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車を壁や駐車場にぶつけた時のすべき対応・修理代や保険料は?

車をぶつけた時にすべき対応

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単独事故の場合

単独事故で車をぶつけた場合でも以下の3つの注意点に気を付ける必要があります。

  • どんなに小さな事故でも警察への通報は忘れないこと
  • 事故状況の確認と記録
  • 保険会社への連絡

物損事故や単独事故など、どんなに小さな事故でも「警察に通報する」ことは必須です。具体的な通報内容としては「他人の家の壁」や「電柱」「ガードレール」に車をぶつけたケースです。もし、警察への通報を怠った場合には「報告義務違反」として罰金が発生する可能性があります。

また、正確な事故状況を警察に報告するためにも「事故状況の確認」と「事故内容の記録」を忘れずに確認しましょう。自分を守るためにも大切な行動です。

単独事故で車の修理費を保険で賄う可能性も考えられるため「保険会社への連絡」も忘れてはいけません。

自動車保険は「万が一の事故に備えるため」に加入しています。単独事故で車を修理する場合でも高額な修理費が必要になる可能性が考えられます。

人や他人の車にぶつけた場合

人や他人の車にぶつけた場合には以下の4つのポイントに注意する必要があります。

  • 身元の確認
  • 保険会社への報告
  • 誠意をもって被害者に謝罪する
  • 事故状況や内容の確認と記録

自分だけでなく他人が関係する車両事故を起こした場合には、まず「身元の確認」が必要です。相手の身元が分からなければその後の保険会社への事故連絡や示談交渉がスムーズにできなくなります。

身元を確認する際には、以下の4点の確認が必要です。

  • 免許証
  • 住所
  • 電話番号
  • 互いの保険会社

上記4つの情報を共有することが大切です。また事故を起こした加害者側は被害者に誠意を持って謝罪することも大切です。事故直後の印象で事故後にトラブルに発展するのか・発展しないのかが判断される可能性があります。

また、連絡先や保険会社を確認し終えた場合には「お互いの保険会社への連絡」を忘れずに行いましょう。正確な事故状況を保険会社や警察に伝えるためにも事故内容の確認や記録を忘れずに確認することをおすすめします。

事故後のトラブルを未然に防ぐことや自分を守る証拠としても大切な行動です。

相手に「大丈夫」と言われてもトラブルが起こる可能性がある

相手に「大丈夫」と言われてほっと安心してはその後トラブルに発展する可能性が出てきます。人によっては反射的に「大丈夫」と話す方も少なくありません。

相手に「大丈夫」と言われる事故状況をケース別で紹介します。

  1. 車と自転車や人との接触事故で「大丈夫」と言われたケース
  2. 車と車同士の衝突事故で「大丈夫」と言われたケース
  3. 相手の所有物を壊したで「大丈夫」と言われたケース

1.車と自転車や人との接触事故で「大丈夫」と言われたケース

車と自転車や人との接触事故の中でも「軽い接触」や「小さな傷」程度の軽傷であれば「大丈夫」と言われるケースが多い傾向があります。また実際に相手方と連絡先を交換し事故解決する方も多いでしょう。

しかし、保険会社を仲介に挟まない示談交渉は「トラブルの発展に特に繋がりやすい」可能性大です。

事故直後は良好な関係であっても事故後に豹変する方も少なくありません。また事故直後は相手方の体に異変がなくても事故後から急に体が痛み始めるケースもあります。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも注意してほしいケースです。

2.車と車同士の衝突事故で「大丈夫」と言われたケース

車同士の衝突事故で「大丈夫」と言われる際も注意してほしいケースの1つです。

車の損傷は外観だけではありません。事故後にエンジンやその他の関連部品に不具合が起こる可能性も考えられます。不具合が起きた際に示談交渉だけで対応している場合には相手方から高額な修理費用を請求される可能性も少なくありません。

車をぶつけた場合に自分を様々なリスクから守るためにも保険会社への連絡や事故内容の確認・把握を必ず行いましょう。

3.相手の所有物を壊したけど「大丈夫」と言われたケース

相手の所有物を壊したけど「大丈夫」と言われ、安心してはトラブルに発展する可能性があります。

どんな方でも事故直後は精神状態が正常な状態ではありません。

「大丈夫」と言われ事故が解決する前に「やっぱり修理費が高いので弁償してほしい」とトラブルに発展する可能性も少なくないでしょう。

相手の所有物を修理する場合には「自動車保険」が適用できます。そのため、どんなに軽度な事故内容でも、下記2点の実施は必ず行いましょう。

  • 保険会社への連絡
  • 警察を入れた事故内容の確認と記録

人身事故での違反点数や罰金について詳しく知りたい方はこちら

車をぶつけた時にかかる自損額の目安

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実際に事故を起こした場合、修理費などが発生し自分で損害額を支払わないといけません。相手がいる事故で過失割合で相手の損害金など支払う義務があり、そちらも自分が払う自損金となるのです。今回は事故で多い3つのパターンで自損額の目安を分かりやすく解説しています。

単独で車をぶつけた場合

単独でぶつけて自分の車が故障したり、物を壊してしまうと全て自分の責任になり損害も1人で抱え込みます。パーツごとの相場目安として、ドアが1枚辺り30,000円〜50,000円で交換修理になると約100,000円の費用が必要です。

プラスチック樹脂で構成されているバンパーでも修理には30,000円〜70,000円となっており、交換修理になると車やカラーによって50,000円〜100,000円の費用がかかります。

自分の車の損害を賄える保険は車両保険のみで、加入していない場合は修理するすべての箇所を実費で修理を行うか、金額が高過ぎるのであれば廃車登録をする必要があります。

人・他人の車にぶつけた場合

単独ではなく、相手がいる事故の場合はどちらに過失があるか決める必要があり、第三者機関の民間調査会社が定める過失割合によって損害金額が決まります。

ぶつけた相手が人や自転車、バイク、自動車によって過失が変わり自損金や賠償金を支払わなければいけません。

対人で事故を起こしてしまうと、ほとんどの場合が自動車を運転している側の過失です。自分の損害があれば全て自己負担となり、示談や裁判などで相手に損害賠償を支払います。

相手に大丈夫と言われた場合

相手に大丈夫と言われても後日に後遺症が出る可能性があるので連絡先などを聞き、立ち去られても警察への連絡が必要です。

示談で済めば音沙汰なく謝罪などで済み自損金は特にありませんが、警察に連絡しないことでひき逃げで訴えられ10年以下の懲役または1,000,000円の罰金が下されます。

交通事故の過失割合について詳しく知りたい方はこちら

車をぶつけた時に適用される保険

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自賠責保険

車の保険は2種類あります。1つ目は、自賠責保険です。こちらは、加入が法律で義務付けられているもので交通事故による被害者を救済するための保険です。

自賠責保険で補償されるのは、他人を死亡させたりケガをさせたりした人身事故の場合です。つまり人のための保険です。

一般的に強制保険と呼ばれていて、自動車購入の際に同時に加入します。

また、自賠責保険に加入していないと車検を受けることができません。その車検の際には、年数分の自賠責保険料を支払うことになっています。この場合保険料は、どの保険会社でも一律です。

任意保険

2つ目は、任意保険です。こちらは、加入が義務ではありません。自賠責保険では賄い切れない人への補償や、物に対してかけることのできる保険です。自分で、どんな保険をどの程度かけるかを決めることができます。

直接保険会社から加入したり、インターネットなどから加入することも可能です。

支払方法は、1年払い/月々払い/クレジットカード払い/口座振替/コンビニ払いなど色々な方法があるので払いやすい方法を選ぶこともできます。義務ではない分、かなり選択肢が広いといえます。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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