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タミヤのRCカー「ワイルドワン」がほぼ実車サイズで発売!公道走行も可能
タミヤ・ワイルドワンが乗用車になって登場

2021年4月28日、イギリスの乗用玩具メーカー「リトル・カー・カンパニー」が、タミヤを代表するラジコンカー「ワイルドワン オフローダー」の乗用モデル「ワイルドワン マックス」を発売することを発表しました。
ワイルドワン マックスは、ラジコンカーのデザインをほとんど変更せずに実車サイズにまで拡大した電動バギーです。
開発元のリトル・カー・カンパニーはイギリスに拠点を置くメーカーで、これまでにブガッティ ベイビーIIや、アストンマーティン DB5ジュニアなどを販売している名のしれた企業です。
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タミヤから公認ライセンスを取得している
開発元のリトル・カー・カンパニーがタミヤからオフィシャルライセンスを受けたことで発売が実現。
グローバル発売は2022年にされる予定で、価格は6,000ポンド(日本円にして約91万円)とのことです。
発表同日(4月28日)から、公式サイトにて予約受付を開始しており、100ポンドのデポジット(全額返金可能な予約金)を預けることで生産枠を予約できます。予約は先着順なので、お求めになる方は早めに申し込んだほうがいいでしょう。
ラジコン同様に組み立てが必要!デカールも巨大に

もととなるワイルドワン オフローダー(記事後半で解説)が1/10だったのに対し、ワイルドワン マックスは8/10(4/5)スケールとおよそ8倍の大きさに。
ラジコン版同様、自宅で組み立てることが可能ですが、全長3.5m・全幅1.8m・重さ250kgの車両を組み立てることと同じなので、大変なのはもちろん、かなりのスペースを必要とすることになるでしょう。
また、車体が大きくなったことで、貼り付けるデカールもかなりの大きさに。貼り付ける技術も求められます。
ベースとなったワイルドワン オフローダーとは?

出典:タミヤ公式サイト
ベースとなったタミヤの「1/10RCレーシングバギー ワイルドワンオフローダー」は、1985年に初代が発売されました。
初代はすでに生産を終了していますが、2012年にほぼそのままの状態の復刻版が販売されています。そちらは現在でも購入することが可能。価格は20,680円です。
装備やスペック

車体はスペースフレームシャシーを採用した1シーターで、コイルオーバーサスペンションに加え、電力回生機能を備えるブレンボ性の油圧ディスクブレーキを装備しています。
電動パワートレインを採用しており、バッテリー出力は2kWh。最高出力は5.5馬力で後輪駆動です。
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モジュールによって性能をアップグレードできる
最大航続距離は40km、最高速度は約48km/hですが、「PowerPack(パワーパック)」と呼ばれるモジュールを使用することでアップグレードが可能とのこと。
後からオプションパックでアップグレードするというのは、ベースのワイルドワン オフローダーをはじめ、ラジコンカーの醍醐味のひとつ。
実車サイズになっても同じ用にカスタムができるというのは粋な仕様だといえるでしょう。
公道走行も可能!

標準の状態だとワイルドワン マックスは公道を走行することはできません。
しかし、「Road Legal Pack(ロードリーガルパック)」に含まれているブレーキライト、ターンシグナル、リフレクター、バックミラーなどを装着することで合法的に走行することが可能になります。
ただし、あくまで欧州や米国での基準であるため、日本国内で走行できるというわけではありません。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...