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福岡の教習所がロボット教官を採用!AIによる高齢ドライバー講習を開始

高齢ドライバー対象のAI教習システムが導入

南福岡自動車学校で導入された教習車両
出典:ティアフォー

人工知能(AI)が教官となる「AI教習システム」を導入した高齢ドライバー講習が、福岡県の自動車教習所で検討されているようです。

この講習は、本格的な導入は2021年冬ごろを見込んでいるとのこと。

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AI教習システムの内容

AI教習システムでは、AI教官が車内モニター越しに運転手を指導。車内モニターには音声だけでなく、運転した道筋が教習所のマップと合わせて表示されます。

マップ上における車両の位置情報は、LiDER(ライダー)と呼ばれる3次元レーザーレーダーと内蔵マップを組み合わせ、リアルタイムに把握できるとのこと。

目視確認のように、自動車に直接関わらない要素に関しては、車内カメラに写ったドライバーの顔をAIが確認し、目線が適切に移動しているかを判断できるといいます。

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AIによる運転評価システムも開発された

このAI教習システムを開発したのは⾃動運転開発スタートアップのティアフォー、学生ベンチャーのブレインフォー、ミナミホールディングスの3社。

3社は、AIによる教習システムのほか、運転技術の評価システムも開発。シチュエーションごとの行動傾向や運転のブレなど、人間の教官では分かっていても記録しきれない細かな評価が可能とのこと。

指導員不足や評価のばらつきに有効か

今回は高齢ドライバー講習での導入となりますが、通常の自動車教習において導入されていく可能性も十分考えられます。

もし一般に普及した場合、指導員不足で運営が難しいといったケースや、同じ運転をしても指導員によって評価に差があるといったケースに対し、非常に有効であると考えられます。

また、AI教習システムがあれば人件費の削減に繋がり、免許の取得費用が大幅に安くなる可能性もあります。

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新しい免許区分「サポカー限定免許」が新設

©あんみつ姫/stock.adobe.com

2019年4月に東京・池袋で発生した車両暴走事故をきっかけに、高齢ドライバーの危険運転に対する世間の関心が高まっています。高齢ドライバーの免許返納も話題となっていますが、車社会である地方などでは中々実現できていないのが実情です。

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こうした流れをうけ、免許を返納しようにもできずにいる高齢者のため、警察庁は「サポカー限定免許」を2022年に新設することが決定しています。

これは、2019年12月に警視庁によって発表された「高齢ドライバーの免許制度改正案」に含まれる内容です。

サポカー限定免許は高齢者側が任意の自己申告型によるもので、すでに免許を所有している方だけでなく新規の取得も可能とのこと。あくまで免許返納までの中間的な位置づけであるといい、最終的には返納が望ましいといいます。

サポカーとは、政府の高齢運転者の交通事故防止策として、衝突被害軽減ブレーキなどの安全装置を搭載した車における名称です。

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中国でもロボット教官の導入事例が

画像はイメージ
©Olivier Le Moal/stock.adobe.com

中国の山西省朔州市にある自動車学校では、2017年に12人の「ロボット教官」が導入されており、高齢者だけでなく若者に対しても教習を行っているようです。

ロボット教官は、コンピュータシステムとタブレットPC、アンテナから構成され、すでに他の都市でも普及が進んでいるとのこと。基本的な所作などを音声で指示した後、車載パネルで運転の流れなどを伝える仕組みとなっています。

安全防護システムとして自動ブレーキ技術が導入されており、ペダルの踏み間違いを防ぎ、障害物に対しても早期に対応できることがメリットだといいます。

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