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ウィンカーの本当の意味とは?ウィンカーポジション取り付け方や車検通過基準も!
ウィンカーの本当の意味とは?
ウィンカーは実はドイツ語

ドイツ語のwinken「指し示す」から来た言葉で、自動車文化の発達にともない交通量が増した事により開発され、車のこれから行く先を周りに示す「方向指示器」として発展してきました。
【衝撃】曲がりますという合図ではない?
ウィンカーの意味はなんですか?と聞かれたら「右(左)に曲がりますという合図である」と答える人が大半かと思います。
しかし、法令でウィンカーの使用のタイミングについては、「その行為をしようとする地点から30メートル手前の地点に達したとき」と定められています。
つまり、ウィンカーは「曲がります」という合図ではなく、これから曲がる準備をしますという意味で使用されるものなのです。
屁理屈のような気もしてしまいますが、法令で定められているルールでは「ウィンカー=準備の合図」というのが正しい使い方となるのです。
いろいろなウィンカー
現代では、ランプが点灯するウィンカーが主流となっていますが、かつてはいろいろなウィンカーがありました。
今回は、それらのウィンカーについてもご紹介したいと思います。
方向指示器の代わりをする手信号
以前は、現代でも習う手信号がウィンカーの代わりをしていました。
また、ウィンカーの電球が切れてしまった時など、もしもの時は、手信号で車の行き先を示す必要があります。
矢羽式(やばねしき)と腕木式(うでぎしき)の方向指示器

1900年代初頭ウサギの耳みたいな方向指示器を起こすとオレンジが見えて倒すと見えなくなる構造が初めでした。
停留所の多いバスの発進、停止が周りのクルマから分かりにくく、危ない事から急成長した説もあります。
矢羽式の方向指示器は、当時のアメリカではtrafficatorや、semaphoreと言います。
現代風ウィンカーに変わったのは、1935年頃イタリアのフィアット1500と、アメリカのビュイックが最初です。
今になって、英語のwink「まばたきする」から来た言葉のような気がしますが初めは点滅すら無かった事が分かります。
アメリカでは blinker や turn signal 、イギリスでは directional indicator と言います。
ドアミラーターンランプ
このL150SとかL350Sのドアミラーターンランプ大好きw pic.twitter.com/vgfhYEhfgw
— Pearl@むーこぺ (@Dsport880) 2016年7月2日
最近では、視認性の高いドアミラーにもウィンカーの付いたモデルが増えつつあります。
サイドマーカー
タイヤのサイドマーカーが生えるwww pic.twitter.com/B0lEto1nQg
— おちんチーノ「じょもたろー命名」 (@jYYEsDwxrTthG9A) 2017年3月23日
ボディ側面にいるかもしれない歩行者、自転車、バイクなどにも分かりやすいサイドマーカーと言われるウィンカーも主流になっています。
前後左右、側面にドアミラー装着タイプまで合わせて、日本では、ウィンカーと呼んでいます。
ところで方向指示器であるウィンカーの出し方って、ちゃんと覚えていますか。
基本は、30m手前です。確認!合図!!確認!!!の繰り返しですが大きな事故につながらないように安全確認を忘れないようにしましょう。
余談になりますが、高速道路で右車線を走行中に、後ろに急に迫ってきた車が右ウィンカーをつけている時に遭遇したことがありませんか。
これは、急いでいるから道をゆずってくださいという意味になります。
スムーズで気持ち良いドライブを楽しむ為には快くゆずってあげましょう。
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