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ザ・ビートル

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フォルクスワーゲン ビートルは2019年で生産終了確定|新型登場はなくタイプ1から80年の歴史に終止符

フォルクスワーゲン ビートル2019年に生産終了を発表

初代ビートルこと「タイプ1」

フォルクスワーゲンは、ビートルの生産を2019年7月で終了すると発表しました。

日本での販売については、すでに2019年内に終了すると発表済み。ラインナップのEV化を推し進めるうえでの決断ということですが、世界中の「カブトムシ」ファンからは引退を残念がる声があがっています。

新型の登場はなく……80年の歴史に終止符

フォルクスワーゲン ザ・ビートル(現行モデル)

ザ・ビートル R-Line

現行の「ザ・ビートル」は2011年にワールドプレミア。オリジナルの「タイプ1」のシルエットを受け継いだデザインは、レトロでありながらスポーティさも兼ね備えていました。

ザ・ビートルは今後、新型の登場はありません。これで1930年代から続くビートルの80年の歴史に終止符が打たれることになります。

ネットの声

「ビートルなくなるのか、さびしいな」
「長い歴史を持つ車なのにもったいない」
「時代の流れですね」
「ビートルの見た目のEVにするんじゃないの?」
電気自動車に力注ぐのは歓迎だけど、ビートルのデザインは残してほしい」

ネットでは生産終了を惜しむ声が多数。新型EVにビートルのデザインが受け継がれるのでは、という期待の声もありました。

フォルクスワーゲン ビートルの歴史を振り返ろう

「大衆車」の象徴的なコンパクトカー

フォルクスワーゲン ビートル タイプ1
©Shutterstock.com/NEstudio

ビートルは1938年に登場したフォルクスワーゲンの大衆車です。正式には「タイプ1」という名称で、「ビートル」はかぶと虫のようなルックスに親しみを込めて付けられたニックネームでした。

タイプ1が登場した当時、ドイツではヒトラー政権下において、安価で高性能な自動車を国民に供給する「国民車計画」が行われていました。タイプ1 ビートルはまさに「大衆車」として象徴的なコンパクトカーだったのです。

フォルクスワーゲン タイプ1(1938年~2003年)

フォルクスワーゲン タイプ1

フォルクスワーゲンタイプ1

フォルクスワーゲン タイプ1は、ドイツのフェルディナント・ポルシェ博士が製造した大衆車です。フルモデルチェンジをすることなく半世紀以上も作り続けられ、四輪自動車の販売台数で世界一の記録を持っています。

現在、大衆向けコンパクトカーの主流はFF 水冷車ですが、タイプ1はRR 空冷レイアウトを採用。ポルシェが製作に携わっていることの象徴といえるでしょう。フォルクスワーゲン製の空冷ボクスターエンジン独特の大きな音は、現代の車にはない味があると、今もなお根強いファンの心を掴んでいます。

ニュービートル(1998~ 2010年)

フォルクスワーゲン ニュービートル

ニュービートル デザイン

ニックネームを正式名称として発売された「ニュービートル」は、タイプ1とは大きく異なるデザインやシルエットながら、親しみやすい愛らしさを残しています。

時代に合わせFFレイアウトに変更されたことで、ダッシュボードは広く、荷室と後部座席は狭くなっていますが、唯一無二のスタイリングが多くのファンを獲得しました。

ザ・ビートル(2012年~2019年)

フォルクスワーゲン ザ・ビートルターボ

フォルクスワーゲン ザ・ビートルターボ 2015年型

現行モデルは2012年から販売されている「ザ・ビートル」です。ニュービートルよりもボディが低く、ワイドになったことで、スポーティテイストがアップしています。ニュービートルは丸く愛らしい印象だったため女性人気が高かったのですが、ザ・ビートルはスポーティさで男性ファンの心をも掴みました。

初のアイドリングストップが装備され、パワー、燃費共に優れる完成度の高いモデルとなりましたが、2019年7月をもって生産終了となります。

フォルクスワーゲン ビートルについてさらに詳しくはこちら

VW空冷ビートルってどんな車?|気になる中古車価格やカスタムパーツもチェック!

ザ・ビートル最終モデル「ファイナルエディション」発売へ

生産・販売が終了するザ・ビートル。主力市場でのアメリカでは、クーペとカブリオレに「ファイナルエディション」が設定されるとのことです。装備や価格について、詳細は明らかになっていません。

また、日本発売が終了する2019年内に、限定モデルとして「ファイナルエディション」が発売される可能性があります。最後のビートルを購入したいと考えている方は、続報に期待しましょう。

ビートルの後継車は?

グラフ

ザ・ビートルの後継車についてフォルクスワーゲンは、「ただちに計画を立てることはできない」とコメントしています。

アメリカ市場ではSUVやピックアップトラックの人気に押され、シングルユースのコンパクトカーの売上は低迷気味。さらに、フォルクスワーゲンのディーゼル不正事件の影響でラインナップの整理が必要になり、販売に伸び悩むビートルをラインナップから外す決断をしたようです。

フォルクスワーゲンはEVに方向転換

フォルクスワーゲン I.D.BUZZ

フォルクスワーゲン I.D.BUZZ

フォルクスワーゲンは今後電動化を推進する予定で、販売ラインナップもEVへの方向転換を図ります。

すでに次世代EV「I.D.」シリーズの展開を発表しているフォルクスワーゲン。最初に市販化を予定しているコンパクト4ドアモデル「I.D.」は、現ゴルフに近いシルエットです。
しかし、EVバス「I.D.BUZZ(IDバズ)」として、懐かしのワーゲンバスが復活することも決定しており、ビートルも何らかの形で復活するかもしれません。続報に期待しましょう。

フォルクスワーゲンのEVラインナップについてはこちら

フォルクスワーゲン「ID. シリーズ」新型EVコンセプトカー全5車種の発売日や価格とスペックまとめ

フォルクスワーゲンの新型車情報はこちら

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