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人が乗って公道を走れる「実車版チョロQ」が超かわいい!種類と価格は?

愛されて35年、タカラのチョロQ

チョロQ
O.K.Z. CC0 / CC0 1.0
出典 : https://www.flickr.com/

「チョロQ(ちょろきゅー)」、誰もが一度は聞いたことのある名前かもしれません。

株式会社タカラ(現タカラトミー)が1980年に発売したチョロQは、デフォルメされた車体がゼンマイ動力でチョロチョロと走る姿が可愛らしく、手頃な価格も相まって、小学校低学年層を中心に大ヒットしました。

現在もタカラトミーの主力商品の一つとして販売が続けられていて、リモコン操作が可能な「チョロQハイブリッド!」を中心に、豊富なラインナップを取り揃えています。

そんなチョロQですが、実はかつて実際に人が乗ることができる電気自動車の「実車版チョロQ」なる物も存在していました。

時代を先取りしすぎた「チョロQモーターズ」

フォルクスワーゲン専門のチューナー、コックスの社長がチョロQのファンだったことから、実車版チョロQの企画は始まりました。

2002年、タカラは子会社として「チョロQモーターズ株式会社」を設立し、電気自動車業界に参入します。

Q-CARを発売

お台場に専門ディーラーを開いたチョロQモーターズは、アラコの電気自動車「エブリデー コムス」をベースとした「Q-CAR」を実車版チョロQとして売り出しました。

EVシステムの供給はアラコ、型式認証取得はコックス、企画販売はチョロQモーターズという体制で販売が開始されたQ-CARは、外見の可愛らしさや物珍しさから話題を呼び、売り上げも伸びました。

2003年には、山口県のMINEサーキット(みねさーきっと)の経営権を取得、2004年にはル・マン24時間レースにチョロQチームとして参戦する等、積極的に活動しています。

「Q-CAR」の走行動画

経営不振と「実車版チョロQ」の製造終了

順調に思えたチョロQモーターズでしたが、次第に売り上げは頭打ちとなります。

2004年にはQ-CARの製造が終了され、タカラ本体もチョロQモーターズを不採算事業として出資比率を引き下げ、連結決算の対象外としました。

2006年、MINEサーキットをマツダに譲渡したチョロQモーターズは、社名を「CQモーターズ株式会社」とし、本社も千葉県に移転されます。

その後は修理・保守のみを行っていたCQモーターズですが、2012年に健康保険の全喪届が提出され、アフターサービスも別企業に委託されていることから、会社としてのCQモーターズはすでに活動を停止していると思われます。

公道も走れるカワイイ「Q-CAR」のラインナップ

Q-CARはすべて、一人乗りの電気自動車となっています。もちろん公道を走ることができますが、車両法上の区分は原付4輪です。

そのため、車検や車庫証明、重量税、取得税が不要ですが、道路交通法上は自動車の扱いですので、運転には普通自動車運転免許が必要です。

その新車価格は、軽自動車が買えてしまう100万円台からでした。Q-CARは全車限定生産だったので、中古市場で探すのは難しく、現在では中々手に入らない貴重な車となっています。

「Qi(キューノ)」

Subcommandante CC 表示 – 継承 3.0 / CC BY-SA 3.0
出典 : https://ja.wikipedia.org/

阪神タイガースQi

Q-CARの第一弾「Qi(キューノ)」は129万円で販売されました。

ボディはアルミフレームで、家庭用のコンセントから充電でき、8時間の充電で80kmまで走ることができます。最高速度は50km/hとなっているので、高速道路での使用はできません。

Q-CARの中でもっとも多く製造された車であり、限定のカラーバリエーションも存在しました。

「U(ユー)」

「U(ユー)」は2004年に、120~145万円で販売されました。

実用重視のフロントスクリーンとルーフが付いているため、チョロQらしさは失われています。この辺りから迷走を始めていたのかもしれません。

「QVOLT(キューボルト)」

「QVOLT(キューボルト)」はQ-CARの製造終了後、2005年に190万円で販売されました。

漫画「ドラゴンボール」で知られる鳥山明氏がデザインしていて、クラシックなストリートロッド風のデザインが鳥山明らしさ全開です。

しかし、実際に販売された最後のQ-CAR(キューカー)、QVOLT(キューボルト)の販売台数は、たったの9台(キューダイ)に終わりました。

夢で終わった実車版チョロQ

チョロQに乗るという「夢」を実現するために生まれたチョロQモーターズは、思いつきと「夢」だけで別業種に参入するのは、難しいことだという教訓を残しました。

時代を先取りしすぎたQ-CARは、電気自動車が普及しつつある今なら成功したのかもしれません。

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