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トヨタ 新型ノアとヴォクシー約1.8万台にリコール、最悪の場合火災のおそれも
トヨタ ノア・ヴォクシー約1.8万台に火災のおそれ

2022年6月3日、トヨタはノア・ヴォクシーの制動装置(ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ)の制御プログラムが不適切だとして、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。現在の不具合件数は8件で、不具合による事故は発生していないと伝えられています。
リコールの対象となるのは2021年(令和3年)12月1日~2022年(令和4年)5月25日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
トヨタは、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2022年6月4日より随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
今年4月に発表された別のリコールはこちら
トヨタ ノア・ヴォクシーの不具合の状況

ノア・ヴォクシーの運転支援装置のPDA(プロアクティブドライビングアシスト)において、制御プログラムが不適切なため、PDAによる減速制御中にブレーキペダルを操作すると、制御終了後もブレーキが作動したままとなる場合があるとのこと。
そのため、加速不良が発生し、そのままの状態で使用を続けると、ブレーキ過熱により発煙し、最悪の場合、火災に至るおそれがあると伝えています。
不具合発生箇所と改善方法
不具合発生箇所 | 制動装置(ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータ) |
---|---|
改善方法 | ・ブレーキアクチュエータ用制御コンピュータのプログラムを対策仕様に修正 ・ブレーキ関連部品を点検し、過熱による異常が認められた場合は交換 |
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。

対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始 | 2021年(令和3年)12月1日 |
---|---|
終了 | 2022年(令和4年)5月25日 |
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式 | 車名 | 対象車の含まれる 車台番号 | 製作期間 | 対象台数 |
---|---|---|---|---|
6AA-ZWR90W | ノア ヴォクシー | ZWR90-0001001~ ZWR90-0013587 | 令和3年12月1日~ 令和4年5月25日 | 12,560台 |
ZWR90-8000000~ ZWR90-8003037 | 令和3年12月1日~ 令和4年5月24日 | 3,030台 | ||
6AA-ZWR92W | ZWR92-0001001~ ZWR92-0001074 | 令和3年12月1日~ 令和4年5月19日 | 74台 | |
6AA-ZWR95W | ZWR95-0001001~ ZWR95-0004128 | 令和3年12月1日~ 令和4年5月25日 | 3,120台 |
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるトヨタ ノア・ヴォクシーの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
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- MOBY編集部
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