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《見晴らしがよい交差点に魔物が》ニュースで話題のコリジョンコース現象ってなに?
目次
ニュースでも話題になった“コリジョンコース現象”とは?

2023年1月2日、福島県郡山市の交差点で、乗用車と軽自動車が衝突する事故が発生しました。軽自動車は炎上し、4人が亡くなっています。
非常に見通しの良い交差点であり、互いの車が見えていた可能性が高いのですが、事故現場にはブレーキ痕が無かったというのです。
この時発生したと考えられるのが、コリジョンコース現象と呼ばれるもの。
車だけでなく、飛行機やヘリコプターなどでも起きるというコリジョンコース現象とは、どのようなものでしょうか?
見通しの良い交差点で発生する事故の原因のひとつ

コリジョンとは「衝突」の意味であり、この現象は、見通しの良い交差点で起きる出会い頭の衝突を指しています。
過去にもコリジョンコース現象を疑う事例は数多くありました。
例えば、2015年6月24日に岐阜県養老町で起きた軽ワゴンと軽トラックが衝突、2016年7月10日に新潟県長岡市で乗用車とバイクが出合い頭に衝突など、いずれも水田や畑の広がっている地域にある、見通しの良い交差点で事故が発生しています。
これらの事故では、見通しのよい道路を走っていたにも関わらず、相手の車が近づいてきたことに気づかない、実際は動いている相手の車が止まって見えるという状況が発生することがあります。どうしてでしょうか?
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...