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福祉車両に大人気&おすすめ|トヨタの「ウェルキャブ」特集!
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”優しい機能で自由なおでかけを” トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」
自家用車やタクシーに車椅子を積み込むのは大変です。ウェルキャブなら、車椅子のまま乗車も出来、車種によっては体が不自由な方でも運転がしやすい仕様となっています。
ウェルキャブとは「Welfare(福祉)」「Well(健康)」「Welcome(温かく迎える)」と「Cabin(客室)」を合わせた造語。トヨタ社が積極的に販売している福祉車両の名称です。

日本は今後、人口の5分の1以上が65歳以上。いわゆる「超高齢社会」になると言われています。それに合わせた福祉関連商品やサービスが注目を集めていますが、自動車も例外ではありません。
様々なメーカーが福祉車両の普及を促進している中、トヨタはその中でも最多のラインナップを揃えていますので人気でおすすめです。
福祉車両ってどんな種類があるの?ウェルキャブの主なラインナップ
トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」は、大きく分けて3種類あります。
■「シートへの乗り降りをサポートするタイプ」
■「車いすのまま乗り降りするタイプ」
■「ご自身の運転をサポートするタイプ」です。
シートへの乗り降りをサポートするタイプ
助手席への乗降に負担を感じる人
車いすから移乗する人
開口部から座ったままで乗降したい人
などにピッタリおすすめなタイプです。

上が助手席回転シート車。
下がサイドアクセス車です。

「車いすのまま乗り降りするタイプ」
次に紹介するのは、福祉施設や病院などで見掛けた事がある人も多いのではないでしょうか。
通院などの短距離移動が多い人
福祉施設などの送迎用として使いたい人
車椅子に乗った状態で車椅子ごと乗降したい人
などに向けられた、人気タイプです。

上がスロープタイプの車椅子仕様車。
下がリフトタイプの車椅子仕様車です。

「ご自身の運転をサポートするタイプ」
上の2タイプは、ドライバーが別途いた状態で体が不自由な人が乗れるというタイプでした。
最後に紹介するのは、足の不自由な方がご自身で運転してお出掛けになるタイプ。
下はフレンドマチック取付用専用車です。

このようにトヨタからは30車種、59タイプの福祉車両「ウェルキャブ」が販売されています。
すべてのラインナップが福祉車両でありながら特殊な免許が要る訳でもなく、同車種の他グレードと比較しても車としてのスペック、機能は遜色がありません。
体の不自由な人を乗せていようが乗せてなかろうが「あくまで普通の車」である事が前提条件としてあります。
それ故「いつまで必要かわからないから結局買うのを辞めます」という選択肢を抹消する事に成功。福祉目的の利用がなくなった時でも買い替えの必要がなくなるので、経済的な負担も軽減できるという訳です。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...