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MaaSを世界で初めて実用化したMaaS Global社とは

あなたは「MaaS Global」をご存じですか?日本では耳慣れない会社の名前かもしれません。MaaS Globalは、自家用車以外のすべての交通手段を1つの移動サービスとする考え方『MaaS』を世界で初めて実用化したフィンランドの会社です。日本での「次世代モビリティサービス」の構築に大きく影響を与える会社ではないでしょうか。

今回は、MaaS Globalを取り上げて紹介します。MaaSの実用化に成功し、各国・各都市にサービスを拡大している注目の会社です。ぜひ、このページを読んでMaaS Globalがどのような会社であるか理解しましょう。

MaaS Global社とは

スマホを使用するビジネスマン
©wayne_0216/stock.adobe.com

MaaS Global社について詳しく紹介します。

  • フィンランドを発祥とし、ヘルシンキで「MaaS」実用化に成功
  • アプリ『Whim』を通じ、さまざまな交通手段を組み合わせたMaaS事業を展開
  • 『Whim』を「月額定額制」にてサービス提供をしている
  • フィンランドだけでなくベルギーやイギリスなどでもサービスを提供
  • 今後は日本を含む世界へのサービス拡大を予定

MaaS Globalは、2015年にフィンランドにて創立。2016年10月にフィンランド・ヘルシンキでMaaS事業の試験事業を開始し、後に実用化を果たしています。同社が開発したスマートフォン用アプリ『Whim』は世界初の定額制料金体系を実現。現在はフィンランド国内で10万以上のダウンロード数を記録しているのです。現在はフィンランドにとどまらずベルギーやイギリスでもサービスを提供しています。

今後は、日本を加えた世界各国のサービス地域拡大を予定。日本でも以下の企業がMaaS Globalへの出資・提携をしています。自動車・モビリティ事業の参入や不動産とのコラボレーション、保険関連事業についての研究開発につなげているのです。

■主な日本の出資企業

  • 三菱商事
  • 三井不動産
  • あいおいニッセイ同和損害保険
  • トヨタファイナンシャルサービス

MaaSを実用化したMaaS Global社の取り組みについて

フィンランドの首都ヘルシンキ
©Scanrail/stock.adobe.com

MaaS Globalは2015年にフィンランドで起業し、首都ヘルシンキにて2016年からMaaSに取り組み、実証実験から実用化まで結びつけています。スマートフォン用アプリ『Whim』を開発し2017年からサービスを開始。現在はベルギー、イギリスでもサービスを展開しています。Whimの特徴としては以下のポイントが挙げられます。

■Whimの特徴

  • 世界初の交通サブスクリプションシステムである
  • バスやタクシー、カーシェアリングなどの交通手段を組み合わせている
  • 交通手段を統合的に検索でき、予約・決済もアプリから一括でできる
  • 交通事業者データのオープン化を義務づけている

(参照元)国土交通省「モビリティ革命の最前線

出発地から目的地までの移動手段を検索できて、予約から支払いまでアプリで一括管理できるのです。

交通渋滞や環境保全、高齢化による交通の自由確保が課題となっていたフィンランドで、「公共交通」中心の交通体系への移行が課題となっていました。新しいモビリティサービスとしてMaaSのシステムが立ち上がっています。公的団体ではなく、民間企業であるMaaS Globalがシステム開発を担い、ビジネスを展開しているのです。

フィンランド・ヘルシンキではMaaS GlobalによるWhim利用者の利用状況調査によると、公共交通の利用が大幅に増えた反面、自家用車の利用が減少した結果が示されています。

MaaS Global社のアプリが日本でリリース

柏の葉キャンパス駅前の風景
©picture cells/stock.adobe.com

フィンランドで始まり、ベルギーやイギリスでアプリ『Whim』が採用されています。日本でもMaaS Globalにより、Whimのアプリの実証実験が始まっています。

2019年12月より、MaaS Globalと三井不動産は、千葉県・柏の葉の「スマートシティ計画」でWhimを使用したサービスの実証実験を開始。三井不動産は同じく11月より自動運転バスの運行実験をしており、長期経営方針「VISION 2025」で定めたMaaS実用化を目指しています。

カーシェアリングやタクシー、バスなどの交通事業者との連携が決定。交通手段の予約手配から支払い手続きを統合します。柏の葉エリアの物件や街で開催されるイベント、観光スポットの情報を提供する仕組みを構築していく方針です。

(参照元)三井不動産「自動運転システムの研究開発を行う先進モビリティ株式会社へ出資

MaaS Globalのまとめ

今回は、MaaS Globalを取り上げて紹介してきました。以下、簡単なおさらいをしましょう。

  • フィンランドにて創立し『MaaS』を実用化
  • フィンランドに留まらずベルギーやイギリスにシステムを提供
  • 世界初の交通サブスクリプションシステムを拡大
  • バスやタクシー、シェアリングシステムを一括で利用できる仕組みを構築
  • 2019年より日本でもアプリの実証実験が始まっている

2015年にフィンランドで創立し、2年でMaaSの実用化に成功。以降イギリスやベルギーなどでWhimを提供し成功を収めています。2019年より日本の民間企業と提携し、千葉県でのスマートシティ計画の中でMaaSの実証実験を開始。Whimを日本国内でも導入していく機運が高まっているのです。

民間企業や全国各地の自治体が取り組んでいる実証実験と同様、MaaS先進国から導入された技術が、どう日本国内で適応していくのか注目していく必要がありそうです。

MaaS Globalによる、今後の日本でのMaaS普及への活動に注目しましょう。

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この記事の執筆者
MOBY第3編集部

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