更新
トヨタが車両追跡機能を順次搭載か、これで車両の盗難防止は完璧に?
海外仕様のハイラックスに車両追跡技術を搭載か

(グレード:RUGGED X)
2021年5月31日、オーストラリアの自動車メディア「CarAdvice」は、現地で販売するトヨタ ハイラックスに組み込み式の車両追跡技術とSOS機能が追加される可能性を報じました。
仕様向上したハイラックスは、2021年8月からオーストラリア市場にて販売が開始される見込み。他の車両についても9~10月以降に順次追加されるとのことです。
追跡機能が搭載される背景として、オーストラリア国内におけるトヨタ ハイラックスの盗難件数が著しく増加している傾向にあることが挙げられます。
ハイラックスはオーストラリアで盗難に遭いやすい

出展:National Motor Vehicle Theft Reduction Council (NMVTRC)
オーストラリアの自動車盗難防止協議会(NMVTRC)によれば、トヨタ・ハイラックスの年間盗難件数はここ10年でおよそ165%上昇しているとのことで、昨年は2064台が盗難被害に遭っているようです。
これは全体で2番目に多い数字で、1位であるホールデン・コモドアは2429台。なお、3位のトヨタ・カローラは867台なので、いかに1~2位の数字が異常かがわかります。
国内盗難件数No.1のランクルは指紋認証を搭載か

ちなみに昨年の日本で最も盗難に遭った車両はトヨタ・ランドクルーザー。現行から歴代まで幅広く人気のあるモデルです。
ランドクルーザーに関しても近いうちにフルモデルチェンジすると言われており、セキュリティ対策として指紋認証機能が搭載されると噂されています。
日本でも盗難防止の取り組みは行われている
現在、トヨタが行っている盗難防止の取り組みとしては、コネクティッドサービス「T-Connect」が挙げられます。
T-Connectでは、スマートフォンで利用可能な専用アプリによって、所有する車の情報にアクセスできるという機能です。
車種によって利用できる機能は異なりますが、盗難時の追跡機能をはじめ、駐車位置の把握、施錠の確認などが可能。
今一番危険な車両盗難手口・CANインベーダーとは?仕組みと対策方法
サービスの利用にはそれなりのハードルも

ただし、追跡機能を利用するためには年間利用料の支払い(車種によって無料期間あり)や、DCMと呼ばれる車専用通信機の追加装着が必須。昨年はDCMを装着済の純正ナビ「トヨタディスプレイオーディオ(DA)」を標準装備としています。
とはいえ、このDAの評判が芳しく無く、後付け社外ナビの選択もしづらくなったことで顧客からは不評の声がちらほら。結局半年で標準装備の方針を撤回する動きを見せました。
こうした背景を踏まえると、組み込み式で独立した車両追跡機能は国内でも実装してほしい要素なのではないでしょうか。
国内の盗難台数ランキングのほとんどがトヨタ・レクサス車ということもあり、トヨタのさらなる対応に注目が集まります。
国産車の最新情報
リーク情報多数!トヨタ新型ランドクルーザーも発売間近か
ついに登場!ジムニーのロングホイールベース
市販モデルがリーク!日産フェアレディZはプロトタイプよりカッコイイ?
【みんなの意見】投票受付中!
Q. 車内の「におい」を気にしていますか?消臭剤や芳香剤は使用していますか?
このアンケートは、車内の「におい」に関する意識の調査です。車内の「におい」に関して、あなたが当てはまる項目を選んでく...
- 設置型の消臭剤を使用し、常に車内ににおいがつかないようにしている
- 設置型の芳香剤を使用し、常に車内を好みのにおいにしている
- 効果は気にしていないが、ファッション目的で設置型の消臭剤または芳香剤を使用している
- スプレーやスチームによる消臭を、乗車前または乗車後に毎回実施している
- スプレーやスチームによる消臭を、定期的に実施している
- スプレーやスチームによる消臭を、気が付いたときに実施している
- においは気にしているが、消臭剤や芳香剤は使用していない
- においは気にしておらず、消臭剤や芳香剤は使用していない
- 車のにおいが好きなので、そのままにしている
アンケート結果を見る
powered by

- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...