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【AI技術が普段の生活に】路線バスにAIが車掌として乗車?乗客を見守るAI技術が凄い

画像解析で乗客の安全を確保する新技術の開発なるか?

株式会社フジクラは、山梨交通と株式会社エジソンエーアイと共同で、山梨県甲府市内を走るバスを使って、AIによる乗客の安全監視システムの実証実験を開始しました。山梨県庁協力のもと、官民を挙げた、社会的にも重要な実証実験となっています。

バス車内で発生する事故の65%が乗客の転倒という、厚生労働省が発表した統計があります。さらにそのうちは今日見てみると特に高齢者に多く、バスに乗車する利用者の安全を守るという意味では、業界全体の課題となっていました。

今回の実証実験では車内に設置した、AI 画像解析システムを搭載したカメラで、乗客の姿勢を運転手にリアルタイムで伝えることができるものです。

車内ミラーにだけに頼っていると、死角が多いため、車内の状況を正確に把握することができません。しかし今回のカメラを使用した場合、車内ミラー団体による安全確認では見ることができない場所を、正確に把握することができるようになっています。

今回のシステムは、あくまでも実証実験の一環で導入されるものです。今後本格的に導入されるかどうかを含めて、今回の実証実験によって得られた結果は、バス業界全体の安全確保の在り方の変化、および法整備に大いに役立つと思われます。車内の転倒事故が減るだけでも、バスの利用者からすれば、これ以上ありがたいことはないでしょう。

今回のシステムは運転者の補助のみならず、運転者がいない自動運転の路線バスへの応用も目標となっています。今回の実験の最終目標は、将来の自動運転社会への備えという側面もあります。まもなく到来するであろうと言われる、自動車の自動運転化に伴って、主要交通機関のひとつである路線バスが、高齢者などの転倒リスクをいかにして減らすかが課題となっているのです。

今回実証実験をメインで行なっている株式会社フジクラは、2030年までのビジョンで「Vehicle(次世代モビリティ社会への貢献)」と「Life-Assistance(クオリティオブライフの向上)」、この2分野での価値創出を目指すことを目標としています。今回の実験は、株式会社フジクラにとっても非常に重要な実証実験なのです。

高齢者の増加に伴って、運転免許の返納の運動も盛んになっています。一方で免許返納後の交通機関の要である路線バスが、今回の実証実験を行うということは大きな社会的意味があります。高齢者の利用率が増加すると見込まれている路線バス業界にとって、乗客の安全を守ることはとても大切な使命です。

今回の実証実験をもとに、全国の路線バスで安全が十分に確保された路線バスの運行、将来的には自動運転化したバスでも、車内の事故が減らせることがひとつの大きな目標となるでしょう。

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