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初代プリウス【NHW10/11】の特徴と評価(評判)、購入時のメリット・デメリットやおすすめグレードは?

最新「プリウス」中古車情報
本日の在庫数 9864台
平均価格 122万円
本体価格 7~400万円
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ラテン語で『先駆け』を意味する名前を授けられた世界を代表するハイブリッドカー『プリウス』の初代モデル、NHW10/11プリウス。

その存在がなければ今の自動車業界は大きく変わっていたと言えるでしょう。
そんなプリウスのルーツを少し掘り下げながら、特徴などを紹介していきたいと思います。

初代プリウス(NHW10/11)の特徴

トヨタ プリウスV
©svetlana485/stock.adobe.com

『21世紀に間に合いました』初代プリウスのCMでのキャッチコピーはとても印象的なものでした。20世紀の最後に、トヨタは先の自動車業界の核となるテクノロジーが詰まった1台を世に送り出したのです。

1997年に、量産型ハイブリッド車として世界初の自動車である『プリウス』が誕生しました。
名前の由来はラテン語で『先駆け』を意味する言葉からくるもので、その名の通り常に時代の先駆けとなる装備を与えられ進化を繰り返し、自動車業界の新時代をけん引していく存在になろうとは、誰もが想像していなかったのではないかと思います。

開発テーマには、CO2の削減をはじめとする環境問題への配慮だけでなく、車と人、車と社会、車と地球など、あらゆるものとの調和を目指すという新しいものが掲げられていました。

1番の目玉となったハイブリッドシステムは『THS(トヨタ ハイブリッド システム)』と名付けられました。
エンジンと電気モーターが組み合わさる革新的なシステムで、加速時には駆動用モーターのアシストでスムーズに加速し、減速時には『回生ブレーキ』によって発電し蓄電池に電力を蓄え、さらには信号待ちなどの停止時にはアイドリングをストップさせる事で、燃料の消費を大幅に抑える事に成功しました。

燃費としては、当時の10・15モードで28Km/Lという驚異の数字をたたき出しました。この数値は従来のガソリン車の約2倍の燃費性能で、同時にCO HCなどの有害物質を基準値の1/10に抑え、排出ガスもかなりクリーンになりました。

エネルギーを回生し、システム内での充電が可能となるので外部からの充電は不要となり、従来のガソリン車と同様ガソリンのみの給油となります。走行性能に関しても、モーターのアシストの恩恵で従来のガソリン車となんら遜色のないレベルです。

機能だけではなく、空気抵抗を考えた流線的なボディー形状や、フラット化されたフロアの恩恵で、空力性能も当時トップクラスでした。
細かい部分でも、パワーステアリングの電動化や、軽量設計のホイール、転がり抵抗の少ない省燃費タイヤの採用なども、燃費の向上に効果を発揮していました。

インテリアに関してはメインディスプレイやメーターが中心に配置される近未来的なデザインが目を引きます。メインディスプレイには、ハイブリッドシステムの稼働状況や、オーディオ画面、などの情報が表示されます。見た目だけではなく、人間工学に基づいて設置されたコラム式シフトレバーの操作性も良好です。

エコカーとしての特徴では、リサイクル性に優れたTSOP(トヨタスーパーオレインポリマー)と言われる樹脂をフロントバンパーとリアバンパー、内装のインストルメントパネルなどに採用しました。

また、防音材にも使用済み車両から再生した素材が使用されたり、環境によくないとされる鉛を含まない新素材をワイヤーハーネスの被覆に使用したり、燃料タンクも同様に鉛を使用しないアルミ鋼板を採用するなど、あらゆる部分で環境への配慮が見られました。

先進的なハイブリッドシステムをはじめ近未来的なフォルムや環境への配慮など、21世紀の車の在り方を形にした初代プリウス、世間からの評判はどうだったのでしょうか、次項で解説していきたいと思います。

初代プリウス(NHW10/11)の評価(評判)

トヨタ ハイブリッドシナジードライブ
©WDnet Studio/stock.adobe.com

『ハイブリッドカー』等ジャンルが定着していなかった時代に突如デビューしたプリウス、当初は特別な存在として見られるのも当然でした。
しかし、実際に乗った人々から聞かれる感想は『普通の5ナンバーセダン』といった言葉でした。

このような意見の背景には、ハイブリッドカーだからと言って特別な操作が必要な訳ではなく、違和感を感じる事が少ない優れた操作性能があったためです。ブレーキの感覚に多少の違いはあるとは思いますが、世界初の量産型ハイブリッド車は世間の予想を覆す『普通の車』だったのです。

『ハイブリッドバッテリー』という未知の巨大バッテリーの存在も大きな話題となりました。
万が一のトラブルの際に高額な修理が必要といううわさも出ましたが、初代モデルに関してはバッテリーが『永久保証』でした。

この取り組みは、まだまだ世の中に定着していなかった『ハイブリッドカー』の良さを多くの人々に乗ってほしいという、メーカー側の気持ちがあったのかもしれません。今となっては当たり前のハイブリッドカーですが、当時は珍しい存在だったのです。

ハイブリッドシステムによる『回生ブレーキ』の恩恵は、燃費の向上だけでなくブレーキパッドの消耗を大幅に抑える効果もあります。
減速の大半はモーターによるブレーキになるので、機械的なブレーキを使用する事が少ないためです。

こういった要素は実際に所有してみないと分からない部分もあり、購入した人々からは高評価が聞かれ、その後プリウスの根強いファンになっていったと言えます。
燃費の良さや環境性能だけでなく、未来を先取りしたような『優越感』も、当時プリウスを手にした人々は感じていたのかもしれません。

ハイブリッドカーという非常識を常識に変え、その後の自動車業界に大きすぎる影響を与えた初代プリウス。
そんな歴史ある1台と言える車両は現在でも中古車として購入が可能です。今からでも乗ってみたいという少しマニアックな趣向がある方のために、良いと思える部分や気をつけるべきポイントを、次項で紹介していきたいと思います。

初代プリウス(NHW10/11)の良いところ

トヨタのロゴ
©jcg_oida/stock.adobe.com

初代プリウスは、現代のハイブリッド車文化の始まりと言える事から、今後名車として語り継がれていく存在になる可能性もあります。きれいな状態で維持ができれば今後価値が出てくるのではないかと思います。

前期型に関しては、ハイブリッドバッテリーが永久保証であった事から、ハイブリッドバッテリーがすでに交換された車両も中古市場に出回っています。後期型に関しても、メーカーから『リサイクルハイブリッドバッテリー』が販売されていますので、そこまで心配する事はないと言えます。

コンパクトなボディーで取り回しが良く、市街地などでも快適なドライブが楽しめます。ここ最近のプリウスのサイズが大きく感じる方にもおすすめであると言えます。
運転が苦手な女性にも扱いやすいサイズ感です。

初代プリウスは、現在のプリウスのようにあらゆる世代をターゲットにしたコンセプトではなく、高級車から乗り換えた人でも不満を感じにくいような設計でした。
そのためシートも柔らかく高級感があり、内装の質感も悪くないです。

収納関係の使い勝手も、次世代の車作りを意識されていただけあり、現行車に劣らない快適さがあります。
初期型プリウスを見てもプリウスだと思わない人も多くおられるため、これから乗っても古臭く見えないのではないでしょうか。

初代プリウスを知る事で現代のハイブリッド車文化のルーツを知る事は、とても価値のある体験と言えます。
初代プリウスと現代のハイブリッド車の2台所有をしてみても、面白い発見ができそうですね。

初代プリウス(NHW10/11)の注意点

2017展示会のトヨタハイブリッド車ブース
©Panama/stock.adobe.com

デメリットに関しては、全体的に作りの甘さが見られるところです。
当時から話題になっていたステアリングの異常な振動などのトラブルや、ハイブリッドバッテリーのトラブル、インバーター側のウォーターポンプの不具合など、これから乗り始める場合はある程度修理の予算も確保しておいた方が良いでしょう。

また、トラブルを起こした場合に、当該箇所の部品が生産中止となっている場合もあります。
前期型に関してはインテリアのメインディスプレイの劣化が散見されるのですが、ディスプレイが廃盤で生産中止になっているため、新品での購入ができません。

初代プリウスは、最先端のハイブリッド車のテストドライブをユーザーに委ねると言ったような側面も見られました。前期型のみハイブリッドバッテリーが永久保証だったのも、そのためと言われております。

バッテリー以外にも作りが甘いと思える部分があります。
一つ例を挙げるとすれば足回りです。正直高速道路や峠道での安定感に若干物足りなさは感じます。ガンガン飛ばさずに、ゆっくり走るという方であれば問題がないデメリットです。

初代プリウス(NHW10/11)のおすすめグレード

初代プリウスでオススメのグレードは、後期型の『ユーロパッケージ』です。
ユーロパッケージに関しては、スピードレンジの高いヨーロッパでの走りも意識した強化サスペンションが装備されます。専用開発された14インチアルミホイールも、エレガントな雰囲気が漂いおしゃれな印象です。

さらに、リアのブレーキがドラムブレーキからディスクブレーキに変更され、リアスタビライザーも新たに装着された事で、不安だった足回りの剛性感がかなり高まっており、走りには安定感がありますので、初期型プリウスでドライブを楽しみたい!という方には特にオススメなグレードとなります。

専門店勤務スタッフここだけの話

汚れたハイブリッドバッテリーファン
©Simone/stock.adobe.com

初期型プリウスが発売された時、私はまだ小学生でした。
当時から車が好きで、特にスポーツカーが大好きだった私にとっては『不思議な車が出たな』というのが率直な意見だったと記憶してます。

そんな日から23年の月日がたち、『不思議な車』は『普通の車』になりました。
どちらかと言えば『アンチエコカー』だった私も気がつけばプリウスの魅力に取りつかれてしまったのです。

初期型プリウスが発売された時に今の年齢で、発売間もない初代プリウスに試乗ができていたら、私自身がどのように評価できたのか確かめる事ができないのが非常に残念ですが、2020年現在でも初期型プリウスに乗ると『すごい』と感じる部分が多いです。

『エンジンとモーターが力を合わせて走る』のがハイブリッド車の大まかな特徴であると言えますが、それに対してほとんど違和感を抱かない『普通の車』で、意識をしなければガソリン車とほぼ遜色ないところが、プリウスの一番優れている部分ではないかと思います。

普通に乗るだけで燃費がいい、大人4人が快適に移動できる、壊れにくい。
今思えば爆発的に普及しない訳がない性能を当時から発揮していた事に改めて感服させられます。

ハイブリッド車のみならず、21世紀の自動車文化に大きすぎる影響を与えた初代プリウス、私自身は必ず『名車』と呼ばれる存在になっていくと、強く確信しています。

初代プリウスに関するよくある質問

A

廃盤になった部品が故障した場合はどうなるのでしょうか?

優良な中古パーツを使用する、またはパーツそのものを現物修理が可能であればそう言った方法もあります。

A

最近のハイブリッド車と比べて注意するべきポイントはありますか?

駆動関係の仕組みはさほど変わりませんが、エアコンのシステムが大きく違う事は注意が必要と言えます。20系プリウスからはエアコンコンプレッサーが電動化され、アイドリングストップ時もエアコンが作動しますが、初代プリウスの場合はアイドリングストップ時にエアコンが切れてしまいます。(送風のみになります)

パネルに備わるFULLというボタンを押せば、アイドリングストップ機能を停止し、信号待ちでもエアコンが作動する環境を作る事ができます。

A

初代プリウスはセダンなので、大きな荷物は積めないのですか?

後期型では、ハイブリッドバッテリーの小型化によってトランクスルー機能が追加されました。これによって尺が長いものでも積み込みが可能となりました。荷室の使い勝手に関しては後期型に軍配が上がります。

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MOBY第3編集部