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2019年絶好調のFCAジャパンとは?2020年の展望を発表

FCA新春記者会見のポイント

FCAジャパン2020年の見通しを語る、ポンタス・ヘグストロムCEO。

2020年1月14日に、FCAジャパン株式会社は、2019年の実績と2020年の展望を発表する記者会見を開きました。その発表の主な点は次の通りです。

  • 国内販売台数が全体的に落ち込むなか、FCAジャパンの2019年の販売実績は非常に好調。4ブランド合計の国内販売台数は24,666台の過去最高を更新。4年連続の過去最高記録の塗り替えとなった。
  • 2018年にモデルチェンジしたジープ・ラングラーが売上を牽引、ジープブランド全体の販売台数も増加したこと、フィアット・アバルト両ブランドと、アルファロメオ初のSUV、ステルヴィオも好調であった。
  • 2019年はフィアット120周年、アバルト70周年。FIAT500記念モデル「タキシード」、ABARTH記念モデル 「セッタンタ・アニヴェルサーリオ(イタリア語で70周年)」(たった10分で300オーダー受注、完売。)、記念イベント「ABARTH DAY 2019」を富士スピードウェイで開催するなどを行った。
  • 2020年はディーラー店舗を続々と新規オープンさせ、4ブランド合計で45モデルの限定車を導入することを予定。
  • 2020年はアルファロメオ110周年記念。各ブランドとユーザー、ファンをつなぐイベントなどを積極的に展開。
  • 質疑応答の場で記者からは、先日報道のあったグループPSAとの対等合併が国内販売や体制などにどのような影響が及ぶのかについての質問があった。ヘグストロムCEOは「今はデューデリの段階であり当局の承認も必要でこれらに1年は要し2020年は変化がないと見ている。承認されれば本社レベルでシナジーは出るだろう。国内への影響についてのコメントは現時点では早いかと思う」との旨を回答。

この記事の末尾に、記者会見で発表されたスライド資料をまとめています。

FCAジャパンとは?

FCAのロゴ

FCAとは、「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」を名称とする持株会社の略称で、その名のとおり2014年にイタリアの自動車メーカー「フィアット」とアメリカの自動車メーカー「クライスラー」が合併してできた会社です。

FCAジャパン株式会社は、その日本法人になります。設立は2012年7月、本社所在地は東京都港区芝となっています。

FCAジャパンの取り扱いブランド

FIAT(フィアット)

FIAT 500 TwinAir

FIATはイタリアの自動車メーカー・ブランドで、代表車はコンパクトカーの「500(チンクエチェント)」。先代モデルはルパン三世の愛車、現行モデルも劇場でコラボ企画しています。コンパクトクロスオーバーSUV「500X」もラインナップ。

ABARTH(アバルト)

ABARTH 595 コンペティツィオーネ

ABARTH(アバルト)はFIATの社内ブランドの位置づけになっていますが、もともとは1970年代からモータースポーツ界でレースマシンを開発する会社。 現在は、500をホットなマシンに変身させた595シリーズと、マツダ・ロードスターをベースにした「124スパイダー」 を発売しています。ABARTHのエンブレムはサソリです。

ABARTH 124 Spider

Alfa Romeo(アルファロメオ)

アルファロメオ ジュリア

アルファロメオもイタリアの自動車メーカー、今年で110周年となる歴史あるブランドです。昔から個性的なフロントマスクが特徴的、ひと目でアルファロメオとわかります。代表車はセダンのジュリア、SUVのステルヴィオ。アルファロメオは伝統的にスポーティーで高性能な自動車をつくり「そのハンドリングは一度乗ったら忘れられない」という人は少なくありません。(筆者もそのひとり)

アルファロメオ ステルヴィオ

Jeep(ジープ)

ジープ ラングラー

クルマが好きじゃない方も「ジープ」という名はご存知でしょう。 「Jeep(ジープ)」は アメリカのブランドで悪路走破性能の高いSUVを専門的につくっています。フラッグシップモデル「ラングラー」をはじめ、グランド・チェロキー、チェロキー、コンパス、レネゲードといったプレミアムSUVをフルサイズからコンパクトまで多彩にラインナップしています。

新春記者会見スライド資料

※主要なポイントを抜粋。記者会見時の順序から一部入替えてまとめています。

2019年の日本国内市場の全体は下降トレンド。その中でFCAジャパンはプラスに。
多くの輸入車ブランドが前年対比マイナス。
ジープは過去最高を記録。
2018年、ジープブランド購入者の平均年齢は39歳、業界平均53歳に対して若い。
中でもラングラーの販売台数は顕著。ジープブランドの販売台数を牽引。
フルサイズ輸入SUVでは、グランド・チェロキーが国内販売台数のトップに。
アバルトも好調。国内ではMT比率が高くその割合48%であった、と伝えていた。
フィアット/アバルト500のような販売台数の経過を出すモデルは非常に稀。
この女性オーナー比率の数値はフィアット500ならでは。
ジープブランドの人気がFCAジャパンを牽引していることを示している。
2020年はFCAジャパン各ブランドのディーラーを積極的に展開。おおよそ週に1度はどこかで新店オープンになる計算。外国人メカニックのリクルートや、顧客満足度向上のための保有台数増加とスタッフ増員を2019年に力を入れていたことも伝えていた。
2020年は45の特別限定車を世に送り出す。アルファロメオは110周年のメモリアルイヤーに。

FCAジャパン 公式HP

取材・文・撮影:MOBY編集部 宇野 智

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この記事の執筆者
MOBY編集部 宇野 智

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