
愛車を高く売る方法として、今やすっかりお馴染みの車一括査定。
しかし、本当に高く売れるのか、何かトラブルに巻き込まれるんじゃないかなど、車一括査定を利用することに不安を抱いている方も少なくないと思います。
数ある車一括査定サイトの中から今回選んだのは、口コミの評判も良く、当サイトでもランキング1位の『カーセンサー』。
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【2023最新】車一括査定おすすめランキング9選!体験でわかる査定の裏側
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この記事の目次
今回売却するのは
11年落ち『日産エクストレイル』
今回実際に査定を行う車は、平成22(2010)年式、走行距離約60,000kmの日産エクストレイルで、グレードは20X エクストリーマーXです。
年式の割に走行距離が少なく人気のSUVではあるものの、年式がやや古いため、売却額はあまり期待できないのではないかという一抹の不安はあります。
だからこそ、少しでも高く売れるように車一括査定を利用することにしました。
▼売却する車の情報▼
メーカー車種 | 日産 エクストレイル |
グレード | 2.0 20X エクストリーマーX 4WD |
年式 | 平成22(2010)年式 |
走行距離 | 〜60,000km |
ドア数 | 5ドア |
ハンドル | 右ハンドル |
燃料 | ガソリン |
ミッション | オートマ |
駆動方式 | 4WD |
排気量 | 2000cc |
次回の車検時期 | 令和4(2022)年8月 |
本体色 | ヒマラヤンカーキ |
事故歴 | なし |
車の状態 | 目立ったキズ無し |
型式 | DMA-NT31 |
大量の電話を覚悟しつつ
カーセンサーで車一括査定を申し込み

※車一括査定後の営業電話の様子
車買取の一括査定で懸念されるのは、申し込み直後から鬼のように掛かってくるという営業電話です。
しかし、カーセンサーではメールのみの連絡を希望することで、電話の数をグッと減らすことができます。

※カーセンサー申込画面で実演
この点は、カーセンサーが人気となっているポイントでもあります。

申し込んだのは夜21時過ぎだったため、その日のうちに電話が鳴ることはなく、掛かってきたのは翌日の朝。
朝9時頃から営業電話が次々と掛かってきます。

営業電話を受ける体制を整えておけばそれほど大変ではない

※車一括査定後の営業電話
通勤中に電車をいったん降りる羽目になってしまいましたが、電話の内容は基本情報の確認と査定日時を決めるだけで、特別難しいやり取りは一切なし。
査定当日の順番も電話が繋がった順ですんなり決めることができました。
ポイント
ただ、1社だけ「どうしても1番に査定させてほしい!」とゴリ押ししてくる業者があったため、その業者だけ希望日前日の夜に査定してもらうことにしました。
しかし、後々このやり取りが一括査定の闇を垣間見ることに繋がります…。
その1社以外はこちらの希望を受け入れてくれ、比較的スムーズに時間を決めることもできました。




申し込み直後から殺到する営業電話を減らす方法

メール連絡のみを希望するには、カーセンサーのトップページから基本情報を入力して「お客様の情報を入力してください」の項目まで進み、
最下部にある「任意項目:売却希望時期など」をタップ。

「連絡希望時間帯」の入力欄に「メールでの連絡のみ希望」と記入します。
ポイント

ただし、メール連絡のみの希望を記入したからと言って、100%電話を避けることは不可能。
なぜならこの項目は「連絡希望時間帯」を入力するのが本来の目的だからです。
注意ポイント

候補になった9社のうち7社から査定を受けることに

カーセンサーでは、最大30社に査定依頼を出せるとなっていますが、今回出張査定の候補になったのは9社。
▼査定申し込み先の買取業者9社(順不同)▼
① | くるなび 本店 |
② | ラビット |
③ | 西東京中古車買取査定センター |
④ | カーディーラーオンリーワン |
⑤ | オートトップス |
⑥ | ビッグモーター |
⑦ | カーセブン |
⑧ | オートバックス車買取専門店 |
⑨ | 昭和メタル |

出張査定に至らなかった2社については、1社はタイミングが合わず電話を取ることができませんでした。
もう1社は電話がかかってくることなくメールのみだったため、出張査定には至りませんでした。

【実録】
車一括査定カーセンサーの体験レポ

【査定1日目】査定時間は1社あたり20~40分
まず査定に訪れたのは「1番に!」と強く希望していたA社。





【査定2日目】思っていたほど大変ではなかった
さて、次の日は朝10時からほぼ1日がかりの査定がスタート。
- 朝10時に最初の業者が訪問査定
- 11時に次の業者が訪問査定
- 12時にその次の業者が訪問査定
このような具合に、1時間間隔で査定日時を設定しました。


最後の業者の査定が終わる16時過ぎまで、丸1日査定だけで終わってしまったという印象もなく、思っていたほど大変ではありませんでした。
査定に訪れた営業マンは好印象な方ばかり

今回の査定では、様々なタイプの査定士さんが出張買取に来てくれました。
- ビシッとお洒落なスーツに身を包んだ小綺麗な若者
- 作業服のままの見るからにベテランさん
- 話し方がフレンドリーで話しやすい方
訪れた営業マンたちは皆さん好印象で、高圧的な態度の方も居ませんでした。

また、前日夜のA社と同じようにゴリゴリの営業トークで即決を迫ってくる場面もありましたが、あとに次の業者が控えていたこともあり、居座られて困ったということもありません。

車一括査定を使ったことですんなり査定が終了
結果を先に少しお話すると、最終的に3社目のC社の査定額が最高値だったのですが、4社目以降ではその価格を伝えただけですんなり身を引く業者までいました。

車一括査定を利用して査定を申し込むと、買取業者もその状況は事前に把握しています。

相場より高い『112.5万円』で売却!
いざ愛車の引き渡しへ

すべての業者から査定を受け、査定額が出そろったところで売却を決めたのは3社目のC社。
他の業者が出してきた査定額が平均80~85万円だったのに対し、相場より30万円程度高い『112.5万円』だったので売却を決めました。
査定結果
- 車両契約金額:1,113,400円
- リサイクル預託金返金分:11,600円
- 査定結果(合計):1,125,000円
売却決定の意志は、査定当日の夕方に電話で伝え、さっそく車の引き取り日を決めることになります。
通常、売却決定から引き渡しまで数日から1週間程度という情報は事前に知っていたのですが、業者と筆者の都合をすり合わせた結果、引き取りはなんと査定日翌日の夜!(笑)

事前に必要書類は用意しておくのがおすすめ
引き取り当日は、まず業者と契約書を交わします。

用意しなければならなかった書類は印鑑証明のみ。

普通&軽自動車 売却時の必要書類一覧 |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
実印 | 〇 | – | |
認印 | – | 〇 | |
印鑑証明書 | 〇 | – | 発行後1ヶ月以内のもの×2通 |
自動車検査証 (車検証) |
〇 | 〇 | 現住所、氏名の確認が必要 |
自賠責保険証明書 | 〇 | 〇 | |
自動車納税証明書 | 〇 | – | 有効期限の確認 |
軽自動車納税証明書 | – | 〇 | 有効期限の確認 |
振込口座情報 | 〇 | 〇 | |
リサイクル券 | 〇 | 〇 | |
住民票 | △ | △ | ※住所変更が一度の場合 |
戸籍の附票 または住民票の除票 |
△ | △ | ※住所変更が複数回あった場合 |
戸籍謄本 | △ | △ | ※結婚などで姓が変わっている場合 |
各買取店で作成する書類 (※準備必要なし) |
|||
書類 | 普通 | 軽自 | 備考 |
譲渡証明書 | 〇 | – | |
委任状 | 〇 | – | |
自動車検査証記入申請書 | – | 〇 |



注意ポイント
印鑑証明書は、作成後6か月以内のものでよかったのですが、平成17年4月1日からは、作成後3か月以内のものに限られることになりました。ご注意願います。
最終確認後"約7日で代金の振り込み"確認

その後のスケジュールは、引き取り後数日以内に最終的な検査を行い、メーター改ざんや事故、水没などの瑕疵が無いかの確認が行われます。

売買契約に基づいて買い主へ引き渡された目的物に、引渡しを受けたときには分からなかった瑕疵(欠陥やきず)があった場合、売り主が買い主に対して負う責任をいう。たとえば中古車を購入したところ、購入時には容易にみつけることができない不具合がエンジンにあり、買い主(購入者)が修理しなければならなかった場合には、買い主は売り主に対して修理に要した費用を損害賠償として請求することができる。さらに修理をしても運転に支障があって使用できないときは契約を解除することができる。売り主に過失があったかどうかは問わない。
※引用:コトバンクの「瑕疵担保責任」




実際に利用してみて分かった
車一括査定『4つのポイント』
今回実際にカーセンサーの車一括査定を利用し、複数の買取業者と話したことで、さまざまな気づきや発見がありました。

【ポイント①】相場はある程度決まっていて売却するタイミングが重要


タイミングで有利なのは、車の乗り換え需要が世間的に高まる3月や9月の少し前、2月~3月上旬と8月~9月上旬。
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販売店の決算が関わることもあり、販売する中古車を確保するため買取相場全体が押し上げられるそうです。
【ポイント②】すべての査定見積もりが出るまで即決しない
今回納得できる査定額を引き出せた要因として、たまたま査定を行ったのが3月上旬だったことも良かったのかもしれません。

【ポイント③】高すぎる査定見積もりは再査定に注意
結果的には全く問題なく終えることができたわけですが、最高値を出したC社の後に訪れたD社は、C社の査定額を伝えるや否や再査定の可能性を心配していました。
再査定とは、査定見積もりを出したにも関わらず、車を引き取ったあとになって査定額を引き下げる行為で、実際の再査定のトラブル事例はこちらで掲載しています。
知り合いの車の査定に立ちあって交渉。なぜか買取契約後に20万減額の電話があった。中古車だから後から修復歴が見つかったらしい。いや、査定の段階で見つけてよと知り合い激怒。売るのを拒否したら元々の査定額でokとのこと。
どゆこと??— マロン (@bochibochiikode) July 18, 2022
また、再査定が厄介なのは、査定額が下がってしまうだけではありません。
新たな査定額に納得できないからと車の返却を申し出た場合、高額なキャンセル料や回送費を請求される場合があることです。


【ポイント④】高値を付けてくれる業者はトータルで好印象だった
今回売却したC社では、万が一引き取り後に瑕疵が発見された場合、減額ではなく車を返却すると決まっており、減額査定は無いという確約があったことも大きな安心材料でした。

あくまでも結果論ですが、査定額はもちろん、担当者の身なりや口調、さらに査定中の姿勢を含めトータルで好印象なC社に売ることになったのは必然だったのかもしれません。
国内最大級
『車一括査定カーセンサー』
3つのメリットを徹底解説
今回初めてカーセンサーの車一括査定を利用してみたわけですが、ここで改めてカーセンサーの特徴と3つのメリットをお伝えしておきましょう。
カーセンサー3つのメリット
- 「カーセンサー」にしかない大手9社の車一括査定
- 最大で30社からの査定結果と査定申込み時の業者選択が可能
- メール連絡を指定でき、営業電話を減らすことができる

車一括査定でもっとも懸念される営業電話の問題も、解消することができます。


車一括査定『カーセンサー』
まとめ

- 申し込みと同時に鬼のように営業電話が掛かってきた
- 査定に来た業者がなかなか帰ってくれない
このように車一括査定に対してネガティブな不安を持っている方も多いと思います。


査定を依頼する業者も選択できるため、居座ってなかなか帰らないなど、ユーザー口コミであまり評判の良くない業者を避けることもできます。
さらに、数ある車一括査定の中でもカーセンサーは登録業者の多さがトップレベル。

今回売却したC社は、いわゆる業界でも大手と言われる業者でしたが、大手だから査定額が高くなるとは限りません。
車種や車の程度によって得意とする業者が違うため、幅広い業者に査定してもらうことはより有利な査定額を引き出す可能性を高くできる大事なポイント。

車一括査定『カーセンサー』
【実録】買取額90万以上引き上げた交渉術

【実録】当サイト編集部が実際に行った売却交渉術を限定公開中。
絶対に損しない、ディーラーより90万円以上も査定額を引き上げた極意をすべて教えます(※期間限定公開のため削除する可能性あり)。