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便利だけど怖い全自動駐車機能はいる? いらない?

駐車場所を設定すれば操作不要の自動駐車

©yamasan/stock.adobe.com

自動駐車機能は、今やミニバンはもちろん、コンパクトカーにまでに搭載されています。最新車種に搭載された日産「プロパイロットパーキング」やトヨタ「アドバンストパーク」ならハンドル操作はもちろん、アクセルやブレーキ、シフト操作までが不要。さらに、一部の車ではスマートフォン操作での駐車・出庫も可能になっています。

運転に苦手意識があるドライバーは、とくに駐車が苦手と言う人が多く、自動駐車機能は、日本の狭い駐車場環境に最適な機能といえるでしょう。それもそのはずで、これら「部分的自動駐車システム」は、日本が国連自動車基準調和世界フォーラム(WP29)に働きかけ、2019年5月13日に国際規格として可決されたものです。

自動駐車の仕組み

©Sergey Novikov/stock.adobe.com

画期的な自動駐車とはいえ、その仕組みはこれまでにあった駐車支援機能や衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能などのADAS(先進運転支援機能)の延長にある機能といえるでしょう。

要となる自動運転部分は、カメラなどで周辺の障害物を認識し、現在位置から設定された場所へ、効率的に車を移動させるルートや操作を演算して車を動作させます。

人間の操作よりもスムーズ

トヨタ車の場合は複数台のカメラと超音波センサーを使って周辺監視をしており、障害物までの距離は人間よりも正確に測定できます。

人間では躊躇してしまう距離まで平然と車を寄せられるため、限られたスペースを最大限に使って駐車できるうえ、切り返しまでもを行ってくれます。

ハンドル操作は事前の演算処理過程ですでに決まっているため操作にムダがなく、ハンドルの持ち替えがないぶん人間の操作よりも素早い操舵が可能です。

安全装置も万全

仮にぶつかりそうになればシステムは停止します。隣の車のドアが開いたり、歩行者などを検知すればすぐさま自動ブレーキも作動します。

ただし、車に対して外乱が働く恐れがある傾斜になった駐車場や、舗装路以外の駐車場では使用できないようになっている場合がほとんどです。条件が適合しない場合は駐車場所を認識できず自動駐車ができないようになっていることで、一種の安全装置としても機能します。

ただし監視は必要

システムが正常に作動してさえいれば、ぶつかることはないでしょう。そうでなければメーカー側としてはとても市販化などできません。ただし、絶対に安全とは言い切れず、また自動駐車中の事故の責任はドライバーにあるため動作監視は必ず必要になります。

動作中はドライバーのブレーキ操作が優先されるようになっているため、いつでもブレーキを踏めるように準備が必要です。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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