新車の納期も時間が掛かる車種が多くなっています。
新しい車が必要だけど予算があまりなく、どうにか安く車に乗れる方法を探しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では「車を安く買う方法」について詳しく解説していきます。
- 新車は交渉で安く車を購入できるのか?
- 新車を安く購入できる方法はあるのか?
- ジモティーで中古車を購入するリスクは?
徹底調査したので、少しでも安く車を買いたい!という方はぜひ参考にしてください。
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中古車を安く買う方法
車を安く購入する選択肢として、まず最初に出てくるのは中古車のローン購入でしょう。
特に、フルモデルチェンジ後の車種では旧モデルの車両価格が落ちやすいため、中古車を安く購入できる絶好のタイミングと言えます。
しかし、人気の車種は中古でもなかなか価格が下がりませんし、モデルチェンジするタイミングと、車を購入するタイミングが合うとはかぎりませんよね。
そこで、中古車が購入できる下記の手段について、メリットやデメリットを調べました。
- ジモティー
- メルカリ
- ヤフオク
- 中古車販売サイト
- オークション代行
結論から言うと、ジモティー、メルカリ、ヤフオクでは中古車販売業者から買うよりも安く車を購入できる可能性がありますが、個人売買では状態の悪い車に遭遇するリスクから、あまりおすすめできません。
ジモティーであれば現物の確認ができますが、メルカリやヤフオクではオンライン上での車の確認ややりとりしかできず、購入時に「なんか思っていたものと違う」とトラブルに発展する可能性も出てきます。
さらに、
- 各種税金
- メンテナンス費用
- 陸送費
といった車体の価格以外にもかかる費用があり、名義変更など、費用面や登録や手続きなど自分でしなくてはいけない項目が多いです。
各種税金に関しては、下記の料金がかかってきます。
税金 | 金額 |
---|---|
重量税 | 0〜73,800円 |
自動車税 | 25,000〜110,000円 |
自賠責保険料 | 13,210〜30,170円 |
印紙代 | 1,100〜1,800円 |
名義変更手数料 | 3,500円 |
中古車販売店からの購入であれば、こういった手続きも業者が全てやってくれます。しかし、個人売買においては上記費用を自分で支払う必要があるので手間が掛かります。
個人売買で中古車を購入した際に必要となり得るメンテナンスの各項目については、以下の通りです。
メンテナンス項目 | 内容 | タイミング | 費用(目安) |
---|---|---|---|
エンジンオイル | 交換 | 6ヶ月、走行距離5,000km | エンジンオイル:1,800〜9,000円 工賃:無料〜5,000円 |
タイヤ交換 | 交換 | 4〜5年ごと | タイヤ: 2,000~130,000円/1本 工費:1,000~10,000円 |
オイルフィルター | 交換 | オイル交換2回に1回 | 工費:無料~2,000円 ※別途オイルフィルター代が必要な場合あり |
ブレーキオイル | 交換 | 1〜3年ごと | ブレーキオイル:2,000円 工費:無料~4,500円 |
バッテリー | 交換 | 2〜4年ごと | バッテリー:4,000~50,000円 工費:無料~3,300円 |
エアクリーナー | 交換 | 2年 走行距離20,000kmごと |
エアクリーナー:2,000円 <交換工費:無料~500円 |
タイヤローテーション | ローテーション | 走行距離 5,000〜10,000kmごと |
工費:2,000~5,000円 |
これらのメンテナンスは個人で実施するのが難しいので、ディーラーや整備工場に依頼する必要があります。
さらに、実施時期がバラバラなので、把握が困難です。
また、陸送費は地域によって異なります。
- 同一都道府県、近隣県(2〜3時間):1〜2万円
- 遠方(5〜10時間):3〜10万円
陸送費を安くするために、近隣に住んでいる方から購入しようとすれば、その分購入できる車の幅が狭くなってしまいます。
そういった問題を防ぐのであれば、中古車販売サイトを活用しましょう。中古車販売サイトであるグーネットでは試乗できる車もあるので、実際に見て購入を決めたい人にもおすすめです。
また、複数のお店で見積もりを出してもらうことで、安く購入できる確率も高くなります。
もちろん、中古車購入においてお店選びはとても重要なので、お店の対応、店内の雰囲気といった感覚的な要素、販売している車の状態、保証内容などの現実的な要素からも判断しましょう。
ジモティーで中古車を安く買う
画像引用元:ジモティー公式サイトより
ジモティーは、格安で欲しいものを手に入れることができる地域の情報掲示板という立ち位置で、利用料や手数料は不要です。
個人の出品者が多いですが、出品されている中古車を調べてみると中古車販売業者が登録している車両もあるので、中古車販売サイトと変わらないように感じます。
2022年11月時点では、約13万台を超える中古車が掲載されており、47都道府県全てを網羅しています。
国産車以外に輸入車も購入できるので、ラインナップは幅広いですね。
ジモティーで中古車購入する場合の注意点としては、車両本体価格以外にかかってくる費用は何か、を把握しておくことです。
- 陸送費
- 税金(重量税・取得税・自動車税)
- 法定費用
- 名義変更手数料
といった別途費用が発生するので、商品ページの諸費用を確認し、不明点があれば販売者に確認するようにしましょう。
ジモティーで中古車を購入する手順としては、以下の通りです。
- 車の状態を確認する
- 売買に同意し、売買契約書を締結する
- 名義変更手続きに必要な書類を準備する
- 車の引き渡し・支払いをする
- 名義変更をする
- 任意保険の手続きをする
- 掲載料、登録料、手数料が一切かからない
- 住んでいる地域ごとに検索できる
- 実際に現車確認ができる
- チャット機能で気軽に連絡できる
ジモティーで購入するメリットとしては、各都道府県ごとに取引相手がいるので、実際に現車を確認できる点が挙げられます。
加えて、チャット機能を使ったやり取りによって、気軽に質問できるのも安心できますよね。
一方で、デメリットとしては
- 安価な車、無料の車も多く掲載されているので、整備面に不安が残る
- ドタキャンや急に連絡が取れなくなるリスクあり
- 中古車はクーリングオフができない
などが挙げられます。
掲載されている車の中には、1万円以下の中古車や無料の車もあり、購入後に修理や点検をしなければならない、といったケースも多いようです。
また、無料で利用できるサービスであるため、急に連絡が取れなくなる可能性もあります。ジモティーで中古車を購入するのであれば、売買実績の豊富な評価の高い販売者を選ぶようにしましょう。
もうひとつの注意点としては、中古車はクーリングオフができないという点です。
購入手続きの後に、返品や返金することはできません。慎重に判断して、購入を検討しましょう。
メルカリで中古車を安く手に入れる
画像引用元:メルカリ公式サイトより
メルカリは、無料で使えるフリマアプリで、不要になったものを売買することが可能です。
登録費や利用料も一切かからず利用できるサービスで、利用者数も2021年に2,000万人達成するなど、大きなプラットフォームとして知名度を上げています。
メルカリで販売されている商品のジャンルは幅広く、近年では中古車のカテゴリーまで設けられるようになりました。
メルカリで掲載されている中古車台数はおよそ1,000台を超えており、バイク、国産車、輸入車まで幅広く販売されています。
メルカリで中古車を購入する手順としては、以下の通り。
- 車の状態を確認する
- 自動車の発送方法と引き渡し日を決める
- 自動車を引き取るまでに必要書類を準備する
- 名義変更の手続きを行う
- 受け取り評価を行う
- ユーザー数が多いため、車の選択肢が豊富
- 仲介手数料が不要(販売手数料は10%かかる)
メルカリは有名なプラットフォームとして知られており、ユーザー数が多く、掲載されている車種も幅広いです。購入者にとっては、購入できる車の選択肢が豊富な点はメリットと言えるでしょう。
また、メルカリではユーザー同士が直接取引を行うので、仲介手数料が発生しません。
注意点としては、取引が成立した場合は販売手数料として10%が引かれるので、販売手数料分を上乗せした金額で販売する、などの工夫が必要です。
一方で、メルカリで中古車を購入するデメリットとしては、
- 質の悪い売り手、買い手が存在する
- 販売価格をめぐってトラブルが起きかねない
- 現物の確認が難しい
の3つです。
メルカリで販売されている商品の中で、中古車は高価格帯の部類に入ります。
そのため、実際に手元に届いた車が掲載されていたものと違う場合、ユーザー間のトラブルに繋がる可能性が高くなります。
そもそも、個人売買の大変さを理解できていないユーザーも多いので、実績のある高評価ユーザーを選ぶようにしましょう。
また、ネットで掲載されているので、実際に車の状態を確認できない点もデメリットと言えます。
ヤフオクで中古車を安く手に入れる
画像引用元:ヤフオク公式サイトより
ヤフオクは、日本最大級のネットオークション・フリマアプリで、安心安全な取引を売りにしています。
掲載されている車両は6万台を超えており、トヨタ、ホンダといった国産車から、メルセデスベンツ、BMWなどの輸入車まで幅広く取り引きされています。
ヤフオクで中古車を購入する手順としては、下記の通りです。
- 欲しい中古車を見つけて状態を確認する
- 入札〜落札をする
- 車の輸送手配をする
- 代金を振り込む
- 納車〜各種手続きをする
自分の目で車を確認したい場合は、事前のやり取りで現物確認できるかを確認しておきましょう。
また、入札前に車の状態を確認しておくことで、落札後のトラブルを防ぐことができます。そのためにも、販売者が住んでいる地域を確認することが大切です。
- 中古車販売店よりも安い価格で購入できる可能性がある
- 市場に出回っていない珍しい車と出会えることもある
ヤフオクでは中古車販売店より安い価格で販売されている車もあります。
一般的な販売店では、人件費や広告費などの価格が上乗せされているので、その分価格は上昇します。
しかし、ヤフオクでは人件費や広告費がかからないので、人件費や広告費がかからない分、安い価格で購入することが可能です。
また、生産・販売を終了した車も掲載されているので、中古車販売店で出会えない車と巡り会える可能性もあります。
反対に、ヤフオクで中古車を購入するデメリットとしては下記の4つ。
- 悪質な出品者と出会う可能性もある
- 車両本体以外にかかるお金が多く、結果的に支払う価格が高くなる
- 安く購入できる分、整備面等で懸念事項あり
- 車庫証明の申請や、名義変更の手続きが必要
安く購入できる分、サービス面が不十分な販売者もいます。
- 整備なし
- 保証なし
- 内外装の清掃が行き届いていない
- 修復歴の有無が不明
加えて、車両本体価格以外に必要な出費もあるので、必ずしもお得というわけではありません。
もし、悪質な出品者が整備不良の車を販売していたとしたら、購入後に修理を行わなければならず、メンテナンスに多くのお金がかかるでしょう。
車庫証明の申請、名義変更の手続きも購入者自身で行う必要があるので、出品者から受け取る書類に不備がないか確認することが重要です。
中古車販売サイトで安く買う
画像引用元:グーネット公式サイトより
インターネットが普及した近年、中古車を検討する際に最も利用されているのが中古車販売サイトでしょう。そんな中古車販売サイトとしてよく利用されているのは、グーネットやカーセンサー、車選びドットコムなど。
中古車検索サイト人気ランキングで上位を獲得しており、グーネットとカーセンサーに関しては、それぞれ50万台以上の中古車を有しています。
車選びドットコムは、グーネットとカーセンサーと比べると少し劣りますが、20万台を超える中古車からとっておきの一台を探すことができます。
中古車検索サイトの特徴としては、その豊富な車両台数もさることながら、自分が欲しい車の情報が手に入りやすい点でしょう。
メーカーやモデル・グレードはもちろん、販売エリア、価格帯、年式、走行距離、修復歴など、細かい情報をもとに車を検索できます。
中古車検索サイトのメリットは、下記の3つ。
- 欲しい中古車の条件を絞って検索できる
- 購入にかかる費用の計算がしやすい
- 車両価格以外にかかる金額も提示してある
細かい条件を設定して中古車検索できるので、自分が欲しい車に出会いやすいのが大きなメリットです。
加えて、購入に必要な金額の計算もできるので、総額が算出しやすいのも良い点でしょう。
車両価格だけでなく、その他に必要となる金額も掲載されているので、購入を検討した段階で値段が大きく異なる、といったトラブルは起きづらいです。
一方で、中古車サイトのデメリットは以下の3つ。
- 人気車種は競争率が高く、売り切れやすい
- 自動車の細かい状態を確認しにくい
- 値段が安い分、保証が不十分な場合がある
中古車販売サイトはネットで気軽に検索できるからこそ、条件が良い人気車種はすぐに売り切れてしまうことも多いでしょう。
また、ネットに掲載されている写真でしか確認できないので、細かい状態の把握が難しいのはデメリット。中古車販売サイトであっても、価格ばかりに気を取られていると「安物買いの銭失い」になりかねません。
つまり、安いものには必ず裏がある、ということです。
グーネットやカーセンサーなどの中古車サイトには、多くの業者が参入しています。グーネットやカーセンサーを運営しているのは大手企業なので、つい安心感を抱いてしまいますが、実際に車を登録・販売しているのは中小企業の中古車販売店です。
他の商品より安く見せて購入してもらおうと、業者間で価格競争が起きますが、価格を安くする過程で整備や保証をつけない業者もいます。
購入者側としては少しでも安い商品を買いたいものですが、支払い総額に含まれているサービス内容を確認せずに購入した場合、後からトラブルに発展することがあるので注意しましょう。
オークション代行で安く買う
オークションとは、オークションサイトに出品された商品に買い手が価格を提示して入札し、最高値をつけた人が落札できる仕組みです。
入札状況を常に把握しておかなければいけないため、落札できるまで気が抜けません。
この工程を代わりに行ってくれるのが、オークション代行です。
自動車のオークションでは、参加するために古物商許可証が必要なので、一般の人は参加できません。
よって、オークション代行業者に頼んで車を出品、落札するのが一般的です。
市場に出回っていない車が取引されている場合もあるので、どうしても欲しいレアな車がある場合は、オークション代行を活用すると良いでしょう。
さらに、オークションは入札形式なので、比較的安い価格で落札できる可能性もあります。
オークションは販売店を経由していないため、コスト削減できる分、安く手に入りやすいです。
一方で、自分の目で現物を確認できないので不具合やトラブルに遭遇しかねません。
- 納車後に欠陥が見つかった
- 提示されていた条件と異なる
また、オークション代行業者を通して購入する場合は、入札手数料が別途かかります。入札するたびに手数料が発生するので、入札回数が多くなると、その分費用が増えます。
業者によって入札手数料は異なりますが、一般的に1,000〜10,000円が相場です。
条件に合う車がオークションで人気があり、落札できないことが続くと手数料がかさむ可能性もあります。他にも落札料や輸送料もかかってくるので、頭に入れておきましょう。
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■関連記事:中古車のおすすめカーリース徹底比較!軽自動車を5000円で利用する注意点も解説
新車を安く買う方法
ここまで、さまざまな中古車を安く買う方法について説明してきました。
とはいえ、やはり新しい車に安く乗りたい、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、新車を安く購入する方法についても紹介していきます。
結論からお伝えすると、新車を安く買う方法は限られており以下の2つが挙げられます。
- ディーラーで安く買う
- 新古車を安く買う
ディーラーでの購入は、最も一般的な新車の購入方法です。しかし、このディーラーでも、購入時期や交渉次第で安く購入することが可能です。
ネットで購入する方法と違って、販売者と直接関わることができます。
何度も通うことで関係性が築けて交渉しやすくなりますし、セールに関する情報も得やすくなります。加えて、ディーラーオプションの値引きや、ディーラーローンを組むことでお得に購入することも可能です。
また、新車を安く購入するもうひとつの選択肢として新古車の購入もおすすめ!
新古車とは、新規登録した状態の車のことを言います。新古車といっても、状況によってはほぼ新車と変わらない状態の車が多いです。名義変更に別途費用がかかりますが、新車に比べて安く購入できるのが利点です。
それぞれの購入方法について、さらに詳しく解説していきます!
ディーラーで安く買う
ディーラーで安く買うのであれば、決算期が近づいた2〜3月が車購入の狙い目です。
大手自動車ディーラーは、一般的な会社と同じく3月が決算期であることが多いです。
ディーラーとしては、売上げを伸ばしたいので2〜3月を狙って価格交渉すると、他の時期と比べても価格を下げてもらいやすくなります。
もし、車両本体の価格を下げるのが難しいのであれば、オプションの値引き交渉をしてみましょう。
また、購入する際に自分が持っている車を高く売ることで新車購入費用を抑えられます。
この時に注意して欲しいのが、ディーラーでの下取りだけで決めないことです。
基本的に、ディーラーでの下取りは中古車買取業社に比べて、買取価格は高くありません。そのため、少しでも高く売りたいのであれば、複数の買取業者から見積もりをもらうようにしましょう。
車一括査定を行うと、下取り予定車の売買を得意とする業者が見つかります。
ただし、ディーラーで下取りに出す車が系列の自動車メーカーの車であれば、買取査定額ではなく新車の購入価格の割引で反映してくれるケースもあるのです。
そのため、ディーラーで新車を購入する際には、下取りと割引きについても、営業マンに相談すべきでしょう。
下取り査定額がさほど高くなく、新車での割引も期待できない場合には、やはり中古車買取店で売る方が高く売れることが多いでしょう。
一括査定でも、サイトによって査定をお願いする業者一社ずつと連絡を取る必要はないので、依頼側の負担はほとんどありません。
さらに、業者同士が競い合うので、こちらから交渉をしなくても高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
なるべく面倒な手間をかけずに高く車を売りたい方は、ぜひ車一括査定を活用してみてください。
新古車を安く買う
新古車は、比較的新車に近い状態でありながら、新車より低価格で購入できます。
新古車に該当するものとしては下記が挙げられます。
- ディーラーの展示車
- ディーラーの試乗車
- 登録済み未使用車
展示車であれば走行距離が10km未満であることが多く、試乗車であれば概ね3,000〜5,000km走行時点で販売される場合が多いです。新車よりは遥かに安く、中古車に比べたら遥かに状態が良い車と言えますね。
「登録済み未使用車」とは、ディーラーが販売実績を作るために、自社で登録を行った車。登録、販売のための移動に使われるだけなので、走行距離は数10km程度の場合がほとんどです。
車両登録をしていない車が新車であり、新古車は車両登録を済ませた車のことをいいます。
新車の場合は購入決定後に販売業者が発注してから生産を行いますが、新古車はすでに登録を済ませているので、納車までの期間が短いのもメリット。
しかし、新古車購入では自由にグレードやオプションを選べないので、新車と比べて購入の自由度は下がってしまいます。
グレードやオプションにそこまでこだわりがなく、少しでも安く購入したい方におすすめ。
結論:車を安く買う方法としてカーリースが一番おすすめ
ここまで中古車を安く買う方法、新車を安く買う方法について、それぞれご紹介してきました。
しかし、どちらの方法でも頭金、登録諸費用、税金、保険などのまとまった出費が必要です。
品質が悪い中古を買って、すぐに壊れたらどうしよう…
いくら安くても、乗りたくない新車で我慢したくない…
といった不安な気持ちもあるでしょう。
車を購入するためには、初期費用でまとまった金額が必要となるため、ある程度貯金しておかなければなりません。
「金銭的に余裕はないけど、どうしても車が欲しい!」
という方にとって、車購入はハードルが高くなります。
そんな方には、頭金がかからず、月々定額で新車に乗れるカーリースがおすすめです。
カーリースでは、車両本体価格、登録諸費用、税金、保険を含め、メンテナンスや車検などのサービスも毎月定額で受けることができます。
中古車購入の際の故障リスクも、カーリースであれば保証がついているため安心。
カーリースってデメリットが多いんでしょ?最終的には返さなければいけないみたいだし…
という方は、ぜひ次の見出しをご覧ください。
大手でおすすめのカーリースを比較した記事を参考にしてください。
カーリースおすすめランキング18社徹底比較!口コミや評判が良くて安いのは?
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車に安く乗るならカーリースがおすすめ
初期費用を大きく抑えて、車に安く乗るならカーリースがおすすめです。
カーリースとは、自分が乗りたい車を一定期間、月々定額で乗れるサービス。
頭金なし、税金や諸費用も月々の支払いに組み込まれているので、突発的な出費がかかりません。
カーリースでは、
- 車両本体価格
- 各種登録諸費用
- 環境性能割
- 重量税
- 自賠責保険料
- 自動車税種別割
などがリース料金に含まれており、業者によってはメンテナンスや車検なども付いてきます。
- 貯金が少なくても好きな車に乗れる
- メンテナンス、車検、税金、保険などが月々の支払いにコミコミである
- 申し込みから納車までネットで完結する
- 契約満了時の選択肢が豊富である(返却、乗り換え、期間延長、もらえる、など)
- 中途解約可能、走行距離制限なしのプランもある
カーリースでは金銭的なメリットはもちろん、面倒な手続きが少ないのも良い点です。
車選びから契約までオンラインで完結するものが多いので、ディーラーなどで車をチェックしておけば購入や手続きで実際に店舗に足を運ぶ必要がありません。
また、契約満了時の選択肢も多く、自分のライフスタイルに合わせて自由に選べます。
最終的に車をもらえるプランであれば、走行距離制限もないので、走る距離を気にせずにドライブを楽しめます。
新車リース、中古車リースから選べるので、それぞれの特徴を踏まえた上で選ぶようにしましょう。
- 長期契約できる
- グレードやオプションが自由に選べる
- 保証期間が長い
- 納車までの期間が短い
- 新車リースより安い価格で車に乗れる
- 高年式車両であれば、ほぼ新車と近い状態で乗れる
■関連記事:カーリースおすすめランキング18社徹底比較!口コミや評判が良くて安いのは?
次に、車を購入する上でのデメリットについて触れておきます。
- 維持費がかかるまとまった資金が必要
- 車両によって任意保険料が高い
- 個人売買の際は登録に手間がかかる
- 車検用のパーツ購入費がかかる
車の購入で一番ハードルが高いのが、まとまった資金の調達、維持費などの金銭面でしょう。
ローン購入では頭金を支払う必要がありますし、車両本体価格に加えて車の維持費もかかってきます。
- 登録諸費用
- 税金
- 保険料
- メンテナンス費用
- 車検代
毎月支払うものから定期的に支払うもの、突然出費がかかるものまで様々です。
さらに、ジモティーやオークションなどの個人売買では名義変更をする必要があるので、購入以外の手間がかかってきます。
その分、カーリースは全てコミコミで毎月支払う金額が一定なので、突然大きな出費が必要になることはありません。
頭金も必要ないので、まとまったお金が用意できない人や貯金を大きく崩したくないという人は、カーリースの利用がおすすめです。
新車の購入とカーリースを比較
ここでは、ホンダN-BOXを新車で購入した場合と、SOMPOで乗ーるでリースした場合に分けて比較してみます。
※ホンダN-BOXは、N-BOX/N-BOX Custom Gグレード、オプションなしで試算しています。
N-BOXでカーリースした場合の料金
画像引用元:ホンダHPより
カーリース(SOMPOで乗ーる)と新車購入(一括払い、ローン)を比較してみた結果、カーリースの方がお得であることがわかりました。
詳しく見ていきましょう。
支払い方法 | SOMPOで乗ーる | 一括払い | ホンダクレジットプラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 1,542,270円※1 | 93,570円※2 |
月額料金 | シンプル:24,860円 ライトメンテ:28,600円 フルメンテ:30,580円 |
ー | 26,300円 (初回のみ29,297円) |
総支払額 | シンプル:1,491,600円 ライトメンテ:1,716,000円 フルメンテ:1,834,800円 |
1,542,270円 | 1,580,997円 |
※1.カーリース(SOMPOで乗ーる):シンプルプラン5年契約、追加オプションなしで算出
※2.ホンダクレジット60回:5年ローン(60回均等払い)、金利3.5%の場合で算出
ここで注目すべきは、SOMPOで乗ーるの「ライトメンテ」、「フルメンテ」であれば車検やメンテナンスの費用も含まれている点です。
一括、ローン購入では、車両購入費用のみなので、購入後のメンテナンス費用などは全て自己負担。
法定点検やメンテナンスは、こまめに自分で時期を把握して、自分で修理業者などに持ち込んでお願いできる人にはさほど負担ではないかもしれません。
しかし、ついつい先延ばしにしてしまったり、次のオイル交換いつ頃行けばいいんだっけ?と忘れてしまうこともありますよね。
カーリースであれば、そういったアナウンスや手配もしてくれるため、常に整備の整った安心できる状態で車に乗り続けることができるという点でもメリットがあると言えます。
車検費用を調べて、見積もりを取って安いところを探すといった手間も必要ありませんしね。
初期費用
項目 | 費用 |
---|---|
自動車税 | 0円 |
自動車税環境性能割 | 0円 |
自動車重量税 | 3,700円 |
自賠責保険料 (37ヶ月) |
27,300円 |
手続代行費用 (参考価格 消費税込み) |
47,300円 |
預り法定費用 | 6,400円 |
リサイクル法関連費用 | 8,840円 |
合計 | 93,570円 |
SOMPOで乗ーるの「ライトメンテ」、「フルメンテ」での総支払額を見ると、新車購入の方が安いのでお得に見えます。
しかし、「ライトメンテ」、「フルメンテ」ともに車検やメンテナンスの費用も含まれています。
さらに初期費用が一切かからず中途解約できるオプションや、最終的に車がもらえるプランなど、自由に選択できる点が大きなメリットです。
カーリースでは車に関わる面倒な手続きや、故障時のフォローも充実しているので、なるべく初期費用をかけず、面倒な手続きを避けたい人におすすめです。
次に、それぞれのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
【一括購入】
- 所有権を獲得できるので、いつでも譲渡や売却ができる
- ローン購入に比べて手続きが少ない
- 住宅ローンなどの大きな買い物をする際に、既存のローンなしで審査できる
- 勤続年数や収入が低いなど、審査に通るか不安な場合でも購入できる
予算に余裕がある方や、自分で整備や修理のメンテナンス管理ができるような人であれば一括購入が最も安くておすすめです。
一括購入では、カーリースと違って車の所有権を獲得できるので、いつでも譲渡・売却ができ、自由にカスタマイズできます。
また、最初に支払いが完了するので、月々かかってくるコストが保険代や税金だけになります。
- 車を自由に扱いたい人
- 総支払額だけをできるだけ抑えたい
- 複数箇所からローンを組みたくない人
上記のような人には、おすすめです。
- メンテナンスや車検は全て自分でやらなくてはいけない
- 希望よりも低いグレードでの購入となる場合がある
- まとまった出費が必要なので、その後の生活に支障をきたす可能性がある
デメリットとしては、まとまった支出になるので、貯金に余裕がない人にとっては厳しいです。
さらに、高いグレードの車を選べばその分支払う金額も増えるので、自分の持っているお金と相談しながら購入する必要があります。
本当はもっと上のグレードの車に乗りたかった…
オプションを付けたいけど、今の持ち金じゃちょっと厳しいかな…
という予算ギリギリの方には、一括購入はおすすめできません。
【ローン購入】
- まとまった資金が必要ない
- 保険などの特典がついてくる場合もある
- マイカーローンであれば低金利で購入できる
ローン購入では、いくらか頭金を支払う必要がありますが、基本的に大きな支出を避けられます。
中には特典付きローンがあるところもあるので、がん補償や傷害保険、ロードサービスなどがついてくる点はありがたいです。
加えて、マイカーローンであれば低い金利だと1%前後、高くても4%なので、低金利で車を購入できるのは大きなメリットと言えます。
- 金利が発生する
- 完済するまで所有権が自分にない
- 車を売却する場合、残金を一括払いする必要がある
しかし、車は大きな買い物なので、数%の金利だとしても支払う金額が増えてしまうことに変わりありません。
さらに、車を売却する場合は残金を一括で支払う必要があるため、別の車を購入する際に足枷となります。
残金を一括で払ったとしても、名義変更手続きをするまではローン会社に所有権があるため、購入者自身で名義変更手続きを行わなければなりません。
これは、人によって手間に感じる部分でしょう。
今後車を乗り換える可能性がある人は、ローン購入以外の手段を検討することをおすすめします。
【カーリース】
- 新車や上位グレードにも乗れる
- 初期費用不要かつ月々定額で乗れる
- 一部の維持費がリース料金に含まれる
カーリースでは、一括購入やカーローンにはない大きな魅力があります。
それが、「頭金が0円」で新車に乗れることです。
カーリースは頭金0円で乗れ、かつ月々の支払いが定額なので、一度に大きな支出が発生しません。
維持費の一部も月々の支払いに含まれるため、家計の管理もしやすいです。
自分が好きな車、高いグレードの車、新車にも挑戦しやすいので、我慢して低いグレードにする必要はありません。
- 総支払額が高くなる場合がある
- 残価精算のリスクがある
一方で、カーリースでは一括購入やローン購入に比べて、総支払額が高くなる場合があります。
なぜ高くなるかというと、
- 税金
- 保険代
- メンテナンス
- 車検
これらの料金に加えて、各種手続きの手数料やサポート料なども別途かかってくるからです。
また、残価設定のあるカーリースでは、契約満了時の車の状態によって精算金が必要になってきます。
残価とは、リース契約満了時における車の予想査定価格ですが、車の状態が悪いとその分車の価値が下がってしまいます。
乗り方次第で車の価値が変動してしまうので、大きなリスクとなり得ます。
しかし、月額料金には各種税金や保険料なども含まれているので、必ずしも一括購入やローン購入より総支払額が多いとは言い切れません。
細かい手続きを代行してくれることも考えると、カーリースの方が楽に感じる方も多いはずです。
各リース会社のプラン、オプションによっても料金は変わってくるので、一度シミュレーションしてみることをおすすめします。
さらに、最終的に車をもらえるプランもあるので、乗り方や走行距離制限を気にせず自由に乗ることができます。
▽2021年度カーリース部門3冠達成!▽
中古車の購入とカーリースを比較
中古車購入とカーリースを比較した結果、カーリースの方が充実した保証を受けやすく、新車同様安心して車に乗れることがわかりました。
中古車購入・カーリースを利用する際の不安点。
- 充実した保証が受けられるのか
- 車種は自由に選べるのか
- メンテナンスにかかる費用はどれくらいか
この3点が挙げられます。
中古車は新車に比べて保証期間が短く、故障のリスクが心配といえます。
実際に、低年式で過走行の中古車は料金が安いですが保証の対象外となるケースが多いです。
車の修復歴も保証に関係してくるので、購入前に必ず車の状態を確認しておくことが大切です。
しかし、中古車カーリースであれば充実した保証がついており、新車同様安心して車に乗ることができます。
カーリース会社によっては、月々のリース料にメンテナンス費用が含まれているプランもあるので、突然の故障時も安心です。
それでは詳しく見ていきましょう。
充実した保証は受けられるのか
中古車にも保証をつけることができますが、低年式、過走行、修復歴がある車は保証の対象外となる可能性があります。
よって、事前に保証の加入条件を確認することが重要です。
保証の条件は、メーカーや販売店、販売サイトによって異なるので、中古車購入時は保証の加入条件を満たしているかを確認しましょう。
中古車の保証期間は短いもので1ヶ月、長いもので3年の保証がありますが、6ヶ月以上を目安にすると良いです。
なぜなら、低年式や過走行の車は、購入後約1〜6ヶ月の期間で故障や不具合を生じる可能性があるからです。
ディーラーでも半年(6ヶ月)点検を推奨しているので、6ヶ月以上保証期間があるサービスを選ぶことをおすすめします。
一方で、中古車カーリースにおいても整備された車を用意してあるので、中古車だからといって心配する必要はありません。
例え問題が起きたとしても、リース会社が対応してくれるので安心です。
車種は自由に選べるのか
中古車は新車と違い、すでに販売されていて市場に出回っている車から選ばなくては行けません。そのため、欲しい車種やカラー、グレードやオプションなどが希望通りの車がない場合もあります。
以前に所有していたオーナーがオプションをつけていることもあるので、新車に比べると自由度が落ちてしまいます。
同じく、中古車カーリースでも自分が乗りたい車がない、という可能性は拭えません。
しかし、これは中古車購入・カーリースどちらでも言えることですが、突然欲しい車が市場に出回るタイミングが出てきます。
各業者のサイト上で常に在庫車の情報が更新されていくので、こまめに確認していれば自分の乗りたい車に出会えるかもしれません。
メンテナンスにかかる費用はどれくらいか
メンテナンス代は大きく分けて、
- 車検費用
- 修理代
- 消耗品の交換
- オプションの追加
の4つに分けられます。
車検はディーラーや業者によって異なりますが、おおよそ10〜15万ほどかかります。
修理代や消耗品の交換については、ドライバーの運転頻度や走行距離、乗り方などによって変わってきますが、オイル、エレメント交換、タイヤ交換などは必須と言えるでしょう。
中古車カーリースにおいては、これらのメンテナンス代込みでリース料金を算出している業者が多いため、突然故障した場合でも安心です。
長期レンタカーとカーリースを比較
画像引用元:アイネットレンタカー公式サイトより
長期レンタカーとカーリースを比較した結果、1ヶ月以上利用するのであれば、カーリースの方がお得であることがわかりました。
ここでは実際に長期間レンタカーを利用した場合と、カーリース利用時にかかる費用をシミュレーションしてみます。
今回は 、「アイネットレンタカー」と「ホンダマンスリーオーナー」で比べてみました。
※2社ともホンダN-BOXをレンタル・リースした場合で計算しています。
利用料金 | アイネットレンタカー | ホンダマンスリーオーナー |
---|---|---|
1ヶ月の料金 | 55,220円 | 29,800円 |
3ヶ月の料金 | 165,660円 | 89,400円 |
6ヶ月の料金 | 331,320円 | 178,800円 |
年式 | H24〜27年式 | H29年式 |
走行距離 | 3,000km | 1,000km |
各種税金 | ー | 基本料金に含まれる |
任意保険 | 基本料金に含まれる | 基本料金に含まれる |
車両保険 | 別途加入が必要 | 基本料金に含まれる |
メンテナンス | ー | 基本料金に含まれる |
※ホンダマンスリーオーナーの車両は、H29年式N-BOXで1ヶ月当たり1,000kmで想定。税金、保険の費用はリース料金に含まれます。
※アイネットレンタカーの車両は、H24〜27年式N-BOXで1ヶ月の走行距離は3,000km以下の設定となっています。
1ヶ月、3ヶ月、半年に分けてどちらの方が安く乗れるのかを比較しました。
結果、数日などの短期間・低頻度の利用ならレンタカーの方がお得ですが、1ヶ月以上の長期間・高頻度の利用ならカーリースの方がお得でした。
合計費用を見ていただくと分かるように、アイネットレンタカーに比べて、ホンダマンスリーオーナーは月々の支払額を低く抑えることができています。
さらに、保険やメンテナンスもついているので、安心して車に乗ることができます。
レンタカーは1日〜1週間単位の短期間利用には向いていますが、1ヶ月単位ではカーリースの方がお得なので、1ヶ月以上車を使う予定がある方にはカーリースがおすすめです。
カーシェアとカーリースを比較
画像引用元:カレコ・カーシェアリングクラブ公式サイトより
カーシェアとカーリースを比較してみた結果、週5日以上利用する場合は、カーリースの方がお得であることがわかりました。
カーシェアとはカーシェアリングの略で、 会員同士で車を共有して使うサービスのことです。
利用するには、まず入会手続きをして会員になる必要があります。
似ているサービスとしてレンタカーがありますが、どちらかと言うとカーシェアはシェアサイクル(他人と自転車を共有し、好きなタイミングに乗れるサービス)に近いイメージです。
他の会員が使っていない空き車両があれば、すぐに乗ることができるので、気軽に利用できる点が人気を集めている理由でしょう。
カーシェアのメリットは、
- 最短15分から利用が可能
- 面倒な手続きをせずに予約、乗車できる
- 早朝や深夜など、時間を気にせず利用できる
- 利用開始の1分前までキャンセルできる
- ガソリン代、保険料も利用料金に含まれている
の5つです。
短時間から気軽に利用できるのが、カーシェアの大きな利点と言えます。
さらに、直前のキャンセルが可能なので使い勝手がいいですし、ガソリン代や保険料も利用料金に含まれている点はありがたいです。
一方で、カーシェアのデメリットとしては、
- 乗りたい車が借りられていると、利用できない
- 希望する場所で借りられない可能性がある
- 利用しない場合でも、月額料金が発生する
- 車種のラインナップが少ない
- 車両の清掃が行き届いていない場合がある
- 自宅では保管できない
などが挙げられます。
カーシェアの大きなデメリットは、そもそも空き車両がなければ利用できない、という点です。
1つのステーションに設置されている車両は数台程度しかなく、他の会員が利用していると、別のステーションまで行かなければなりません。
また、全く利用しない月があったとしても、月額料金を支払う必要があります。定期的に使う予定がなければ、無駄にお金を支払う場面も出てきそうです。
では、実際にカーシェアの料金を見ながら、カーリースとどちらがお得なのかを比較してみましょう。
今回は「カレコ・カーシェアリングクラブ」と「ホンダマンスリーオーナー」で比べてみました。
利用日数・時間・距離 | カーシェア (カレコ・カーシェアリングクラブ) |
カーリース (ホンダマンスリーオーナー) |
---|---|---|
週1日・1時間・10km | 3,600円/月 | 29,800円/月 |
週2日・1時間・10km | 7,200円/月 | 29,800円/月 |
週5日・1時間・10km | 18,000円/月 | 29,800円/月 |
こちらの表では、普段の買い物に加えて、子供の送り迎えなどで利用する場合を想定しています。
低頻度の利用であるなら、カーシェアの方が安く済みそうです。
利用日数・時間・距離 | カーシェア (カレコ・カーシェアリングクラブ) |
カーリース (ホンダマンスリーオーナー) |
---|---|---|
週1日・3時間・30km | 10,800円/月 | 29,800円/月 |
週2日・3時間・30km | 21,600円/月 | 29,800円/月 |
週5日・3時間・30km | 54,000円/月 | 29,800円/月 |
週1〜2回程度の使用頻度であれば、カーシェアで十分です。
しかし、週5日以上利用する場合は、カーリースを利用した方がお得と言えるでしょう。
▽2021年カーリース部門3冠獲得▽
車を安く買うときに気をつけたいこと
車を安く購入するにあたって、以下の4点に気をつける必要があります。
- 営業マンの「今日決めてくれたら」は当てにならない
- 車両購入価格以外の維持費も計算しておく
- 新車はメーカー保証と延長保証をチェック
- 中古車は保証期間や故障した時の対応に気をつける
特に重要なのが、焦って購入しないことです。
ディーラーの営業マンから「今日決めてくれたら〇〇万円値引きしますよ。」と言われると、つい急いで結論を出してしまいます。
しかし、その日でなければいけない理由はない場合がほとんどで、翌日以降であっても値引きしてもらえる可能性は高いです。
中古車の場合は、特に保証や故障時の対応などをしっかり確認し、冷静に判断するようにしましょう。
それぞれの詳細について、解説します。
営業マンの「今日決めてくれたら」は当てにならない
よく営業マンから言われるセールストークとして、「今日購入を決めてくれたら、〇〇万円値引きしますよ。」という言葉があります。
しかし、よほどのことがない限りは、翌日以降でも値引きしてもらえます。
購入する側としては、最大限の値引き額を見た上で、他の業者と比較して決断する、というスタンスを持っておきましょう。
多くの場合は、今購入しないと決算月中の納車が間に合わないことや、他社で比較されたくない。といった営業マン側の都合なので、焦らず冷静に判断することが重要です。
車両購入価格以外の維持費も計算しておく
車に乗り続けていく中で、車両本体価格以外にかかる費用がいくつかあります。
車両本体価格 以外にかかる費用 |
支払う頻度 |
---|---|
自動車税 | 1回/年 (毎年5月末までに支払う) |
重量税 | 車検時 |
自賠責保険料 | 車検時 |
任意保険料 | 1回/月 |
車検 | 1回/2〜3年 |
メンテナンス代 | 修理・点検時 |
ガソリン代 | 走行距離によって異なる |
駐車代 | 地域や場所によって異なる |
自動車税、車検代、メンテナンス代は毎月かかるものではありませんが、支払う金額が大きいので、いつ支払う必要があるのかを事前に確認しておきましょう。
自動車税は毎年5月31日まで(例外的に青森県と秋田県は6月30日まで)、車検は新車登録から3年後に実施し、以降は2年に1回受ける必要があります。
もし購入費用が安くなったとしても、維持費は必ず一定額かかってくるので、車の維持費についても把握しておきましょう。
新車はメーカー保証と延長保証をチェック
新車購入時は、メーカー保証と延長保証についてチェックしておくことが大切です。
トヨタやホンダなどの自動車メーカーで新車購入した際に、安全性の確保、性能維持を目的に、少しでも異常があったら無償で点検を行ってくれます。
購入したディーラー以外でも保証を受けることができるので、仮に引越しした場合でも安心です。
ちなみに、メーカー保証には「一般保証」と「特別保証」の2つがあります。
一般保証では、ナビやオーディオなどの付属品の修理がメインです。
特別保証はメーカーによって異なりますが、エンジン、ブレーキ、ステアリング機構をはじめとする電子制御などを保証してくれます。
しかし、タイヤ、オイルなどの消耗品は保証対象外になるので、注意が必要です。
また、延長期間もメーカーによって異なりますが、3〜5年のところが多いです。メーカー保証と合わせて確認しておきましょう。
中古車は保証期間や故障した時の対応に気をつける
画像引用元:MOTA中古車リース公式サイトより
中古車を購入する際は、保証期間や故障した場合の対応に注意が必要です。
保証期間は短いもので1ヶ月、長いもので3年ありますが、目安としては6ヶ月以上保証期間があるものを選びましょう。
なぜなら、低年式や過走行の中古車は、購入後1〜6ヶ月の期間に不具合を生じる可能性が高いからです。
よく生じるトラブルとしては、
- エンジントラブルが発生する
- エアコンの効きが悪くなる
- 消耗品の劣化でオイル漏れが起きる
などが挙げられます。
見た目が綺麗であっても、内部機関の整備まで行き届いていない場合があるので、なるべく保証期間が長いものを選ぶことが重要です。
エンジンやブレーキなどの重要な部品は保証対象になっていますが、外装や消耗品などは保証対象外である場合があります。
よって、保証期間と内容に関して事前確認を怠らないようにしましょう。
また、中古車販売ではありませんが、MOTA中古車カーリースは「全車2年保証」と、中古車リースの中で最長の保証期間を誇っています。
取り扱っている車の特徴も、
- 走行距離5万km以内
- 年式は5年以内
- 修復歴なし
となっているので、安心して中古車に乗ることができます。
中古車購入に不安がある方は、MOTAカーリースもぜひチェックしてみてください。
ローン購入とカーリースを比較
ローン購入とカーリースを比較してみたところ、カーリースの方がお得に車に乗れることがわかりました。
なぜなら、カーリースの方が月々の支払額を抑えられ、ローン購入では組み込めないメンテナンス費用を含めることができるからです。
一方で、ローン購入だと金融機関や信用金庫から借入するので、利息が発生します。
長期間のローンを組んだ場合、支払う金額が増えていくので、これがローン購入の大きなデメリットと言えるでしょう。
では実際に、トヨタのアクア(グレードG)を購入する場合でシミュレーションしてみます。
ローン購入
残価据え置き払いのシミュレーション(実質年率3.9%)
- 車両本体価格:2,230,000円
- 税金諸費用:138,450円
- 分割手数料:224,228円
- 割賦お支払い総額:2,454,228円
- 月々のお支払額:41,500円
※60回払い、ボーナス払いなし、頭金なし
カーリース
リースナブル
- 登録諸費用:リース料金に含まれている
- 税金諸費用:リース料金に含まれている
- 自賠責保険料:リース料金に含まれている
- 車検料:0円
- 月々のお支払額:40,700円
※5年プラン(60回払い)、ボーナス払いなし、頭金なし
ローン購入とリースナブルを比べると、リースナブルの方が価格を抑えられています。
さらに、リースナブルでは全車にメーカー保証5年がついているので安心です。
ローン購入にはこの金額に車検代も加わるので、カーリースの方がお得に乗れることがわかります。
▽2021年カーリース部門3冠獲得▽
車に安く乗るならカーリースがおすすめ
ここまで様々な購入方法と比較してきましたが、車に安く乗るならカーリースがおすすめです。
確かに、総額だけで考えれば、一括で新車を購入して自分で安い業者などを見つけるのが最も安くなるでしょう。
しかし、車や自動車修理工場についてあまり詳しくないのであれば、安いメンテナンスや修理で後から後悔することもあります。
さらに、車検や点検でどの修理工場やガソリンスタンドにお願いするのかを、自分で調べて探す手間暇も掛かります。
車検の見積もりなどは、訪問日を調整した上で実際に車を持ち込んで、30分から1時間ほど実車確認の時間がかかるのです。
その上で、見積もり査定を出してもらい、数社で比較しなくては行けません。
カーリースであればそういった不安や手間は一切不要です。カーリースによっては、ディーラーでのメンテナンスが受けられて安心。
さらに、頭金なしの月々定額で乗ることができ、各種税金、メンテナンス代、車検代もコミコミなので、突発的に出費がかかる心配もありません。
新車だけでなく、中古車でも保証が充実しているので、安心してカーライフを満喫できます。
一方で、中古車購入は新車に比べて価格を抑えることができますが、デメリットも多いです。
頭金も必要ですし、車両本体価格だけでなく、
- 登録諸費用
- 各種税金
- 保険料
- メンテナンス費用
- 車検代
などがかかってきます。
特に、自動車税や車検は一度にまとまった金額が必要となるので、費用の準備をしておく必要があり家計管理が大変です。
- 初期費用でまとまった費用が掛からない
- 車検、税金、保険料も毎月定額でOK
- メンテナンスや途中解約もオプションで可能
- 様々なプランで自分に合った乗り方が選べる
ジモティーやオークションなどの個人売買では、名義変更の手続きも必要となるので、手間に感じる方も多いでしょう。
ぜひ、中古車を購入する際のリスクを踏まえた上で、自分に合った購入方法を選びましょう。
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