにはディスチャージヘッドライトが標準装備されます。ツーリングセレクションに関しては、17インチのアルミホイール、LEDヘッドライトが装備され、スタイリングはかなり良くなります。

中古車相場に関しては、Sツーリングセレクションになれば若干割高となります。純正ホイールが17インチになる事で、タイヤが消耗した際の交換費用が高くなってしまう事も、意識しておくのが良いかもしれません。
見た目にこだわりがなければ、標準のSグレードを選択するのがオススメです。

上級グレード『G』に関しては、革巻きステアリングや、シートの質感の向上などSグレードとは差別化が図られています。本革シートが装備される『レザーパッケージ』も存在しますので、もし状態が良い個体が見つかれば手に入れる価値があるグレードです。

その他にも、前期型に存在した『S LED エディション』は、Sグレードに革巻きステアリングや専用デザインの内装、さらにはLEDエディションにしか設定のないボディーカラーも存在しますので、人と違ったボディーカラーを求めるのであればオススメと言えるグレードです。

後期型にも、『S マイコーデ』という限定車が存在し、オシャレな専用内装や、こちらのグレードにしか設定のない鮮やかなボディーカラーが存在します。思わず「純正色じゃないですよね?」と聞いてしまうようなカラーもあるので、こちらも面白いグレードです。

専門店勤務スタッフここだけの話

メカニックツール
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ここからは、プリウス専門店のスタッフとして、自分でプリウスに乗った感想なども交えながら、お話していきたいと思います。現在、平成21年式のZVW30プリウスを所有して、2年半ほどになります。

走行距離は5万5,000キロ程の時に購入し、先日9万キロを超えました。1オーナー車で、前オーナーが大事にしていてくれていた事もよく分かるぐらい状態も良くて、大きなトラブルは1度もなく、今日に至ります。

メンテナンスは、スパークプラグ、オートマチックオイル、エアクリーナー、などの基本的な事以外にも、ZVW30プリウスのトラブルとして多く聞かれるエンジン始動時の異音対策として、『EGRバルブ』の清掃も先日行いました。

プリウスに乗っていて思う事は、『トラブルを起こす場所の予測が立てやすい』という事が1つ目に挙げられます。
要点を押さえてメンテナンスを行えば、予想外のトラブルがおこるリスクが非常に少ないです。

ボディーのサイズ感については、ショッピングモールの駐車場や、街中でたまに遭遇する狭い路地でも困った事はありません。この辺りはあらゆるユーザー層に合わせられた車だと言えると思います。

正直なところ、プリウス専門店で働く前はプリウスにほとんど興味がありませんでした。元々はスポーツカーが好きで、『面白くない車』のイメージが強かったのです。

しかしながら、1度所有すると一家に一台あったほうが良いと思ってしまっている自分がいます。
思い返せばスマートフォンを初めて買った時もそうでした。「こんな画面だけの端末絶対に使いにくい」と思っていたのですが、今では手放せないものとなってしまってます。

プリウスも、燃費の良さとトラブルの少なさだけでなく、ゆとりのあるラゲッジスペースやパーツが豊富な事によるカスタムの楽しさなど、たくさんの魅力がある事に気づかされました。

今では足回りの強化やボディー補強、軽量なホイールなどスポーツカー好きな自分の好みの仕様にしつつ、家族との旅行も快適にこなせる万能な仕様になりました。

これからプリウスを買う方々に言える事としては、しっかりとアフターフォローをしてくれるお店を見つけていただきたいという事です。
「購入後間も無くトラブルが起きて、修理の対応をしてもらえなかった」といった残念な相談を頂く事も、最近増えています。

中古車=安価というイメージを持たれる方も多いと思いますが、中古車に長く乗り続ける場合はそれなりに修理やメンテナンスに費用をかけなければ、いつかはツケとして回ってくるのです。

なので、相場より安い車両を見つけた場合は、『安い理由』を見つけてください。それによって、先々で必要となる経費がある程度は予測できるはずです。中古車に関しては、その車が本当にお買い得であったかどうか分かるのは、その車を乗り換える最後の時と言っても間違いではないでしょう。

燃費が良く、税金の優遇もあるプリウスは、乗るだけで節約ができてしまう車種でもあります。
お得な一方で、買い方を間違えてしまうとそれらの節約効果も一気に薄れてしまいます。乗り出した時は安かったけど『結果的に高かった』となれば、とても残念な気持ちになってしまいます。

これからプリウスを買おうと考えている方々に、できるだけ失敗をしてほしくないので、こちらの記事が少しでもお役に立てばと思います。

プリウス3代目に関するよくある質問

A

プリウスは走行距離20万キロ超えても大丈夫ですか?

しっかりとメンテナンスがされた車両に関しては、20万キロを超えても元気に走っています。長く乗り続けるためには、しっかりと愛車の状態を気にしてあげる事が第一条件ではないでしょうか。

A

ハイブリッドバッテリーを交換するタイミングの目安はありますか?

バッテリーの特性上、ある日突然異常が点灯する事が多いです。普段から燃費を気にして乗っていれば、ハイブリッドバッテリーが劣化する事による『燃費の悪化』には気づけると思います。毎日の通勤など、同じシチュエーションでの燃費の悪化を気にしてみてください。傾向としては、発売から10年以上経過した車両は、走行距離問わず警戒が必要と言えます。

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この記事の執筆者
MOBY第3編集部