MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > メーカー・車種別 > フォルクスワーゲン > 燃費がリッター100キロ超え!?2011年登場「VW XL1」、なんと市販化も!
フォルクスワーゲン

更新

燃費がリッター100キロ超え!?2011年登場「VW XL1」、なんと市販化も!

VWが2011年発表した「XL1」

フォルクスワーゲン XL1

「XL1」は、2011年1月に開催されたカタール モーターショーにてフォルクスワーゲン(VW)が世界初公開したコンセプトカーです。

コンセプトカーにも関わらず、ナンバープレートを取得していて公道の走行が可能。見える部分だけ制作されているコンセプトカーが多い中で、XL1はかなり作り込まれていると言えます。

フォルクスワーゲン L1 コンセプト(2009年)

デザインでは、2009年に発表されたコンセプトカー「L1」のシルエットも採用しているとのことですが、XL1ではよりワイドに、ダイナミックな外観になっています。

空気の流れにこだわったフォルム

フォルクスワーゲン XL1

XL1のボディ形状は2ドアクーペで、左右のドアは上方向に跳ね上げるように開くバタフライ型を採用。フロントグリルはなく、水平の黒いラインやL字型のヘッドライトが配置されています。

軽量なカーボンファイバー素材を使用したモノコック構造を採用していて、大きさは全長3,888mm、全幅1,665mm、全高はわずか1,153mmという5ナンバーサイズ。全高を除けば、スズキ スイフト程度の数値です。

従来のドアミラーは設置されておらず、代わりに小型カメラで外の様子を映す「e-ミラー」のカメラがドアに備えられています。

流れるようなラインを描くルーフは、車体上の空気の流れを最適化する形状になっており、後輪が覆われているのも乱気流を防ぐため。また、後輪部分の空気の流れは、ホイール前後にある小さなスポイラーによっても最適化されています。

XL1は上から見るとイルカのようなデザインになっている

エンジンが収まっているリアには窓ガラスがありませんが、ラゲッジスペースは120Lの容量を確保。

後部に配置された個性的な形状をしたテールランプには、ブレーキやフォグランプのほか、リバースライト、リアライトなどが組み込まれています。

市販車さながらに作り込まれた内装

XL1の内装

2011年に制作されたコンセプトカーなので、10年が経過した2021年現在にこの内装を見ると、やや質素に感じるかもしれません。

インストゥルメントパネルの中央にはディスプレイやエアコンの操作パネル、EV走行へと切り替えるスイッチなどが配置されています。

2人乗りですが、大開口のウイング式ドアによって余裕のある乗り降りが可能。ただ、普通の車と違って車高がかなり低いので、ほぼ座椅子に座るような姿勢で乗車することになりそうです。

燃費は脅威の100km/L超え…!

XL1において最も着目すべきはその燃費性能。公表されている「0.9L/100km」という数値は、日本向けに換算すると「約111km/L」となります。

国土交通省が2021年3月31日に発表した「燃費のよい乗用車ベスト10」で1位だったトヨタ ヤリスの燃費が「36.0km/L」だということを踏まえると、XL1がいかに驚愕の数値であるかが分かります。

XL1のスペック

ボディサイズ

全長3,888 mm
全幅1,665 mm
全高1,153 mm
ホイールベース2,224 mm
車両重量795kg
乗車定員2人

パワートレイン

エンジン種類2気筒ディーゼルターボ(TDI)
総排気量800cc
最高出力35kW(48PS)
最大トルク120N・m
モーター最高出力20kW(27PS)
最大トルク140N・m
トランスミッション7速DSG
駆動方式後輪駆動
最高速度160km/h(電子制御付)
0-100km/h加速12.7秒
燃費0.9L/100km
航続距離500 km
航続距離(EVのみ)50km

なんと2013年に市販化

夢のようなスペックをもつXL1ですが、なんとコンセプトカーの発表から2年後となる2013年に市販化を果たしています。

250台限定で生産され、価格は10万ポンド(約1,536万円)と高額。残念ながら日本では販売されていません。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード