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「KINTO」vs「定額カルモくん」 徹底比較!どっちがお得でメリットあるカーリースなのかを検証

TVCMでよく見かける“クルマのサブスク”、カーリースの「KINTO」と「おトクにマイカー 定額カルモくん」。この2つのービスをさまざまな角度で徹底比較してみました。

「KINTO」と「定額カルモくん」とは?

KINTO と おトクにマイカー 定額カルモくんのロゴ

「KINTO」はトヨタグループの会社が運営するカーリース事業の通称名で「KINTO ONE」と呼ばれるトヨタブランドのカーリースと、レクサスブランドのカーリース「KINTO NEXT」の2つのサービスが提供されています。このうち、TVCMなどで一般に知られているのが前者の「KINTO ONE」となります。

「カルモくん」はIT系ベンチャー企業のナイル株式会社が提供するカーリースで、正式サービス名称は「おトクにマイカー 定額カルモくん」となります。

両者ともに車を長期間リース契約、頭金なしで月額を支払うという基本は変わりありませんが、リース期間、取り扱い車種、リース料、サービス内容に顕著な違いがあります。

※本記事では便宜上、「KINTO ONE」を『KINTO』、「おトクにマイカー 定額カルモくん」を『定額カルモくん』と略して表記します。

リース期間で比較

カーリースをどれくらいの期間契約するのかは、月額の違いに大きな影響を与えます。言わずもがなですが、リース期間が長ければ長いほど月額は安くなりますが、支払い総額で見ると期間が短い方が安くなります。

KINTO定額カルモくん
リース期間3年・5年・7年1年〜11年で1年単位

【結論】フレキシブルな定額カルモくんの勝ち

リース期間は3・5・7年のいずれかでしか検討していない、という人はどちらのカーリースでも問題ありませんが、月額を可能な限り安くしたいなら、8年以上のリース期間を設定したいものです。定額カルモくんは、最長11年、1年単位で設定できるといる業界最長のリース期間をフレキシブルに選択できます。

車種ラインナップで比較

KINTO定額カルモくん
車種ラインナップトヨタ車のみ国産車ほぼ全車種
軽自動車なしあり

【結論】定額カルモくんの勝ち

KINTOはトヨタグループですから、取り扱い車種は当然トヨタに限られてしまいます。また、トヨタは軽自動車は生産しておらず、子会社のダイハツのOEM車を販売しているという背景があってか、KINTOでは軽自動車の取り扱いがない状況です。

一方、定額カルモくんでは、国産車のほぼ全車種をラインナップしており、人気の軽自動車はすべてラインナップしています。

カーリースは月額の安さで選ぶ人が圧倒的に多い状況ですから、そもそも維持費の安い軽自動車を選べるのは利用者にとても有利になります。

月額で比較

kintoとカルモの月額シミュレーション画面のスクショ
それぞれWEBで確認できる月額シミュレーションのスクリーンショット

最も安い月額で比較

月々の支払額だけに注目して最も安い車種、プランでシミュレーションすると次のようになりました。

  KINTO 定額カルモくん
月額(税込) 29,590円

12,870

リース期間 7年 11年
メーカー
車種名
グレード
トヨタ
パッソ
X“S”
トヨタ パッソ 3代目 後期型:2018年10月マイナーチェンジ後
ダイハツ
ミライース
L

この料金の違いの理由に、リース期間の長さと車検費用やタイヤ、ワイパーなどの消耗品交換を含むメンテンス費用が含まれるかどうかの違い(KINTOは含まれるが、定額カルモくんは含まれない)があります。

同一車種・同一条件で比較

車種は同じトヨタ パッソ、グレードも同じ、オプションも揃えて(カーナビなし、フロアマットとETCのみつけた状態)、車検費用、主要消耗品交換等のメンテンス費用を含んでの比較(定額カルモくんでは「ゴールドメンテプラン」をつけた状態)リース期間も揃えて比較してみました。

KINTO定額カルモくん
最安月額29,590円29,476
リース期間7年7年
車種トヨタ
パッソ
X“S”
トヨタ パッソ 3代目 後期型:2018年10月マイナーチェンジ後
トヨタ
パッソ
X“S”
トヨタ パッソ 3代目 後期型:2018年10月マイナーチェンジ後

月額では僅差ですが、定額カルモくんの方が安い結果となりました。

サービス内容比較

車の乗り換え

KINTO定額カルモくん
車の乗り換え設定ありなし

【結論】KINTOの勝ち

KINTOでは、契約期間中の一部期間に乗り換えができるようになっています。条件が多岐に渡るため本記事では詳細の解説を割愛しますが、手数料を支払うことと、上位の車種に乗り換える場合の差額の支払いなどすることにより、車の乗り換えができるようになっています。

メンテンスと税金、強制保険

KINTO定額カルモくん
メンテンスプランなし
(強制的に付く
はずせない)
3段階のメンテナンスプラン
メンテナンスプランなしも選択可

【結論】メンテンスサービス内容は同等、違いあっても僅かな差。メンテンスプランの自由度は定額カルモくんが圧倒的。

KINTOは、車検費用(自賠責保険料(いわゆる強制保険)、自動車重量税含む)自動車税、オイル交換、タイヤ、ワイパーといった消耗品交換費用などのメンテンス費用がすべてコミコミのプランしかありません。

一方、定額カルモくんでは契約期間中の自動車税、自動車重量税、自賠責保険料のみが月額利用料に含まれただけの最もベーシックな「シンプルプラン」が設定されています。これは、メンテナンスや消耗品交換はカー用品店などで安く済ませる人、ユーザー車検や自分で車検を通すなどして安く済ませたい人、親戚や友達が自動車整備工場で安く車検が通せる人などのニーズに対応します。メンテナンスを付けたいユーザーには、メーカー保証期間終了後の延長保証サービスの有無などが段階的に設定された3つのプラン(シルバー、ゴールド、プラチナ)から自分のカーライフにあったものが選択できるようになっています。

自動車保険(任意保険)

KINTO定額カルモくん
自動車保険
(強制的に付く
はずせない)

(自分で加入)

【結論】どっちもどっち。契約者の状況による。

KINTOは自動車保険(いわゆる任意保険)がデフォルトでセットされています。KINTOが保険会社と包括的な契約をしており、KINTO利用者はその包括契約の中で、自動車保険が適用されるといった格好です。一見これは良いサービスに見えますが皆が皆、一律プラスになるサービスとはならないことに注意が必要です。

例えば、契約中の自動車保険の等級が高く、保険料の割引率が高い人は、KINTOで契約してもその保険料割引きの恩恵が受けられません。若い世代の人では親の保険が使える場合も同様です。トータルコストを重要視するなら、毎月のリース料と自動車保険料を総合的に判断しましょう。

前述した同一条件での月額比較だけで見ると、自動車保険料が含まれるKINTOの方がトータル的に安いと判断できますが、KINTOのリース契約期間は3・5・7年の3つしかなく、定額カルモくんのように1年から最長11年という自由度が高く、かつ長期間の利用(すなわち月額を低く設定できる)ということがないため、一概にKINTOが良いとは言えません。契約者の状況によりけりです。

リース期間終了後に車がもらえるかどうか

KINTO定額カルモくん
リース期間終了後
車がもらえるか
もらえないもらえる

個人向けカーリースは基本的に、リース期間終了時の車の残存価格を差し引いた月額が算出されます。このため、カーリース期間終了後は返却しないとリース会社は損をしてしまいます。しかし、リース期間が長ければ減価償却しきってしまう、すなわち残存価格が0円となりリース会社は返却されなくても損をしなくなります。

定額カルモくんでは、後述の「乗り放題オプション」をつければリース期間終了後に車がもらえるようになっています。なお、このオプションが設定できる車種には限りがあるようですので申込み検討される方は確認が必要です。

走行距離制限

どのカーリースでも基本的に走行距離制限が設定されます。KINTOと定額カルモくんでは以下のような走行距離制限が設定されています。

KINTO定額カルモくん
走行
距離
制限
3年:54,000km
5年:90,000km
7年:126,000km
※いずれも月1,500km
月間1,500km ✕ 利用月数
制限
超過時
トヨタ車;1kmあたり税込11円
レクサス車:1kmあたり税込22円
1kmあたり税込8
無制限
プラン
なし乗り放題オプション
月額500円

【結論】定額カルモくんの勝ち

走行距離制限を超えてしまったときは、定額カルモくんがお得。契約終了後に車がもらえる「乗り放題オプション」がお得となりました。

走行距離制限の基本は両者ともに月間1,500km。これを契約年数分を積算した距離数が契約終了時の追加費用の有無の判断材料とされるのですが、一般的な自家用車での平均年間総距離は9,000kmとされていますので、これを超えるようなカーライフを送られる方には、定額カルモくんがお得となります。

KINTOと定額カルモくん、どっちがお得?

本記事では、KINTOと定額カルモくんの月額、サービス内容を多角的に比較しました。

KINTOと定額カルモくんを比較した勝敗数だけで見れば、定額カルモくんの総合優勝となってしまいますが、カーリースをどちらがお得かを、勝敗総合得点で比較するのは些かナンセンスです。

明白に言えることとしては、8年以上の長い契約期間で月額を安く抑えたい人、安い軽自動車の乗りたい方は「定額カルモくん」となります。

この他の部分ではKINTOがお得になるのか、定額カルモくんがお得になるのかは、自分自身のカーライフに当てはめてみないとわかりません。自分が車を持ったときの、年間走行距離の想定、自動車保険料、車検、メンテナンスはどうするかをイメージして試算してみましょう。

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この記事の執筆者
MOBY編集部

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