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最近多すぎじゃない?自動車の運転支援機能は果たしてこんなに必要なのか

どんどん増える運転支援機能

MOBYでは以前からアンケート機能「CarQ」を用いて「運転支援機能が必要だと思いますか」というアンケートを行っています。

2022年9月13日時点の集計では、投票者数合計1,656人からの回答を得て、「必要だと思う」と答えた方の人数は946人(57.13%)でした。一方で「不要だと思う」と答えた方は493人(29.77%)。「どちらとも言えない」と答えた方が217人(13.1%)という結果になりました。

5月4日時点の集計では「必要だと思う」と答えた人が52.16%、不要だと思う」と答えた人が33.77%、「どちらとも言えない」と答えた方が14.07%であったため、「必要だと思う」と答えた人の数の割合が増加傾向にあることが分かっています。

ADAS(先進運転支援機能)はヒューマンエラーを防止し、不要な事故を減らしてくれます。また、公益財団法人 交通事故総合分析センターによって集計された2016〜2018年末までの3年間のデータからは、自動ブレーキ搭載前と後で事故率が52.9%も減少していることからその有用性は明らかです。

2022年1月に登場した新型トヨタ ノア/ヴォクシーに装備される先進運転支援機能の数は、オプション装備を含めると21にものぼっています。

本当に全部必要なのか?

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衝突被害軽減ブレーキとオートヘッドライトは義務化されているため、搭載せざるをえないとしても、こららの先進装備はシステムの誤作動による事故や、車両価格の上昇、整備費用の高額化を招きます。

しかし衝突被害軽減ブレーキと、踏み間違い事故を防ぐ加速抑制機能は事故低減に効果的です。また、衝突被害軽減ブレーキと車線維持機能を組み合わせることで可能になる、前走車に自動追従するアダプティブクルーズは運転疲労低減に大きく寄与します。

メーカーは必要最低限の機能だけを標準装備とし、新しい高機能装備はオプションとすることで車両価格の上昇は抑えていますが、そのための研究開発費は、わずかとはいえ全ての車両の価格に転嫁されています。

そして運転支援機能が、車の商品力の高さをアピールする売り文句になっているのも事実です。

それらもあって、近年車両価格は上昇を続けており、10年前と比べて新車価格は20〜40%ほど値上がりしています。この現状からは、アンケートで先進安全装備が不要と考える人が全体の30%を占めている結果にもうなずけます。

機能が増えることによって懸念されること

たしかに先進運転支援機能の増加は安全性の高さに直結します。しかし、なかには名前を聞いただけでは理解できない複雑な装備も増えており、このまま機能が増え続けると使用者の理解が追いつかないことが懸念されます。

また、すべての人が正しい認識をもって運転支援機能を使っているとも言えないのが現状です。これらの運転支援機能には、作動条件などが細かく設定されていることも多く、場合によっては正常に動作しないことがあります。

運転支援機能の使用前には、説明書などをよく読み、曖昧な箇所があればディーラーに問い合わせるなどしてから使うことが大切です。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...
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