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「普段の朝食で職を失うかも…」バス運転手がアルコール分検出で懲戒、原因は蒸しパン

乗務前に蒸しパン食べ“アルコール分検出”、懲戒処分に

©THINK b/stock.adobe.com

2022年10月31日に大阪府高槻市は、市営バスの運転手を務める40代男性の乗務前の呼気検査でアルコール分を検出したとし、戒告の懲戒処分となったことが複数の新聞社で報じられました。

発表によると、40代男性は2022年10月23日朝の乗務前検査で、呼気1リットル中に0.11ミリグラムのアルコール分が検出されたといいます。

なお、道交法で“酒気帯び”として定められている呼気中のアルコール濃度は、呼気1リットルあたり0.15ミリグラム以上ですが、高槻市では内規で0.07ミリグラムを基準としています。

戒告の懲戒処分となった運転手の40代男性は、「出勤途中の車内で蒸しパンを食べた。申し訳ない」と反省しているといい、市の担当者は「たとえパンが理由でも、運転のプロとして厳しく対応した」と話しているようです。

「0.00%」のノンアルコール飲料は問題なし?

毎朝口にするパンや味噌汁、洗口液…直後に呼気検査あるなら注意

出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)
©Kateryna_Kon/stock.adobe.com

前述の通り、お酒として販売されていない食品や飲み物を摂取したあとに、呼気中にアルコール分が検出されることがあります。しかし、原材料にお酒を使っている場合であれば、アルコール分が検出されることは想像に容易いのですが、今回、戒告の懲戒処分が報じられた市営バスの運転手を務める40代男性は「蒸しパンを食べた」と話しています。

蒸しパンにもさまざまな種類があるため、40代男性が食べた蒸しパンに原材料にお酒が含まれていなかったと断言することはできませんが、発酵食品であるパンは、微量ながらアルコールを含んでいる場合があります。

パンのほか、味噌や漬物、チーズなどの発酵食品は、酵母と呼ばれる微生物のはたらきによって作られる食品です。酵母は糖分を分解してアルコールと炭酸ガスを生み出すちからを持っているため、酒づくりに欠かせない微生物です。そのため、お酒でなくとも、発酵食品などを食べた直後は呼気中にアルコール分が検出される場合があります。

また、口臭予防のスプレーや、洗口液、うがい薬といった医薬品にはアルコールの一種であるエタノールが含まれていることがあり、これらも使用直後は呼気検査でアルコール分が検出されることがあります。

パンや味噌汁、漬け物などを朝に食べるという人や、歯磨き後に洗口液を使うという人は多いのですが、呼気検査の直前にこれらを口にすると、呼気中にアルコール分が検出される場合があるため、注意しましょう。

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執筆者プロフィール
MOBY編集部 高山 志郎
MOBY編集部 高山 志郎
平成元年生まれ、東京都出身。学生時代にモータースポーツ活動を開始し、大小さまざまな耐久レースへ参戦。優勝の経験も持つ。エンジニアとして複数の業界を渡りながら趣味で車やバイクに触れ続け、縁あって自動...

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