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「垂直避難」って何?台風や洪水予想時に持ち主がするべき避難方法とは?

年間を通して、7月から10月の時期は多くの台風が発生します。気象庁によると、1991年から2010年の30年間の平均では、年間25個の台風が発生。約12個の台風が日本から300km以内に接近し、約3個の台風が日本に上陸していると発表しています。

台風が上陸すれば建物や車への被害は甚大なものになります。そうした被害を少しでも減らすために、どのような場所へ車を避難させればよいのでしょうか?

水害対策の基本「垂直避難」とは?

浸水のおそれがある際の車での避難について、都内の区役所で台風対策にあたっている担当者に話を聞きました。

台風や洪水など、水害対策で基本となるのは、垂直避難です。

垂直避難とは、今いる場所よりも高い場所へ避難することです。例えば、人であれば1階よりも2階や3階、あるいはそれ以上の高い階層へ移動すること。車で言えば、少し離れた高台など、今いる場所よりも高い場所へ移動することです。

垂直避難に対して、今いる場所からより遠くへ移動することを水平避難といいます。車の場合は、垂直に移動することが難しい場合もあるため、水平避難が理想だとする意見もあります。

しかし、台風による河川の氾濫やダム・堤防の決壊など、水が勢いよく流れ込んでくる場合、水平避難では間に合わないケースもあります。できるだけ今いる場所よりも高い場所(高台など)へ移動し、水没しないようにする垂直避難が効果的だと思います。」

©pomupomu/stock.adobe.com

同担当者に、浸水の被害が想定される場合、どのような場所に車を避難させる必要があるのかも伺いました。

「車の重量は1トンから2トン前後ありますが、車内には空洞が多く、簡単に水に浮いてしまいます。もちろん、水に浮いた状態でも数分が経過すれば、車内に水が侵入し、やがて沈んでしまいます。

周囲に高台がない場合は、頑丈そうな立体駐車場や、バイパスの陸橋上へ移動することも検討してください。

しかし、災害発生時は立体駐車場が進入禁止になっていたり、バイパスが渋滞していて陸橋へ行けなかったりします。陸橋上に車を停めることで渋滞を発生させる可能性もあります。そうなると、二次災害を発生させることにもなりかねません。

ですので、高台がどのあたりにあるのかであったり、立体駐車場の場所はどこか、車を垂直避難させることができる場所を、日頃からハザードマップなどで確認しておくように心がけてください。

これに加えて、車はすぐに移動できない可能性もあるため、避難場所への複数のルートを決めておくことも、被害を最小限に抑えるためには大切でしょう。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...
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