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タイヤのひび割れは危険なサイン?原因や予防・補修方法まとめ

タイヤが劣化すると、溝が減ってくるのはもちろん、ひび割れも発生してきます。

タイヤのひび割れは、よく見ないと分からない程度のものから遠くから見ても危なそうなものまで、程度が異なります。

そこで、タイヤの劣化によって発生したひび割れを放置しておくとどうなるのか、また、ひび割れレベル別に劣化具合をご紹介します。

タイヤのひび割れの原因3選

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タイヤのひび割れの原因は以下3つです。

原因ひび割れ理由
経年劣化紫外線によってゴムが劣化することで発生
慢性的な空気圧不足たわみが深くなることで発生
油性のタイヤワックス油性ワックスにより酸化防止剤の効果が減少することで発生

経年劣化

タイヤのひび割れのなかで最も多い原因が、経年劣化です。タイヤはゴムで作られているため紫外線に弱く、あまり走っていなくても時間と共に劣化しひび割れが目立つようになります。

また、4本のタイヤが同じように劣化するとも限りません。駐車場の向きによっては、太陽光がよくあたっているタイヤとあまりあたらないタイヤが出てきたりします。

そうなると、4本の内1本だけひび割れが酷い状態になってしまうこともあるのです。

慢性的な空気圧不足

慢性的にタイヤの空気が不足していると、たわみが深くなり、曲がっている箇所からひび割れが進行していきます。

もちろん、経年劣化との関係性もありますが、たわみが深くなることで通常の経年劣化よりもひびが深くなりやすいです。

その他にも車を動かさず、ずっと放置しているのもひび割れの原因になり得ます。車をずっと動かさないということは、1箇所のみが常にへこんでいるということです。

そして、タイヤの形が変わりその部分からひび割れが進行してしまいます。

油性のタイヤワックス

油性のタイヤワックスもひび割れの原因になってしまいます。ひび割れが発生する原因は、油性のタイヤワックスによりタイヤに使われている酸化防止剤の効果を弱めてしまうからです。

そのため、水性のタイヤワックスであれば問題ありません。油性のタイヤワックスを定期的に使用することで、結果的にタイヤのひび割れが促進されてしまいます。

タイヤのひび割れの許容範囲は?

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タイヤのひび割れレベル

タイヤのひび割れを、整備士の経験からレベル分けしてみました。

ひび割れレベル状態
レベル1浅めのひびが目立つようになる
レベル2全体的にひびが広がってくる
レベル3ひびが多いだけでなく深くなる

レベル1では、タイヤのショルダー部(角当たり)やトレッド部(地面と接している部分)に浅めのひびが目立つようになります。

そしてレベル2では、タイヤの側面にもひび割れが進行し、全体的にひび割れが目立つようになります。ここまでくればタイヤを見ただけでひび割れが多いと感じるでしょう。

末期であるレベル3では、ひびが多いだけでなく深くなってしまいます。岩の割れ目のようなひびが全体的に目立つということです。

このように、タイヤのひび割れが進行していくと、ひびが多くなるだけでなくひび自体も深く素人目から見ても危険だと感じる状態になってしまいます。

ひび割れはどこまで許容できる?

ひび割れの許容範囲としては、レベル2までに達しているのであれば、早急に交換が必要です。

ただ、レベル3の状態になっても問題なく走り続ける車も存在します。しかし、深刻なひび割れを放置しておくと、バーストなど事故の原因になる可能性は非常に高いので、早めに交換しましょう。

車検ではタイヤの溝しか見ていない

余談ですが、車検では基本的にタイヤの溝しか見ていません。つまり、「車検に合格した=タイヤは問題ない」というわけではないのです。

もし整備工場で点検をしていないのであれば、タイヤの管理は使用者の義務となります。定期的にタイヤの状態を確認し、必要であれば交換するようにしましょう。

タイヤのひび割れは補修できる?

タイヤのひび割れ修理剤はたくさん売られていますが、どこまで効果があるのかは不明です。

効果が全くないわけではないでしょうが、間違いなくいえるのは新品のような状態には戻らないということだけ覚えておいてください。

修理剤はあくまでも劣化の予防や現状維持のためのアイテムです。ひび割れの加速を抑えることができたとしても、ひび割れ自体はなくなりません。いくら修理剤を使おうと、いずれは交換する必要があります。

そのためこの記事では、ひび割れが発生してから対処しようとするのではなく、ひび割れを起こしづらい状態にすることをおすすめします。

タイヤのひび割れを放置するとバーストの原因に

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タイヤのひび割れを放置してしまうと、バーストの原因になってしまいます。バーストとはタイヤが爆発してしまう現象です。

走行中にタイヤがいきなり爆発します。タイヤが爆発すると、かなり危険な状態になってしまうというのは誰でも想像できるのではないでしょうか。

後輪であれば急にハンドルをとられることはありませんが、タイヤの位置によってはハンドル操作ができずに事故を起こすことも珍しくありません。

特にバーストは、夏の高速道路で発生しやすい現象です。そのため、高速を使って遠出をする予定があるなら走る前に、タイヤの状態をよく確認しておきましょう。

車カバーはタイヤのひび割れ予防に効果あり

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タイヤのひび割れの防止策はたくさんありますが、一番おすすめなのは車カバーをかけておくということです。

つまり、タイヤへの紫外線量を減らしましょうということです。タイヤに直接、紫外線を当てないような方法なら車カバー以外でも構いません。

例えば、ガレージ内に入れておくというようなことでも予防として効果的です。その他にも空気圧を適正に保つ方法なども予防効果はあります。

タイヤのひび割れに気づかず、事故を起こさないためにもこまめにタイヤの状態を見てあげることが大切です。

タイヤの管理は車の使用者の義務です。きちんとメンテナンスをおこない、安全に走行しましょう。

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執筆者プロフィール
山北吏(つかさ)
山北吏(つかさ)
1989年生まれ。現役整備士(整備士3級)webライター。webライター歴は1年半。愛車はインプレッサ(GH8)。車に乗るなら絶対MT!実家が田舎だったこともあり山道は得意!整備士として働き始め3年目。前職は輸入業...
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