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日産パルサー・パルサーGTI-Rの歴史|中古車価格も【日本の名車】
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本日の在庫数 9台 平均価格 160万円 本体価格 65~234万円 -
目次
日産パルサー・パルサーGTI-Rってどんな車?

日産パルサー
「日産パルサー」は、日産自動車が1978年から2000年まで販売していた小型乗用車です。
4ドアセダン、ハッチバック、クーペ、ライトバンの4種類が設定されていて、ユーロテイストのスタイリッシュなデザインが評価されています。
日産パルサーGTI-R
4代目パルサーにおけるグレードのひとつ「日産パルサーGIT-R」。
コンパクトなボディでありながら2,000ccの排気量を誇り、かつては峠を疾走する姿が多く見られました。
パルサーの生みの親・日産自動車の歴史

第二次世界大戦前、日産自動車は日本の十五大財閥のひとつ日産コンツェルンの一員としてスタートしました。
創業期から先進技術の吸収に積極的で、「技術の日産」として先進技術分野の先駆的役割を果たしていきます。
1966年にはプリンス自動車工業を合併し、同車から継承した宇宙開発事業に乗り出します。
そして現在に続く1999年、フランスの自動車メーカーのルノーと資本提携を結び、日産自動車は同社の傘下に入りました。
日産パルサーの歴史

日産パルサーの誕生
日産パルサーは1978年、プリンス自動車工業から受け継いだ「日産チェリーF-Ⅱ」の後継車種として登場しました。
発売当初は4ドアセダンのみのラインナップでしたが、発売から4ヶ月後には3ドアハッチバック、3ドアクーペが、さらに2か月後には5ドアライトバンが追加されます。
モータースポーツでの活躍
日産パルサーはレース活動が活発で、クーペによるワンメイクレースが開催されました。また、1981年にはRACラリーに参戦しています。
最後の日産パルサー
2000年、日本では日産パルサーの後継車種として日産ブルーバードシルフィが誕生し、日本での日産パルサーの販売が終了します。
オーストリアおよびニュージーランドではひきつづき「パルサー」の名が使用されましたが、2006年、こちらも後継車種としてティーダが発売され、パルサーの名は世界的に一旦消滅しました。
日産パルサーの復活
2012年、日産オーストラリアはパルサーの復活を発表し、オーストラリア国際モーターショーにセダンとハッチバックを出展しました。
また、2014年には欧州日産が撤退していたCセグメントに復活することを発表し、その車種名をパルサーとしました。
2000年で日本から消えたバルサーの名は、こうして海外で息を吹き返しました。
日産パルサー GTI-Rの歴史

日産パルサーGTI-Rの誕生
1990年、日産パルサーのモデルチェンジに伴い、グレードが11種類用意されました。
そのうちのひとつであり、目玉車種でもあったのが「日産パルサーGTI-R」です。
WRC(世界ラリー選手権)の参戦を前提に設計され、日産の新しいラリーウェポンとして大きな自信と期待を持ってリリースされます。
ラリーフィールドでの走りと堅調な販売
その開発コンセプトにのっとり、パルサーGTI-Rはラリーフィールドでの活躍が期待されました。
しかし、1992年にスウェディッシュラリーで総合3位を獲得、グループNクラスでは年間タイトルを獲得するものの、競技車両としての問題が多かったことでWRCからは早々と撤退します。
一方で、1995年のモデルチェンジまで市販車は廃止されることはなく、ラリーイメージを好むユーザーから長く愛される車となりました。
日産パルサー・パルサーGTI-Rの中古車価格
日本ではすでに販売が終了している「日産・パルサー」、そして「日産パルサーGTI-R」。
中古車市場では今も根強い人気を誇っています。
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日産パルサーGTI-Rの復活?パルサー・新型の発表

2014年、日産自動車はパリモーターショー2014で、パルサーのコンセプトカーを公開しました。その名も「日産パルサー・ニスモ」。(上の画像、一番手前左側がパルサー・コンセプト)
ニスモとは、日産自動車の連結子会社の名前です。
5ドアハッチバックのスポーツタイプということで、パルサーGTI-Rの復活も期待できるのではないでしょうか。
2016年中に発売とのことですが、具体的な発売日は未定だそうです。
日産パルサー38年の歴史

今回は「日産パルサー」「日産パルサーGTI-R」の歴史と中古車価格を紹介しました。日産パルサーには40年近くにわたる、長い歴史が詰まっていましたね。
心が踊るのは、その名が一旦消えたあと、海外で復活を遂げていることです。
ロマンティックな歴史を持っている車ではないですか。その生涯を一貫してヨーロピアンイメージの小型車として販売され続けた「日産パルサー」。そして、その中でも群を抜いて「おもしろい」車である「日産パルサーGTI-R」。
興味のある方はぜひ一度試乗してみてください。きっと素敵な出会いとなるはずです。
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