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空飛ぶ車「Aero Mobil(エアロモービル)」がついに市販化!価格や日本発売日は?
目次
空飛ぶ車「Aero Mobil(エアロモービル)」とは
Aero Mobil 4.0

1990年にスロバキアでAero Mobil(エアロモービル)は産声をあげました。
1993年に初のプロトタイプの空飛ぶ車Aero Mobil1.0を完成させ、より市販化に近づけるべく、主翼を折り畳み式にするなど改良が重ねられます。
2014年のAero Mobil3.0では、初のテスト飛行に成功し、市販化に向けてさらなる改良を続けられて来ました。
Aero Mobil(エアロモービル)3.0オフィシャルビデオ
2014年に完成したプロトモデル「Aero Mobil3.0」は見事テスト飛行に成功し、世界中を歓喜の渦に巻き込みました。
翼を閉じた状態では自動車として走行し、翼を広げると違和感もなく飛行機に変身しています。
Aero Mobil(エアロモービル)がフランクフルトモーターショーに出展!
The flying car by Aeromobil – yes by 2020. Would you? pic.twitter.com/Iw3sIXhZnl— Steve Fowler (@SteveFowler) 2017年9月12日
2017年9月に開催されたフランクフルトモーターショーにてAeroMobil 4.0が出展されました。
予約注文の受付がショーの開催中にも行われ、2018年から生産に取り組むと発表しています。
市販モデルの納車を行う計画に変更はありません。
市販化される最新プロトモデル「Aero Mobil(エアロモービル)4.0」

2017年4月、モナコで開催されたオートショー「トップ マークス モナコ 2017」で、空飛ぶ車の最新プロトモデルとして「Aero Mobil4.0」が公開されました。
同時に、展示会場である「トップ マークス モナコ 2017」において、市販モデル「Aero Mobil(エアロモービル)」の先行予約受付を開始しました。
「Aero Mobil(エアロモービル)」はハイブリッド

「Aero Mobil(エアロモービル)」は陸を走り、空を飛行するハイブリッドモデルですが、そのスペックもハイブリッドとなっています。
「Aero Mobil(エアロモービル)」の動力
「Aero Mobil(エアロモービル)」の動力は、224kWのパワーを発揮する2.0リットル水平対向4気筒ガソリン・ターボエンジンとなっています。
飛行モードでは、このエンジンパワーでプロペラを回し、路上モードではエンジン動力を使って発電し、路上走行用のモーターで走る仕組みとなっています。
まさにエンジンとモーターのハイブリッドというわけです。
「Aero Mobil(エアロモービル)」のスペック

「Aero Mobil(エアロモービル)」のボディサイズ
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
5,998 | 2,248 | ー |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
ー | 960 | 2 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
車として考えたとき、全長6m弱、全幅は2mを軽く超えますので、走れる道路が限られそうです。さらに、飛行モードで翼を広げると、全幅は8,800mmにも及びます。
「Aero Mobil(エアロモービル)」のパワーユニット
エンジン | 種類 | 水平対向4気筒ターボ |
---|---|---|
排気量 | 2.0L | |
最高出力 | 224[304.6] | |
最大トルク | 不明 | |
モーター | 最高出力 | 80[108.8] |
最大トルク | 不明 | |
トランスミッション | 不明 | |
駆動方式 | 前軸駆動 | |
使用燃料 | ガソリン | |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
「Aero Mobil(エアロモービル)」の構成するパワーユニットは、飛行機よりは自動車寄りの仕様となっています。
流線型で低い機体に収めるべく水平対向エンジンが採用されているのが特徴的で、路上モードではモーター駆動になっているのが現代的と言えます。
「Aero Mobil(エアロモービル)」の巡航性能
「Aero Mobil(エアロモービル)」は、日常ユースに耐えうる航続距離・巡航性能を誇っているのも特徴の一つです。
【自動車としての性能】
航続距離:700km、最高速度:160km/h
【飛行機としての性能】
飛行距離750km、巡航速度は259km/h
燃料タンク容量:90L
搭載重量:240kg(乗員、荷物および燃料やオイルなどを含む)
AeroMobil 2017 Digital Video
市販化が予定されている「Aero Mobil(エアロモービル)」は、 Digital Videoで紹介されている通り、内外装ともより洗練されており、まさに未来の車となっています。
「Aero Mobil(エアロモービル)」の価格は?

AeroMobilの市販モデルの価格は、120万ユーロから150万ユーロ、日本円で約1億4000万円から約1億7500万円になり、当初は多くても500台の生産・販売予定とのことです。
夢の空飛ぶ車の発売日は目前!

「Aero Mobil(エアロモービル)」は2020年にリリース予定となっており、夢の空飛ぶ車の実現まであと一歩のところまで来ています。
現に、ヨーロッパでは飛行の許認可は取得済みで、あとは市販化を待つだけの状態になっています。
これに追随してアメリカや中国などでも許認可を取得する予定とのことです。
肝心な日本で許認可が取れるかどうかの見通しは2017年4月現在ではありません。
いずれにしても、空飛ぶ車の実現はすぐそこまで来ているようです。
MOBYでは引き続き「Aero Mobil(エアロモービル)」の最新情報をお伝えしていきますのでご期待ください!
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...