車を売却したいと考えているものの、まだローン残債があると、果たしてこのまま売れるのだろうか?と疑問に思うかもしれません。
実はローンありでも問題なく車は売れます。
乗り換え計画にあたってディーラーに車返却を相談しに行ったらローン残債100万に対して引取額50万とかで泣きそう。
50万ドブに捨てて乗り換えor5年乗って買取コースになる模様…そんなばなな………( ・ω・)— 電卓シューター (@shooting_denK) March 14, 2020


そのために事前に押さえておきたいポイントや、どのような手続きをするのかを考えてみましょう。
また、ローンありの車をよりお得に売るための方法についても解説していきますので、コツを学びましょう。
この記事の目次
【ケース別解説】ローン残債ありでも車の売却はできる
まず基本として、ローン残債がある状態でも車の売却はできます。しかし、そのローンに伴って、車の名義が誰になっているかによって、手続きに違いができますので注意が必要です。
- 本人名義
- 家族名義
- ローン会社もしくはディーラー名義
主にこれら3つのケースがありますので、車検証をチェックして名義が誰になっているかを確認すべきです。その上で、名義による違いがどんな差を生むのかを調べましょう。
一番簡単なのは本人名義です。その次に、家族名義のもので書類を作れば問題なく売却できます。
ローン会社やディーラー名義のものについては、多少手続きが増えます。しかし、売却自体はできるので心配はいりません。
目次(クリックでスクロール)
【ケース別解説】ローン残債ありでも車の売却はできる
【ケース①】本人または家族名義の場合
本人名義になっていれば、他の人から書類をもらう必要がないので、すぐに売却できます。買取会社に持ち込んで査定を受けて、そのまま売却することができます。
家族名義の場合は、その名義人の許可が必要です。同意を得られたら、その人から売買をするための委任状を作成してもらいます。
その委任状を持参して、買取会社で同じように査定を受ければ、問題なく売却できます。

-
-
【やさしく解説】車売却&買取『委任状』の書き方とダウンロード方法
車売却(買取)の際に必要な書類の1つに委任状があります。 委任状はその名の通り任務をゆだねる書面という意味があり、車売却においては車の名義変更などの面倒な手続きを買取業者に依頼する際に必要になります。 ...
続きを見る
【ケース②】ローン会社・クレジット会社・ディーラー名義の場合
ローンを組んだ銀行やクレジット会社、ディーラーの名義になっている場合は、多少複雑になります。
というのも、その車の所有者は、少なくても書類上は名義人であるローン会社となっているからです。
そのため、そのままでは勝手に売却することはできません。


事前に許可を得る必要があります。売却したお金でローン残債の支払いが終われば良いので、基本的には許可されることが多いです。
そのため、まずは買取会社にその旨を説明して、ローン会社に連絡して売却ができるかを確認しましょう。
ただし、銀行のマイカーローンの場合は、いろいろなルールが設けられていることがあります。
注意ポイント
自由に売却&買い替えするには「所有権解除」
車を自由に売却できる権利を持っているのは所有者のみです。そのため、他人名義になっている場合は、まず名義人の所有権を解除しなくてはなりません。
そのために、所有者を自分に換える必要があります。事前に名義人の許可を求めた上で、売却代金の受け取りが終わった後にそのための手続きをします。


所有権解除の必要書類一覧
書類名 | 入手先 |
自動車検査証(車検証) | 車の中 |
印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内) | ・コンビニ ・役所 |
委任状 | ・買取店 |
自動車納税証明書 | ・役所の窓口(軽自動車) ・自宅(普通自動車) |
実印 | ・自宅 |
車のローンが残っている時の売却方法
ローンありの状態だと、ローンを完済していないと売却はできません。そこで、どのようにしてローン残債をなくすのか、2つの方法に分けて考えることができます。
目次(クリックでスクロール)
車のローンが残っている時の売却方法
【方法①】車のローン残債を一括完済する
最もシンプルな方法は、ローン残債分を現金でまとめて入金してしまうというものです。貯金をするなどして資金を調達して完済すれば、ローンはなくなります。
後はローン会社からローン完済証明書をもらうだけです。一括完済すれば、名義がローン会社になっているとしても、すぐに自分のものに変更できます。

【方法②】車買取店の査定額&買取金でローン残債を返済
事前の一括返済が難しければ、とりあえず車買取店に買い取ってもらい、そのお金をそのままローン返済に充てることもできます。
実質的に売却代金からの差し引きとなり、お金の出し入れの面倒がなくなります。


-
-
スマホで今すぐ車査定【アプリ7選】買取相場がわかる《2023年最新》
愛車を手放す際に気になるのが、「それがいくらで売却できるのか?」ではないでしょうか。 もちろん高く売れるに越したことはありませんが、買取業者によって査定額にけっこうな差が出ることも珍しくないのが判断を ...
続きを見る
買取業者が名義変更やローン返済を代行するからまず査定
このように、ローン残債がある状態でも、ポイントを押さえておけば問題なく売却が可能です。ただ、手続きなどが複雑そうで、自分にはできないかもと思うかもしれません。
しかし、買い取り業者がすべての手続きを代行してくれるので、心配はいりません。
ポイント
【ローン残高<売却額】査定額の方が高いケース
ローンの残高よりも、査定額の方が高いケースとは、たとえばローン支払いが50万円残っているものの、査定額が100万円となったという状況です。
50万円は返済のために使いますが、残りの50万円は自分のものとなります。
そのため、高い査定額が付けば、ローンを完済してもまだ手元に残るお金が出てくるわけです。

【ローン残高>売却額】査定額の方が低いケース
50万円の査定額に対して、ローン支払いが100万円残っている場合など、査定額の方が低くなることもあります。その場合、足りない50万円は自分で支払うしかありません。
【解決策①】残りのローンを現金で払う
査定額が低くて、ローン支払いが終わらない場合、一番楽なのは手持ちの資金を使って一括現金支払いをしてしまうことです。
ローン負担がその時点でなくなりますので、その後は楽になります。ただし、手持ちの現金がないとか、融通してくれる人がいないと取れない方法ではあります。


【解決策②】他の金融機関でローンを組む
現金支払いができない場合、足りない分を他の金融機関でローンを組んで支払いをすることができます。
金融機関によっては、ローンの一本化や借り換え目的のために貸してくれることもあります。
ただし、新たなローンを申し込む際には審査がありますので、パスしないとこの方法は使えません。

【解決策③】新しく購入する車に残債を上乗せする”オーバーローン”
3つ目の方法は「オーバーローン」というもので、車の買い替えをする人向けの方法です。
残債分を、新たに購入する車のローンにプラスして、新しいローンとして支払っていくというやり可です。
ローンを一つにまとめられるので手間がなくなりますし、商品によっては金利が安くお得になることもあります。
ポイント
《重要》ローン残債がある車は売却先を徹底的に厳選する
どのようなやり方をするにしても、売却する時には買取店をしっかりと選ぶべきです。お店により査定額が変わってくるからで、できるだけ高く売れるところを探しましょう。
目次(クリックでスクロール)
ローン残債がある車は売却先を徹底的に厳選する
【おすすめ度:低】ディーラー店の下取り
買取をしてもらう選択肢の一つが、車の買い替えを行うディーラーで下取りをしてもらうというものです。
新車の購入価格を割り引くなど、交渉によって柔軟に調整してもらえるのがメリットです。
しかし、買取専門のお店ではないので、全体的に純粋な買取金額は低めとなることが多いです。


【おすすめ度:中】車買取専門店
車買取を専門としているお店だけあって、車種やカラー、グレードなどに応じて適切な査定額を付けてくれます。
また、状態やオプションなどのプラス査定をしてくれる可能性も高くなります。


車買取専門店であっても、1つのお店だけで査定をしてすぐに決めてしまうのはおすすめできません。
【おすすめ度:高】車一括査定で買取額アップ
車一括査定サービスとは、1度愛車の情報などを入力すれば、登録しているたくさんの車買取店が査定をしてくれるというものです。
複数の会社から合い見積もりを得られるので、より高い査定を獲得できます。業者としても、他の業者がいることを知っているため、少しでも高い金額を付けようとします。
こうした競争が生じているサービスなら、買取額アップを狙うのにはベストの環境と言えるでしょう。

知らないと損するかも!?
車を高く売るなら『車一括査定』
車一括査定サービスなら、たった一度きりの申し込みで複数の買取店に査定依頼できます。
本来なら買取店を自らまわって相見積もりを取って価格交渉するところを、自然に買取店同士が競合して査定額を吊り上げてくれます。
例えば3社競合した場合、各買取店は他の業者以上の買取額を提示しないと売主から選ばれません。
業者間が自然に競合状態になるため、あなたは特に何もしなくても査定額がどんどん高くなっていきます。
- 愛車を高く売りたい方
- リアルな査定額を知りたい方
- 交渉が面倒&苦手な方
- 時間と手間を費やしくない方
このような方には必ず利用してほしいサービスです。
【2023年6月最新版】
車一括査定おすすめ人気ランキング《3選》
カーセンサー | MOTA車買取 | カーせる | |
運営企業 | リクルート | MOTA | カーせる |
掲載業者数 | 1000社 | 350社 | 13000社以上 |
大手買取業者 | 〇 | △(一部参加) | 〇 |
同時査定依頼数 | 30社 | 20社 | 1社 |
業者選択 | 〇 | × | × |
入力時間 | 約1分 | 約1分 | 約1分 |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 |
連絡 | メール希望可 | 営業電話なし | 営業電話なし |
【1位】カーセンサー おすすめ
おすすめ理由
- 同時査定依頼数30社は業界No.1
- 大手の競合会社が多く高額査定率も高い
- メール&電話時間も指定可
当サイト編集部が車一括査定サービスで最もおすすめしているのがリクルート社運営の『カーセンサー』
買取業者数が1000社を超え、ビッグモーターやアップル、カーセブンなどの大手中古車買取店もほぼ網羅しています。
同時査定依頼も30社と業界最多のため、最も査定額が高い業者を選ぶ幅も広がります。

高価買取を目指すならカーセンサー以上のサービスにはまだ出会っていません。編集部が太鼓判を押す車一括査定サービスです。
1000社以上が参加!!
『カーセンサー』
【2位】MOTA車買取
おすすめ理由
- 高額査定3社のみと交渉
- しつこい電話営業一切なし
- 最大20社が査定するため高額査定に期待
『MOTA車買取』は最大20社がネット上で査定し、その中から高額査定の3社(最大)のみと売主が交渉する車一括査定です。
上位3社のみが交渉権をもつため、買取業者からの営業電話ラッシュはありません。
「査定額は知りたいけど営業電話は極力減らしたい…でも高く売りたい」という方におすすめの車一括査定です。
高額査定3社のみ交渉!!
『MOTA車買取』
【3位】カーせる
おすすめ理由
- オークション形式と一括査定を提案
- オークション提携業者13000社は業界No.1
- 上場企業が100%出資する
老舗オークションの株式会社オークネットが100%出資する子会社が運営する『カーせる』
車両検査の専門機関(AIS)が出張査定し、あなたの愛車情報が全国13000社に一斉送信。
査定はAISが行うので査定は1回のみ、複数業者からの営業電話もなくカーせる1本のみです。
当然ながら、入札する業者が多いため査定額が高くなる可能性がグンと上がります。
オークション形式なら!!
『カーせる』
まとめ
ローン残債がある状態でも、車の売却は十分可能です。
名義人が誰になっているのかを確認し、必要な手続きとローン残債の支払いを行えば、それほど難しくなく売却や買い替えができるのです。
お得に売却するには査定額が高いところを探す必要があります。そのためにも、業者同士の競争がある車一括査定のサービスを利用するのがベストです。
賢くこのサービスを使って、高額売却を狙いましょう。

-
-
【2023最新】車一括査定おすすめランキング9選!体験でわかる査定の裏側
車を手放す時、どんな方法で売るかによって売却金の結果は大きく変わってきます。 これは人気の車種や比較的年式の新しい車だけでなく古い車、10万km以上走っている車まですべての車に当てはまります。 やんち ...
続きを見る