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新型コロナの影響で車の購入意欲が高まる傾向に…意識調査結果をデルフィスが発表
トヨタが出資する広告会社、デルフィスは全国の18~69歳の男女を対象に実施した「コロナ禍における『移動』『クルマ』に関する意識調査」の結果を2020年5月19日に公表しました。
コロナ禍で自動車のニーズが高まる結果に
本調査は、政府の緊急事態宣言延長が発表された5月4日をはさむGW期間前半とGW終了後の2回に渡って実施されたもので、「移動・クルマに対する意識」と「生活意識」の変化に関するものついて調査されました。調査を実施したデルフィスは、自動車の持つ移動手段やプライベート空間としての価値を再発見したと考察しています。
自動車が移動手段として認識され、利用頻度が向上

自動車を購入する予定があったが、「購入を中止または延期した」と回答したのが11%。一方で、「購入したくなった」と回答したのが18%と、中止または延期した人と比べて7%多い結果となりました。
この結果から、デルフィスはコロナ禍によって自動車の需要が好転していると言えると見解を述べています。

また、自動車に対する認識の変化も見られ、自動車が感染リスク防止の観点において、有効かつ安全な移動手段として認識されていることが見て取れます。これも自動車の購入ニーズが高まる一因であると推測されています。

自動車を運転する頻度の変化に関する調査では、全国で16%が運転する頻度が増えた、またはやや増えたと回答しています。
増加傾向が顕著だったのは一都三県(埼玉・千葉・東京・神奈川)と東京都単体で、どちらも26%増加という結果に。コロナウイルスの影響が多いほど自動車の利用頻度が増加しています。
コロナ収束後に向け7割が前向きな姿勢

生活意識に関する質問では全体の4人に3人が「前向きに頑張りたい」と回答し、約7割がポジティブな意識を持って臨んでいることが明らかになっています。

今後どのように暮らしたいかという質問に対しては、全ての性年代で「当たり前の日常を大切にしたい」と、ほとんどの人が感じていることが分かりました。
世代別では男女の10~20代を中心に「新しいもの・サービスを取り入れて良い生活に改善したい」「新しいコトをはじめてみたい」という意識が高く、コロナ禍収束後を見据えた行動意欲や積極性が見られる結果となりました。

コロナ禍収束後にやりたいことを聞くと、外食や旅行など、外出して楽しむ機会を増やしたいという回答が多い結果に。クルマに対する意識として「気分転換にクルマでドライブしたい」人が61%存在しており、クルマは安全面だけでなく、リフレッシュの面でも高いニーズを持っていました。

アンケートが実施されたGW中の過ごし方として、大多数が自宅で過ごしていたと回答し、感染防止のための高い意識が現れた結果になっています。

今後の暮らし方に関する質問に関しては、人々との絆を大切にしたいという回答が最も多く、次に一人の時間やリフレッシュする時間を作りたいという回答が多い結果に。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...