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【軽自動車の税金まとめ】自動車税・重量税・環境性能割とは|2020年最新版

軽自動車にかかる税金は「軽自動車」「重量税」「環境性能割」の3つ。それぞれについて、いつ納税するのか、免税・減税はあるのか、中古車の場合は納税義務があるのかなど、疑問にお答え。エコカー減税やグリーン化特例によってどれくらい税負担が軽くなるのか、お得な軽自動車の条件や代表車を挙げて解説します。

軽自動車にかかる税金まとめ【一覧】

種類納めるタイミング税額
軽自動車税毎年3,000~12,900円
※免税・減税対象条件あり
重量税新車・中古車購入時
以降は車検ごと
5,000~6,800円
※免税・減税対象条件あり
環境性能割新車・中古車購入時1~3%
※非課税対象条件あり

軽自動車税|毎年支払う税金&グリーン化特例で減税も

軽自動車税とは、毎年4月1日に車の所有者などに対して、車検証に登録された住所を管轄する都道府県が課す税金です。

その年の4月1日午前0時時点に、該当する車の車検証に登録されている「所有者」に課税されます。ただし、割賦販売(ローンでの車購入)の場合は、車検証上の所有者はローン会社となり「車の使用者」が納税義務者となります。

普通車の場合、総排気量によって自動車税に段階が設けられていますが、軽自動車税は一律です。

ただし、「乗用/貨物」「自家用/営業用」の区別のほか、新車登録年月日、新車登録からの経年数などによって、3,000~12,900円までの開きがあります。

ここでは、一般家庭で使用される「乗用/自家用」の軽自動車の軽自動車税について解説します。

乗用/自家用 軽自動車税一覧

平成27年3月31日以前に新車登録7,200円
平成27年4月1日以降に新車登録10,800円
新車登録から13年を経過12,900円

グリーン化特例が適応されれば新車登録翌年度の軽自動車税が安くなる

軽自動車税にはグリーン化特例が設定されており、対象の新車を購入すると翌年度の軽自動車税が減税されます。これから購入する新車は、上表の「平成27年4月1日以降に新車登録」に当てはまりますので減税なしの金額は10,800円。そこから燃費基準により、25%、50%、75%と減税されていきます。

グリーン化特例の対象車両と軽減税率&税額

電気軽自動車及び天然ガス軽自動車75%軽減2,700円
乗用(2020年度燃費基準+30~50%達成車)50%軽減5,400円
乗用(2020年度燃費基準+10~20%達成車)25%軽減8,100円
乗用(それ以外)減税なし10,800円

上表の条件かつ、以下いずれかの条件を満たす車両が対象(電気自動車等を除く)

  • 平成30年排出ガス基準50%低減達成車
  • 平成17年排出ガス基準75%低減達成車(★★★★)

新車登録から13年以上経過している軽自動車は税金が上がる

環境保護の観点から、最初の新規検査から13年目を経過した軽自動車には20%の重税が課せられます。その場合の金額は12,900円/年となり、年間2,100円の増加になります。

中古車で軽自動車を買ったときに軽自動車税の月割りはある?

軽自動車税の月割りはありません。よって、軽自動車を中古で買った場合、4月1日の時点で車を所有しているか否かで、その年度の軽自動車税を全額支払うか、全く支払わなくてよいかが決まります。

例えば、3月に中古車を購入・登録すると、4月1日時点の所有者は自分となるため、納税通知書は自分の元へ届きます。しかし、4月2日以降に中古車を購入・登録した場合、4月1日時点の所有者は自分ではないため、軽自動車税の支払いは翌年からになります。

中古車の軽自動車税は0円になるタイミングで買うとお得

中古車の軽自動車は、4月2日以降の購入であればその年の軽自動車税を納める必要がありません。よって、年度末(3月)よりも年度初め(翌4月2日以降)に中古車を購入することで、その年度の軽自動車税を0円にすることができ、お得といえます。

また、新車で軽自動車を購入する場合も、何月に購入しても軽自動車税は一律なので、なるべく年度初め(4月)に近い時期に購入したほうがお得ともいえます。

売却しても軽自動車税の還付制度はない!

軽自動車税は自動車税(普通自動車)とは異なり、月割りで課する制度がないように還付する制度はありません。軽自動車を手放す際は、3月中に手続きすることで、支払った軽自動車税を損することなく使い切ることができます。

軽自動車税の納め方

自動車税の納税通知書・納税証明書
Nikm パブリック・ドメイン
出典 : https://ja.wikipedia.org/

5月のゴールデンウィーク頃に車検証に記載されている住所に納税通知書が届くので、それに従って納税します。公共料金の支払いなどと同様に銀行などの金融機関やコンビニで支払うことが可能です。

その際に領収日が押印された「納税証明書」が渡されるのですが、そちらは車検時に提出しなければならないため、大切に保管しておきましょう。万一紛失してしまった場合は、納税先の役所の税務課で再発行できます。

自動車税について詳しくはこちら

重量税|車検時に払う税金&エコカー減税制を要確認

重量税とは、新車を購入した時の「新規検査時」と2年ごとの「車検時」に支払う税金です。新規検査時は3年分、それ以外の車検時には2年分をまとめて支払います。

普通車の場合は車両重量によって重量税に段階が設けられていますが、軽自動車税は一律です。ただし、「自家用/事業用」の区別のほか、新車登録からの経年数などによって、5,000~8,800円までの開きがあります。

ここでは、一般家庭で使用される「自家用(2年車検)」の軽自動車の重量税について解説します。

自家用(2年車検) 軽自動車重量税一覧

エコカー本則税率5,000円
エコカー外かつ新車登録から12年経過まで6,600円
エコカー外かつ新車登録から13年経過8,200円
エコカー外かつ新車登録から18年経過8,800円

エコカー減税|エコカーの場合は免税または減税になる

重量税はエコカー減税制度を採用しています。エコカーの条件を満たした軽自動車は、初回検査時の重量税が免税(0円)または25%~50%の減税となります。さらにエコカーの中でも環境性能が高い車は、最初の車検時(新車登録から3年後)の重量税も免税となります。

エコカー減税の対象車両と軽減税率&税額

車両の条件初回検査時最初の車検時
電気自動車等免税免税
2020年度燃費基準+90%達成車免税免税
2020年度燃費基準+40~50%達成車 免税
2020年度燃費基準+20~30%達成車 50%減税
2020年度燃費基準達成~+10%達成車 25%

上表の条件かつ、以下いずれかの条件を満たす車両が対象(電気自動車等を除く)

  • 平成30年排出ガス基準50%低減達成車
  • 平成17年排出ガス基準75%低減達成車(★★★★)

新車登録から13年以上経過している軽自動車は税金が上がる

重量税は新規検査から13年経過または18年経過した自動車にかかる税額が上がります。13年目~で3,200円の増額、18年目~で3,800円の増額となります。

中古車は購入時に車検が残っている場合は納付不要

重量税は車検のタイミングで納税するものですので、車検が残っている中古車を購入した場合は次の車検までその車の重量税はかかりません。車検が長く残っている中古車ほど、重量税についてはお得といえます。

軽自動車の重量税の納め方

車検をディーラーや販売店などを通して行う場合は、車検費用に重量税分の支払いが含まれているため、車検を通す際に業者が支払い手続きも行ってくれます。自分で支払う場合は、軽自動車の車検や名義変更などの手続きを行っている軽自動車検査協会で該当する金額分の印紙を購入し、自動車重量税納付書に貼り付けて提出します。

環境性能割|購入時にかかる税金。自動車取得税は廃止に

環境性能割(自動車税環境性能割)は、廃止になった自動車取得税に代わるかたちで導入された税制です。新車を購入したときにかかったお金(車体本体価格+オプションなどの付属品の価格*)である取得価額に対し、非課税、1%、2%、3%のいずれかの税率がかかるものです。

*新車の取得価額=課税標準基準額+付加物の価額となるため、厳密には異なります。課税標準基準額とは、車検証記載の型式などから車種やグレードを判断し、その自動車の新車価格からおおよその値引額を引いた金額をさし、自動車税環境性能割の課税標準基準額及び税額一覧表に記載されているものを参照します

非課税となる自家用車区分

  • 電気自動車
  • 燃料電池自動車
  • 天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減、または平成30年排ガス規制適合)
  • プラグインハイブリッド自動車
  • クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合、または平成30年排ガス規制適合)
  • 2020年度燃費基準+10~40%以上達成のガソリン車・LPG車・ハイブリッドカー(平成17年排ガス規制75%低減、または平成30年排ガス規制50%低減)

1%(2020年9月30日までは非課税)となる自家用車区分

  • 2020年度燃費基達成のガソリン車・LPG車・ハイブリッドカー(平成17年排ガス規制75%低減、または平成30年排ガス規制50%低減)

価値が50万円以下の中古車の場合は非課税になる

中古車の場合は、課税標準基準額に経過年数時点の価値を加味して取得価額を算出します。その場合、経過年数は残価率によって計算されます。残価率とは、新車購入時時からの経過年数から算出された掛け率のことです。新車購入時を1.0とし、経過年数によって残価率が下がっていきます。

そのため、課税標準基準額(≒新車時の車体本体価格+オプション価格)が高額であっても、年数が経って残価率が下がり、取得価額(=現時点での価値)が50万円以下と計算された中古車は、環境性能に関わらず非課税となります。

軽自動車の環境性能割の納め方

環境性能割が反映された税金は、新車・中古車を購入する際に納めます。ディーラーや販売店から購入する場合、購入時諸費用に含まれていますので改めて納める必要はありません。

エコカー減税やグリーン化税制でどれくらい税負担が軽くなる?

エコカーの場合、軽自動車税にはグリーン化特例が、重量税にはエコカー減税が適応される可能性があります。

三菱 i-MiEV
EVの三菱 i-MiEV

最も税負担が軽くなる軽自動車の条件は、軽自動車税75%軽減かつ重量税の2回免税となりますが、それを満たすためにはEVやPHEV、FCVなどである必要があります。現在、軽EVとして販売されている現行車には三菱 i-MiEVが挙げられます。i-MiEVは軽自動車税8,100円+重量税5,000円×2回分=18,100円分お得ということになります。

ダイハツ ミライース
ダイハツ ミライース

また、そのほかの車を検討するのであれば、2020年度燃費基準+40%達成車が、軽自動車税50%軽減&重量税1回免税となり、EVの次にお得といえます。ダイハツ ミライースやスズキ アルトに、これに該当するグレードが存在します。この場合、軽自動車税5,400円+重量税5,000円分=10,400円分お得ということになります。

免税・減税率が大きい!税負担の軽い軽自動車の条件

条件軽自動車税重量税お得になる税額代表車
軽EV75%減税免税(2回)18,100円三菱 i-MiEV
2020年度燃費基準
+40%達成車
50%免税免税(1回)10,400円ダイハツ ミライース
スズキ アルト

エコカー減税やグリーン化税制の適用はいつまで?

エコカー減税やグリーン化税制は、当初の想定よりも適用期間が以下の通り延期されています。

エコカー減税2021年4月30日まで
グリーン化特例2021年3月31日まで
(2021年4月1日からは新基準が適用)

上に示す適用期間後も、さらに延長されたり、新基準が設けられる可能性があります。環境性能割は名前が紛らわしいのですが、「割引になるお得な制度」ではなく、自動車取得税制に代わる新たな税制ですので、恒久的に続くとみてよいでしょう。

中古車にエコカー減税やグリーン化税制は適用される?

軽自動車や重量税自体は中古車を保有していても定期的にかかるものですが、免税・減税となるのは新車登録時~初回車検分までの税金であることがほとんどですので、中古車にエコカー減税やグリーン化税制は適用されないと考えましょう。

むしろ、新車登録から13年以上経過しており重課の対象となっていないかを確認したほうがよいといえます。

引っ越したら軽自動車税支払いのための住所変更を

引っ越しなどで、車検証に記載されている使用者の住所が変更になった場合、軽自動車検査協会にて早めに車検証の住所変更を行いましょう。住所変更を怠ると、自動車税の納付書が新しい住所に届かなくなり、納税できなくなってしまいます。

法律では、変更があった日から15日以内に住所変更の手続きを行うことが定められています。手続きを怠った場合、50万円以下の罰金が課せられる場合があります。

【まとめ】2020年度度燃費基準+40%達成車がお得&13年以上経っている軽自動車は要注意

環境性能の高い軽EVですが、各メーカーから十分なラインナップが出揃っているとはいえません。よって、税負担が最も軽いのは2020年度燃費基準+40%達成の軽自動車であるといえます。ミライースやアルトは車両本体価格も安いので、購入~維持費までトータルコストを抑えたい人にはおすすめです。

とはいえ、もともと軽自動車にかかる税金は低く設定されているため、基準+30%達成以下の軽自動車であっても、じゅうぶん税負担は低いといえます。気をつけたいのはむしろ、購入から何年も経っている軽自動車でしょう。新車登録から13年以上経っている場合は重課の対象となり、税金が上がります。軽自動車の買い替えを検討するにあたり、13年はひとつの節目ともいえるでしょう。

車の税金や維持費についてはこちら

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この記事の執筆者
MOBY編集部