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国内主要3社がBEVシリーズを発表!BEV新車ラッシュ開始もインフラは大丈夫?

国内主要3社のBEVシリーズが出揃う

日産が発表したEVコンセプトカー
SURF-OUT(左)、MAX-OUT(中央)、HANG-OUT(右)

2021年11月29日に日産が4台のEVコンセプトを発表しました。

トヨタは2021年4月19日に「bZ」を、ホンダは2021年10月13日に「e:N」を発表しているため、これで国内主要3社のBEV(バッテリー式電気自動車)シリーズが出揃ったことになります。

これまでに明らかとなっている情報を一度整理し、各社のBEVシリーズを確認してみましょう。

【トヨタ】第1弾bZ4Xが2022年半ばに登場する「bZシリーズ」

トヨタが公開しているグローバル展開のEVコンセプトモデル

トヨタが発表した「bZ(ビーズィー)シリーズ」は、スバルと共同開発したプラットフォーム「e-TNGA」を採用するBEVです。

2021年10月29日に詳細が発表され、2022年半ばに発売を予定している「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」がこのシリーズ第1弾にあたります。

2021年4月の上海モーターショーではbZ4Xを含む7車種を中国・米国・欧州などで2025年までに導入すると発表。

さらに過去にはbZ4Xと思われるSUVをはじめとした6台のEVコンセプトモデルが描かれた画像も公開されました。

この6台の画像では、ミニバンやワゴンなどさまざまなボディタイプの車が描かれていたことから、bZシリーズはこれらのボディタイプのBEVとして登場するものと思われます。

bZ1やbZ5Xといった、bZ4Xと類似する10個の車名をトヨタは商標として登録しているため、これが今後登場するbZシリーズの車名となりそうです。

シリーズ名bZ(ビーズィー)
プラットフォームe-TNGA
発売時期2025年までに
導入予定数7車種(bZシリーズ以外含め15車種)
発売地域中国、米国、欧州など
市販確定モデルbZ4X(2022年半ばを予定)

トヨタ bZ4Xについて

スバルだけでなくスズキからも兄弟車種が登場?

スズキ ワゴンR(インド)の次期モデルとみられるテストカー
出典:gaadiwaadi.com

bZ4XはスバルのAWD技術「X-MODE」をトヨタ車として初採用するなど、共同開発したスバルの特色が盛り込まれたBEVとしてデビューします。

bZシリーズの開発にはスバルのほか、ダイハツやスズキ、そして中国のBYDもパートナー企業として挙げられているため、bZ4Xの兄弟車種であるスバル ソルテラのように他メーカーでも兄弟車種が登場する可能性は高いです。

スズキは現在インドで現地のワゴンR次期モデルとみられるEVを開発中。開発車両にトヨタのエンブレムが装着されていたため、このモデルもbZシリーズのひとつとなる可能性があります。

なお、トヨタはbZシリーズ以外にも8車種のEV導入も計画していると発表しています。bZシリーズに属さないBEVはトヨタ独自のモデルとして販売されるのかもしれません。

インドで目撃されたスズキのテストカーについて

【ホンダ】中国で発表も日本導入は不明な「e:Nシリーズ」

日産が発表したe:Nシリーズ
左からe:NS1、e:N SUV Concept、e:N GT Concept、e:N COUPE Concept、e:NP1

ホンダは2021年10月13日に発表した「中国電動化戦略発表会」で市販予定モデル含む5つのBEV「e:N(イーエヌ)シリーズ」を公開しました。

SUVタイプのBEV「e:NS1」と「e:NP1」が2022年春に中国の東風本田および広汽本田から発売予定で、さらに「e:N SUV Concept」、「e:N GT Concept」、「e:N COUPE Concept」も今後5年以内の発売を目指していることが明らかとなっています。

ホンダはe:Nシリーズを5年間で10車種発売するとしていて、中国からの輸出も視野に展開を広げていく予定です。輸出国に日本が含まれているかは不明です。

生産体制については新たにEV専用工場を建設し、2024年の稼働開始を目指していると発表しているため、グローバルでの販売は2024年以降となるものと思われます。

シリーズ名e:N
プラットフォームe:N Architecture
発売時期5年以内に(2021年の発表より)
導入予定数10車種
発売地域中国
市販確定モデルe:NS1(2022年春を予定)
e:NP1(2022年春を予定)

ホンダ e:Nシリーズについて

3代目NSXが「e:NSX」として登場する?アキュラ副社長が示唆

アキュラ NSX Type S

10車種が発売されるというe:Nシリーズの市販モデルおよびコンセプトモデルで公開されたのは、SUVが3車種とクーペ2車種での計5車種で、残り5車種はまだ公開されていません。

ステップワゴンのようなミニバンや、フィットのようなコンパクトカーなど、ホンダの得意とするボディタイプが今後登場してくるのかもしれません。

軽自動車規格のBEVも2024年に発売する目標があることもわかっていますが、グローバル向けのモデルではないためe:Nシリーズに含まれる可能性は低そうです。

また、スポーツカーの登場を示唆する発言も、アキュラ副社長兼ブランドオフィサーであるジョン・イケダ氏がしました。

「我々がNSXを作るときは何かを問いたいとき、示したいときです。初代はガソリン、2代目はハイブリッド、3代目はまた別のものになるでしょう。」と語っていることから、e:NシリーズのフラッグシップスポーツBEV、「e:NSX」が登場するのかもしれません。

EVでもTYPE Rを。ホンダが回答

【日産】アリアと同じPFを採用するコンセプトカー4台

日産が発表したEVコンセプトカー CHILL-OUT

日産が2021年11月29日に発表した「Nissan Ambition 2030」で、2030年までにBEV15車種を導入すると発表しました。

また、日産 アリアと同じプラットフォーム「CMF-EV」を採用する4つのコンセプトEVも公開。

SUVの「CHILL-OUT(チルアウト)」、ミニバンの「HANG-OUT(ハングアウト)」、オープンの「MAX-OUT(マックスアウト)」、そしてピックアップトラックの「SURF-OUT(サーフアウト)」と、異なるボディタイプがあたえられています。

今回発表された4台のコンセプトカーは市販化については明言されなかったものの、今後導入されるEVのベースとなることが予想されます。

なお、コンセプトカーの車名については「◯◯-OUT」という共通の名前があたえられてますが、トヨタやホンダのように「◯◯シリーズ」とは呼ばれていません。市販化にあたってはアリアのようにそれぞれ独自の車名となるのではないでしょうか。

シリーズ名不明
プラットフォームCMF-EV
発売時期2030年までに
導入予定数15車種
発売地域不明(アリアは日本、欧州、北米、中国で発売)
市販確定モデルなし(アリアはすでに発売済)

日産のEVコンセプト4台について

軽とコンパクトのEVプラットフォームも存在

日産 IMkコンセプト

日産は2021年8月27日に軽自動車規格のBEVを2022年初頭に発売すると発表していて、登録された商標から車名は「サクラ」になると予想されています。

この軽EVのベースになっているコンセプトカー「IMk」は新開発のEV専用プラットフォームが採用されていますが、このプラットフォームは日本独自規格の軽自動車だけでなくAセグメントクラスのEVにも採用されるかもしれません。

アリアで採用されるCMF-EVプラットフォームはC~Dセグメントクラス向けのものですが、日産がアライアンスを結んでいるルノーはBセグメントサイズ向けのEVプラットフォーム「CMF-BEV」を発表済。

これらのAセグメント向けおよびBセグメント向けのEV専用プラットフォームを採用した、アリアよりもコンパクトなBEV登場もそう遠くないでしょう。

日産 新型軽EVの開発車両について

BEV新車ラッシュもインフラに課題か

トヨタ bZ4Xやスバル ソルテラ、日産 サクラなど、2022年以降は続々と新型BEVが登場。トヨタと日産だけでも、2030年までに20車種以上がデビューすることになります。

そのうち何車種が日本でも販売されるのかは不明なものの、今回挙げたトヨタ、ホンダ、日産以外にも国産メーカーはBEVの発売計画を次々に発表しているため、数年のうちに日本の道路を走る車の様相が変化していくことでしょう。

しかし、BEVの普及には充電インフラの普及も同時におこなわなければなりません。

2022年から2024年の間は、BEV新車ラッシュのさなかとなりますが、従来の充電ステーションが老朽化のため更新時期を迎えるという時期でもあります。

設置の空白地帯をなくすことがBEVの普及には欠かせませんが、低稼働による不採算を理由に撤去されてしまった充電ステーションもあるのが現状です。

都心部では場所の確保が難しく、地方部では採算の確保が難しいといった充電ステーション設置に関する課題も浮き彫りになっています。

日本政府は充電ステーションの増設について設置目標数を掲げていますが、トヨタ社長の豊田章男氏は「数を掲げるだけでは不十分」とコメント。

BEV普及に向けた課題と現状に対して、官民で認識をすり合わせることが必要なのではないでしょうか。

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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
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