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インディアナRV インディ727は軽キャンピングカー!中古車価格や口コミと燃費から車中泊まで
目次
インディ727とはどのようなキャンピングカー?
ポップアップルーフを展開した状態のインディ727

インディ727は、神奈川県綾瀬市に本拠を置く、キャンピングカー専門ディーラーのインディアナ・RVが発売する軽キャンピングカーです。
キャンピングカーの本場ヨーロッパで、ほとんどのキャンピングカーに使用されているアルミボディパネルを採用。軽量化や安全性を重視するとともに、キャンパー装備やオプション類も豊富な軽キャンパーとして人気です。軽自動車ならではの軽快さや利便性を生かして、街乗りもOK!もちろん、キャンピングカーならではの車中泊もラクラクこなします。
シェル内のレイアウトは、対面式ダイネットのSタイプと、L字型ソファのLタイプの2種類から選択が可能です。
コンセプトとターゲット
インディ727の開発コンセプトは、キャンピングカー初心者でも最初から問題なく使えることです。
キャンピングカーで、意外と気になるのがその車高。インディ272の全高は199cm。この高さだと、スーパーやショッピングセンターの立体駐車場でも問題なく駐車が可能です。誰もが手軽に運転できる軽自動車ならではの小回りの利く機能性は、インディ727の大きな魅力といえます。
そして、大きな窓をあしらったおしゃれな外観、気持ちよく車中泊ができる明るい室内。いま流行のグランピングにも通じるような、ワンクラス上のキャンピングカーライフを目指す、洗練された大人が満足できる軽キャンパーです。
軽キャンパーとしての優れた特徴
インディ727の特徴を以下にまとめてみました。
(1)キャブ部とシェルの車幅がほぼ同じ:車体感覚が取りやすく、運転しやすい。
(2)5層構造のアルミ外壁パネルをシェルに採用:軽量化・高断熱・高い耐久性を実現。
(3)軽量化によるメリット:走行性能の低下を防止し、ブレーキの効きも向上。
(4)ポップアップルーフを標準装備:就寝スペースとして4人分を確保。
(5)ポップアップルーフ部分のテント生地に特殊ポリウレタンを採用:高い防水・撥水機能と同時に、内部の湿気を外部に放出できる機能を備える。
(6)シェルの窓にアクリル製二重の丸窓を採用:十分な断熱効果により、ヒーター、エアコンの効き、結露の防止を実現。
(7)ボディのペイントは焼付け塗装:高い耐久性を維持。
インディ727は、ボディの軽量化と耐久性により、軽キャンピングカーとしては、安全で運転しやすい車です。また、キャンピングカーとしての使い勝手の大きな要素を占めるシェル(荷台部分に架装された居室)のクオリティが非常に高い軽キャンパーといえます。
スタイリッシュなエクステリアデザイン
フロント部分(ボディカラー:ロイヤルブルー メタリック)

サイド部分(ボディカラー:ロイヤルブルー メタリック)

リア部分(ボディカラー:ロイヤルブルー メタリック)

シェル部分にアルミボディパネルを採用。
断熱性、軽量化、安全性のほかにも、省エネ、リサイクルなど環境にも優しい取り組みを行っています。バキュームプレス工法により、美しい仕上がりが魅力です。
洗練されたインテリアデザイン
Sタイプの運転席とシェル

Lタイプの運転席とシェル

Sタイプのギャレーと丸窓

ベット展開時(Sタイプ)

ベット展開時(Lタイプ)

シートレイアウト(Sタイプの対面シート)

シートレイアウト(LタイプのL字型シート)

ポップアップルーフ展開時の内部

シェル内のレイアウトは、対面式ダイネットのSタイプと、L字型ソファのLタイプの2種類が用意されています。
軽キャンピングカーでありながら、満足できる車内宿泊が可能。ポップアップルーフを展開すれば4名の宿泊スペースが確保できます。
軽キャンパーとして充実の装備
電源 | 外部AC電源入力コンセント/室内AC100Vコンセント(2口) |
サブバッテリー | サブバッテリー(80Ah)/サブバッテリー走行充電システム |
エアコン | – |
ヒーター | オプション |
トイレ | – |
シャワー | シャワー付ステンレス製シンク |
ベッド | 下部、バンクベッド |
テーブル | 脱着式 |
シンク | ステンレス製 |
コンロ | コンロ |
冷蔵庫 | オプション |
テレビ | – |
電子レンジ | オプション |
その他 | ポップアップFRPルーフ/プッシュアウト開閉式アクリル二重窓/ LED天井照明(常夜灯付)/集中コントロールスイッチパネル |
インディ727は車中泊が得意な軽キャンパーです。車内でいかに楽しく過ごすかの設備が装備されています。
ギャレーコンソールに装備される大き目のシンクは、カセットコンロとのコンビでちょっとした車内調理が可能です。引き延ばして、窓から出して車外で使うこともできるシャワーフォーセットも便利な装備といえるでしょう。
また、収納が不得意な軽キャンパーですが、インディ727には両サイドと前部にオーバーヘッド収納庫が用意されていて、たっぷり収納ができるのも魅力です。
誰もが取り扱いやすいボディサイズ
ベース車両 | ダイハツ ハイゼット |
全長 | 3,390mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,990mm |
軽キャンピングカーはシェルがキャブの幅より広いタイプがあります。しかし、インディ727はシェルとキャブの幅が同じタイプです。このため、スマートなスタイリングと軽量化が実現されています。
エンジンスペック
エンジン種類 | 直列3気筒DOHC |
---|---|
排気量 | 660cc |
最高出力 | 5MT:34kW(46PS)/5,700rpm、4AT:39kW(39PS)/7,200rpm |
最大トルク | 60N.M(6.1kg.m)/4,000rpm |
トランスミッション | 5MT、4AT |
駆動方式 | 2WD、4WD |
使用燃料 | ガソリン |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
インディ727のベース車両は、力強いパワーと機動力がセールスポイントのダイハツハイゼット。5年連続で国内販売数トップを誇る信頼性の厚い軽トラックです。
トップクラスの荷台の広さは、より大きなシェルを積むことができるキャンピングカーのベース車両として最適。機動力の面では、5MT車がJC08モードで19.6km/Lと軽トラックトップの低燃費を誇ります。また、AT車は軽トラックで唯一の電子制御式4速ATを採用。同じスピードでもより低いエンジン回転数での走行が可能で、より優れた燃費向上を発揮します。
全5色のボディカラー
ロイヤルブルー メタリック

ルビーレッド メタリック

インディ727のカラーバリエーションは全5色で、シェル部分のボディカラーが異なります。
(1)ルビーレッド メタリック
(2)ロイヤルブルー メタリック
(3)アジュールブル ーメタリック
(4)スティールブルー メタリック
(5)ホワイト
リゾート感覚のルビーレッド・ロイヤルブルー、アーバン感覚のアジュールブルー・スティールブルー、シンプルなホワイトなど、スタイリッシュなカラーバリエーションから選択可能です。いずれもヨーロッパでの出荷するときに焼付塗装が施されるため、耐久性に優れています。
グレード構成と新車車両価格
グレード | 本体価格(消費税込み) |
スタンダード 2WD(5MT/4AT) | 301~310万円 |
スタンダード 4WD(5MT/4AT) | 315~324万円 |
スタンダードSA IIIt 2WD(5MT/4AT) | 306~315万円 |
スタンダードSA IIIt 4WD(5MT/4AT) | 320~329万円 |
エクストラSA IIIt 2WD(5MT/4AT) | 319~328万円 |
エクストラSA IIIt 4WD(5MT/4AT) | 332~341万円 |
中古車両価格
平均価格 | 277万円 |
本体価格 | 239~335万円 |
インディ727は人気の軽キャンパーのため、中古市場であまり多く見かけることはありません。それだけに、これはという中古車を見つけたら、業者へのアポイントや検討など、すぐにアクションを起こす必要があります。また、キャンピングカーという特性上、オプションが充実しているかどうかも、選ぶ際の重要なポイントです。
さらに、キャンピングカーは基本的には距離を走る車。前オーナーにもよりますが、エンジンや足回りなどがしっかりと整備されているかもポイントとなります。
インディ727の評価と口コミは?
居住性を高めるインディ727のポップアップルーフ

ネット上の口コミや評価を調べてみました。人気の軽キャンピングカーということで、全体的には高い評価を得ています。しかし、軽キャンピングカー全体にいえることですが、走行性能や収納の面で不満があるという声が聞こえてきました。以下に代表的な評価をご紹介しましょう。
・居住性はまったく問題なし。大人2名、子供2名くらいまでなら余裕。
・ポップアップルーフを上げた時の開放感は最高。網戸を開ければ風通しも抜群。
・問題はやはり収納。しっかりと収納BOXを用意して、区分けしていかないとビニール袋だらけ。
・ノーマルな仕様だと、高速道路での横風や大型車から追い越される時に斜め前へ押し出されるよにハンドルがフラつく。
以上のように不満な点も見受けられました。しかし、インディ727は軽キャンピングカーを代表する人気車種。キャンプやアウトドアに最適な「旅する車」だけでなく、普段使いもこなせる車です。興味のある方はぜひ検討してみてください。
軽キャンピングカーについてはこちら
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...