MOTA車買取は「2度目に選ばれる一括車買取査定」というフレーズを掲げています。
一般的な車一括査定とは違ったサービスを提供しており、「車一括査定は高く売れるけど、しつこい営業電話でうんざりした」といった経験のある方におすすめできます。
MOTA車買取の利用の流れは車をストレスなく売ることができ、かつ高額売却を実現しやすい仕組みになっています。
この記事の目次
MOTA車買取のサービスは他の一括査定サイトとどこが違う?仕組みを解説
MOTA車買取はMOTAという会社が運営しています。一括査定サービスのほかにも新車・中古車の購入支援サービスやカーリース、車両情報サイトなど車関連のサービスを幅広く提供しています。
車一括査定サイトは数多くあり、その数は20社を超えています。
そんななかMOTA車買取はユニークな一括査定を提供しています。今からサービス内容について詳しく見ていきましょう。
そもそも「車一括査定」とはどんなサービス?
MOTA車買取のサービスを解説する前に、車一括査定の基本的な仕組みを説明しておきます。
一括査定というのは車両情報を入力するとそのユーザーに合った買取業者を複数紹介されて一括で査定依頼できるサービスのことです。
査定額というのは業者ごとで大幅に異なります。高額買取を狙いたい方は査定額を比較するのは絶対に必要です。
しかし自分で業者を探すのは手間がかかりますし、所有する車を欲しがっていて高値をつけてくれそうな買取店を自力で調べるのは困難です。
そこで一括査定サービスが役に立ちます。
車一括査定は車を売る時に最も高く売れる方法と言い切ってもおかしくないほど優れたサービスなのですが、ただその仕組み上、デメリットと感じる点もあります。
MOTA車買取のメリット①「営業電話ラッシュがない」
一括査定サイトに参加している買取業者は自社だけでなく複数の他社が査定することも知っています。
こういう仕組みなので業者間で競争意識が働いて、自社で契約してもらえるように査定額もアップしやすいのが特徴。
できる限り買取額を高値にもっていく交渉をこちら側が必死にやらずに済むのは一括査定の大きなメリットといえるでしょう。
一方、その競り合いの仕組みがユーザーにとってデメリットになることがあります。
査定依頼された業者からすれば他社よりも査定の順が遅れるほど、契約を逃してしまう可能性も大きくなります。場合によっては、査定する前に他で契約が決まってしまってキャンセルされることも。
こういう事情からサイトでの申込み直後からいち早く査定のアポをとろうとする業者が多くいます。これがいわゆる、口コミなどでよくみられる営業電話のラッシュです。
ただ、こういうデメリットが話題になり、迷惑な営業電話をかけさせないように取り組んでいる一括査定サイトも多くなりましたし、電話ではなくメールでの連絡を希望できるサイトもあります。
MOTA車買取については高額査定をつけた3社だけとやりとりする仕組みになっています。詳しくは利用の流れの部分で解説します。
MOTA車買取のメリット② 実地査定の前に概算査定額が分かる
一般的な車一括査定では申込み後、実地の査定になりますが、MOTA車買取ではまずWEB上で買取業者による入札があります。高値の査定額を提示した3社だけがユーザーと交渉できる仕組みです。
そのため連絡があるのは最大3社のみです。
これにより実地査定の前に概算査定額を知れるのが特徴です。
車のリアルな買取相場をスマホで把握でき、その買取相場の感覚をつかんだうえで実際の交渉に移れます。業者の提示する金額が高いのか安いのか判断できずに不安になることも避けられます。
MOTA車買取の利用の流れ
MOTA車買取の利用の流れをまとめると次のようになります。
- 車両情報や個人情報を入力
- 翌日の18時に査定結果(WEB上の入札結果)が開示
- 高額査定の3社から電話で連絡が入る
- 査定の日取りを決めて実地の査定
MOTA車買取の大きな特徴は申込み後の翌日に査定結果が分かるという点です。ふつうの一括査定とは違って、2段階で査定する流れです。
最大20社がWEB上で査定を行いますが高額査定の3社以外の業者も知ることができ、もし気になった業者があれば実地査定の候補に入れておくこともできるようになっています。
高い査定額をつけた3社からは電話で連絡が入りますがほかの業者からは一切営業電話がかかってきません。この点はほかの車一括査定とは大きく異なる所で、画期的なシステムといえるでしょう。
MOTA車買取の申込みの流れ
次に、申込みの流れを見てみましょう。
まずはサイトから車両情報や個人情報を入力します。
- メーカー・車種
- 年式
- グレード
- 車体色
- 事故歴
- 走行距離
- 売却希望時期
事故歴の項目では「なし・修復済・未修復」を選ぶようになっています。青文字の「修復歴とは」をクリックすると「バンパーをこすった程度では『修復歴あり』」に該当しません」と記載されてますがよく分からない場合は調べておいた方がいいでしょう。
修復歴とは自動車の骨格部分の交換や修正をした経緯がある車両が該当します。
- 氏名
- 郵便番号
- メール
- 電話番号
- 連絡希望時間帯
連絡希望時間帯も選ぶことができます。午前中から夜は21時まで選択可能です。
「+任意項目の入力で愛車の買取額UP!!」を押すと以下のような内容が表示されます。
MOTA車買取では最初にWEB上でオークションのように入札をするため、車両情報を詳しく知らせておいた方が査定額がアップする可能性が大きくなります。
- ローン残債
- 装備・状態
- コメント
- 乗り換え検討
- 型式
- 車台番号
- 車検期限
- 排気量
- 乗車定員
- ドア枚数
- 燃料
- ミッション
- ハンドル
- 写真(最大6枚)
選択項目だけでなく写真を撮影してアップすることもできます。
このように詳細な情報を送ってことでWEB上で提示される査定結果と実地の査定が大幅に違ってしまうことも避けやすくなります。
MOTA車買取に加盟している買取店はどんな業者?
MOTA車買取の加盟店は449社となっています。(※2022年12月時点)
大手から地域密着型の買取店まで様々なタイプの業者と提携しています。サイト内では業者の一覧が紹介されているので業者情報も以下のように調べることが可能です。
できれば大手の買取業者に査定してもらいたいという方もいるでしょうが加盟店のなかには、
- ガリバー
- アップル
- カーセブン
- ユーポス
- ラビット
といった業者がありました。
地域密着型の買取業者も充実しているので多様なタイプの買取店で査定したいという方に特におすすめできます。
MOTA車買取の買取価格相場・実績ランキング
MOTA車買取の公式ページでは買取実績の多い自動車のランキングも紹介されています。
車種だけでなく年式や走行距離など詳しい車両情報とともにどこの業者が買い取ったのかなどリアルな査定実績を知ることができます。
『MOTA車買取』と「車一括査定サイト」をサービス内容で比較
車一括査定サイト | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
カーセンサー | ナビクル | ズバット | Carview | |||
運営会社 | リクルート | エイチーム | ウェブクルー | Carview | ||
提携買取業者数 | 1,000社 | 55社 | 295社 | 300社以上 | ||
同時査定依頼数 | 30社 | 10社 | 10社 | 8社 | ||
業者選択 | 〇 | × | 〇 | 〇 | ||
入力の時間 | 約1分 | 約1分 | 約1分 | 約1分 | ||
利用料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | ||
連絡 | 多い(メール可) | 少ない | 多い | 多い | ||
対応地域 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 |
ふつうの車一括査定は申し込むと実地査定となるので、紹介される複数の業者に査定依頼することになります。
表内の車一括査定サイトはどれも有名で評判の高いところばかりですが、依頼できる買取業者の選択が不可なサイトもあります。
依頼できる数もばらばらでカーセンサーが30社と最も多いです。ただ、査定依頼の目安は3社~5社、多くても7社くらいでいいです。
お住いの地域によっても紹介される業者数は違うので、あまりに少ない場合にはサイトを併用する方法もあります。
MOTA車買取の場合はまず入札で高額査定を出した業者3社が選ばれるため、どれくらい依頼するべきか、どの業者を選ぶべきかと悩まずに済むのがメリットです。
MOTA車買取は車売却の手続きをできるだけシンプルにしたいけれども高値の買取を目指したいという人向きです。
提携業者数 (2023年1月時点) |
|
カーセンサー | 1000社以上 |
MOTA車買取 | 400社以上 |
カービュー | 300社以上 |
ズバット | 250社以上 |
ナビクル | 100社以上 |
車一括査定サイトを利用するにあたって提携している業者数は大事なポイントになります。
業者が充実していればそれだけ車に高値を出してくれる業者とのマッチング率も高くなります。
表を見てもらえばわかる通り、カーセンサーは1000社以上と業界最多。規模が1社だけ違います。
次に多いのがMOTA車買取。ほかの車一括査定とは仕組みが違いますが、MOTA車買取のサービス内容でも提携数は大事です。

※カーセンサー申込画面で実演
ちなみに「営業電話」に関してはカーセンサーであれば業者とのやり取りを「メール希望」と指定することはできます。
ただし、自動的に電話をかけるシステムを採用している業者もあるので完全にメールのみでやり取りできないこともあるので注意が必要です。
カーセンサーは業者選択も可能なので、たくさんの業者との連絡を避けたいけれど車一括査定は利用したい場合、MOTA車買取、次にカーセンサーがおすすめです。
『MOTA車買取』と「オークションタイプの買取サイト」
車一括査定のほかにもオークションタイプの買取サイトというものがあります。
オークションタイプについても、MOTA車買取のように多くの業者とやり取りする必要はありません。
ユーカーパックを知っている方も多いでしょうが、このサイトはオークションタイプの買取サイトです。
ユーカーパックを例にして利用の流れを見てみると、
- ユーカーパックの担当者と査定日時を決める
- ユーカーパックの担当者が査定
- 査定結果をもとにネットオークションに出品
- 買取店の入札額を比較して売却先を決定
- 必要書類や買取金の支払いなどユーカーパックが仲介
車一括査定では業者ごとに査定を行いますがユーカーパックだと提携する査定員が1回だけ査定を行い、その車両データをもとにオークションに出品する流れです。
オークションタイプの買取サイトでは査定やオークションへの出品、買取金の支払い、必要書類の手続きと全てサイト側が仲介してくれます。
オークション形式であれば本当にその車を欲しいと思わなければ入札はしませんし、他の業者と競り合う買取方法です。
人気の車種であれば高値で落札される可能性も大きいですし、一見ニーズのなさそうな車でも全国各地の業者がオークションに参加しているので、その車を欲しがる業者と出会いやすいです。
オークションタイプの買取サイトでもやはり、参加している業者の数はポイントになります。
オークション参加業者数 (2023年時点) |
|
カーセンサー | 5000社以上 |
ユーカーパック | 8000社以上 |
楽天Carオークション | 2000社以上 |
カーせる | 13000社以上 |
ちなみに『カーセンサー』にも車一括査定だけでなくオークションタイプの買取サービスがあります。
表内の『カーせる』は他の3社に比べて有名ではありませんが、オークションの参加業者数を見るとカーせるがダントツで多いです。
オークションタイプのデメリットは以下の通り。
- 入札結果が出るまでは買取金額が分からない
- 売却まで時間が長い
業者対応にこだわるならオークションタイプの買取サイトもありですが、サービスの仕組み上、高価買取を実現しやすいのは車一括査定の方です。現物を見て直接交渉できた方が査定額アップの動きが活発になりやすいからです。
ここまでの内容をまとめると、MOTA車買取はちょうど車一括査定とオークションタイプの中間にあるサイトと言えるでしょう。
とことん高額買取を狙うならカーセンサーのような一括査定がおすすめですが、業者との対応は少なめにおさえたい方には車一括査定とオークションタイプの良いとこどりをしたMOTA車買取が使いやすいでしょう。
MOTA車買取の口コミ&評判
最低3社に絞られるので、一括査定直後のしつこい電話営業はほぼナシ。その後の交渉のスムーズさは、買取店によって異なる。
一括査定のようにジャンジャン電話が来ることもなく、非常にスピーディかつ確実に売却できました。
スピード感あり、査定先3店舗に絞られて交渉が楽だった! MOATを利用して非常に良かった、大いに満足(少し得した感あり!)
地元の買取店を紹介していただきました。 MOTAを利用しなければ、大手買取店で安く売る事になったと思います。 大変満足しています。
予想以上の金額で買い取ってもらえました。
連絡が来るのが上位の3社だけなので煩わしさが無かったです。 ディーラーよりも高く、スピーディーに売却できたので満足しています。 登録も簡単で使いやすかったです。 周りで車の売却を考えてる人が居たら勧めたいと思います。
スピーディに買取業者が見つけられた。他社で見積するより高く査定していただけた。
今まで、何台も車を購入してディーラーの下取ばかりでしたが、初めて買取業界を利用しました。MOTAさんは良いシステムだと思います。必要最低限の業者様からしか電話は来ないし、良い買取店ばかりでした。 機会があれば、また利用させていただきます。
SNSや口コミサイトで調べてみましたが、MOTA車買取の口コミは見つかりませんでした。
口コミ・評判を知りたい方は公式ページの「ご利用者の口コミ」をチェックしてみてください。公式ページ内ですが、良い口コミだけでなく評価の低いものもきちんと記載しているので参考になるでしょう。
MOTA車買取に関するQ&A
MOTA車買取に関する疑問と回答を見ていきましょう。
① MOTA車買取を利用するメリットは?
MOTA車買取のメリットをまとめて挙げると次の通りです。
- ネット上で最大20社の入札額が分かる
- 最大3社のみの実地査定なので手間が少ない
まずWEB上の入札でお車のリアルな買取相場が分かります。そのうえで3社に実地査定してもらうので、自分で3社だけに査定依頼した場合とは事情が全然違います。
またその3社は他社も査定することを知っているので、買取店同士が競い合い、最初にWEB上で提示された査定額よりも買取結果が高くなる可能性もあります。
② 「MOTA車買取」と「ふつうの車一括査定」と「オークションタイプの買取」結局どれがおすすめ?
車を売る時に一番何を優先させたいかで利用するサイトを選ぶのがいいでしょう。
- とことん高額買取派:カーセンサー
- 査定額にこだわりたいけど業者対応はラクがいい:MOTA車買取
- 買取額よりも気楽に売ることを優先したい:オークションタイプの買取
高値で売るためにはなるべく多くの業者に査定してもらい、交渉することが必須になります。
そのためには実地の査定で最低でも3社、できれば5社前後~7社ほどには車を見てもらいたいです。
同日同時刻に業者を集めて合同査定をすれば、さらに競争が活発になって査定額がアップしやすいです。
MOTA買取は最初にWEB上で入札をしている分、実地の査定ではそれほど大きく査定額がアップしない可能性もあります。
こういったことを考えると、最高額を狙うならカーセンサーの車一括査定です。
ちなみに上の画像にあるように廃車や事故車を売りたい場合には廃車専門の買取店である『カーネクスト』がおすすめです。
③ キャンセルすることは可能?
入札された概算査定額を見て査定依頼をキャンセルはできます。
実地査定でも金額に納得いかなければ断ることはできます。もちろんキャンセル料など費用は発生しません。
ただし、売買契約を結んだ後のキャンセルについては注意が必要です。
売買契約を結んだ後でも車を引き渡す前ならキャンセルできる業者もありますし、キャンセル自体を認めていない業者も。業者ごとで対応は異なります。
業者の規約に違反すればキャンセル料や違約金が発生する場合もあるのでキャンセル規約についてはしっかり確認しておきましょう。
④ MOTA車買取は手数料はかかる?
MOTA車買取の利用は無料。
査定料、キャンセル料や成約時の仲介手数料などいっさいかかりません。
⑤ 買取金はいつ振り込まれるの?
入金の対応は業者によって異なります。一般的な話になりますが3日から1週間くらいで見ておくといいでしょう。
⑥ ローン残債ありの車も売却することができる?
ローンが残っている車でも査定・買取はできます。
申し込みフォームにも「ローン残債」の項目があるので必ず「あり」と選択しておきましょう。
⑦ MOTA車買取を利用する時にはどんな必要書類を用意する?
普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) |
〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 |
△ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |
軽自動車の場合では必要書類が少し違いますし、住所変更や姓が変わった場合には追加の必要書類がいります。
なにか分からない点があれば契約した買取業者に相談するといいでしょう。
まとめ
この記事ではMOTA車買取について解説してきました。
MOTA車買取は車一括査定ですが、最初にWEB上で買取業者による入札があり、高値の査定額を提示した3社だけがユーザーと交渉できる仕組みになっています。
これにより、たくさんの買取業者と連絡を取り合って査定を比較する必要がなくなります。車一括査定のデメリットといわれている大量の営業電話も回避することができます。
最初にWEB上で入札形式をするのはオークションタイプの買取サイトとよく似ています。オークションタイプではそのサイトで査定を行い、その車両情報をもとにネットオークションに出品する流れです。落札されたあとにもサイト側が手続きを仲介してくれます。
オークションは直接業者とやり取りする必要はなくなりますが、買取業者が現物を見て査定・交渉するわけではないので車一括査定の方が査定額がアップしやすいです。
MOTA車買取はちょうど車一括査定とオークションタイプの中間にあるサイトと言えるでしょう。
たくさんの業者との連絡を避けたいけれど車一括査定は利用したい場合、MOTA車買取、次にカーセンサーがおすすめです。
高額査定3社のみ交渉!!
『MOTA車買取』