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航続距離1,600kmの3輪EV「アプテラ」量産に向け4,000万ドル調達に成功
アプテラが量産に向け4,000万ドル調達

電気自動車メーカーのアプテラ・モーターズが2022年6月、ソーラー電気自動車「Aptera(アプテラ)」の生産を今年後半に開始するために4,000万ドル(約53億円)を調達したと発表しました。
アプテラ・モーターズ(Aptera Motors)は、2005年に設立された米カリフォルニア州を拠点とするスタートアップ企業です。創業から2度の経営破綻を経て、2019年に再び再編成。そこからアプテラの開発するための資金調達を開始し、現在に至ります。
正式な発売はまだですが、2020年後半にはアプテラの初期生産モデルが予約開始から24時間で完売したとアナウンスされています。
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アプテラとは

アプテラはソーラー充電が可能なバッテリー式電気自動車です。前輪が2つ、後輪が1つの3輪自動車で、小型飛行機から着想を得た近未来的な外観が特徴。
ボディ素材にはカーボンファイバーなどを用いており、大型3Dプリンターで製造することで生産コストの低減を実現しています。

内部は2シーターで大人2人とペットが1匹が乗車でき、インパネ中央には15インチの大型ディスプレイを備えています。
2021年公開された3台のプロトタイプでは室内空間の拡大や、足回りの改良などが施されました。
アプテラの詳細はこちらから
現時点で日本発売はなさそう

アプテラのボディサイズは、全長4,368mm全高1,447mmだけみるとコンパクトなのですが、全幅が2,235mmと規格外の横幅。間違いなく日本の道路には適しておらず、かつEVインフラが発展途上なことを考えると、日本市場への導入は今のところ考えられません。
なお、現地での価格はエントリーモデルの40kWhモデルが25,900ドル(約345万円)、最上級モデルの100kW版で4万4900ドル(約597万円)です。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
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