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【トヨタスープラ総まとめ】初代A70型、A80型の中古車相場価格から新型A90型まで

トヨタ スープラとは?

トヨタ スープラは、名車「セリカXX(ダブルエックス)」の流れを汲むスポーツクーペです。もともと「SUPRA(スープラ)」とは、1978年に登場したセリカXXの海外名でした。

1986年、セリカXXの2度目のフルモデルチェンジにともない、国内での名称もスープラに統一。日本における、スープラの歴史がはじまります。

初代スープラは、アメリカンテイストの高級クーペとして開発されました。モデル後期のマイナーチェンジに際し、エンジン性能重視のスポーツクーペへと路線を変更。2代目スープラはそのキャラクターを維持、3代目スープラはハンドリング重視のスポーツカーへと転身しています。

初代〜2代目スープラは、スポーツカーを好む20〜30代のユーザーを購買ターゲットとしていました。高級モデルとなった3代目スープラは、30〜50代のユーザーを購買ターゲット層としています。

最新「スープラ」中古車情報
本日の在庫数 210台
平均価格 586万円
本体価格 140~2,200万円

※本記事で記述される各世代の中古車相場価格等は2019年5月時点の情報です。

【1分でわかる動画】40年にも渡る歴代『スープラ』の軌跡をアニメで振り返る!

1978年に発売されたトヨタ セリカXXは北米市場で「スープラ」の名で販売されていました。これを起点とするなら全4世代に渡ります。その歴史を1分で振り返ることができるアニメーションが、「Donut Media(ドーナツ メディア)」によって公開されています。

『ワイルド・スピード』シリーズでもおなじみのスープラ

出典:wikimedia.org Author:János Tamás CC 表示 2.0

ブライアンのフルエアロA80型スープラは唯一無二の存在

スープラといえば、人気映画『ワイルド・スピード』に度々登場したことでも有名な車です。もっとも知名度が高いのは、1作目に登場したBOMEX製フルエアロを装着したオレンジ色のA80型スープラ エアロトップでしょう。

ポール・ウォーカー氏が演じるFBI潜入捜査官・ブライアンがレースに負けた借金のカタに、元締めであるヴィン・ディーゼル演じるドミニクに渡したボロボロのスープラ。それを、ドミニクファミリー全員でレストアし、カスタムアップする様子は劇中のキーポイントです。

エンディングで逃走用にと、ブライアンが改めてドミニクにスープラのキーを渡すシーンはシリーズ屈指の名シーンといえるでしょう。

『ワイルド・スピード』に登場したその他のスープラ

ワイルド・スピードX2登場車

2作目『ワイルド・スピードX2』のオープニングでは、金色に塗装されたスープラと、ブライアンが乗るR34型スカイラインGT-Rとで激しい公道レースを繰り広げました。

ワイルド・スピード SKY MISSION登場車

ポール・ウォーカー氏の遺作となった7作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』のエンディングで登場した真っ白なA80型スープラは、ポール・ウォーカー氏の実際の愛車です。

ワイルド・スピードJET BREAK登場車

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そして2021年に公開公開された最新作『ワイルド・スピードJET BREAK』には、A90型スープラが登場。搭乗するのはサン・カン氏が演じるハンで、3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO FRIFT』でハンが乗っていたFD3S型RX-7と同じカラーリングでした。

ワイスピファンにとってスープラは特別なクルマ

いまや映画『ワイルド・スピード』と、ワイスピファンにとってスープラは特別な車となっており、その人気ぶりは中古車価格にも影響しています。

A80型スープラは北米で正規輸入されているのにもかかわらず、25年が経って輸入が解禁されると国内中古車は瞬く間にアメリカへ流出し、現在の中古車平均相場は新車価格を大きく上回っています。

さらに、アメリカの自動車オークションであるバレットジャクソンに出品された、1作目『ワイルド・スピード』の劇中車は55万ドル(約6,300万円)で落札され、劇中車のレプリカも11万5,500ドル(約1,300万円)で落札された過去があります。

また月刊誌「Safari」では、幾度も表紙を飾ったポール・ウォーカー氏が存命なら、GRスープラをどのようにカスタムしたかを推測し、トヨタのオフィシャルチューナーであるTOM’Sと協力して真っ白なA90スープラを3台限定で製作しました。

このポール・ウォーカー氏に捧げる特別なスープラは426psまでパワーアップされたうえで、特性のリアスポイラーやBBS製ホイールなどが奢られ、1,297万円の価格で抽選販売されます。

トヨタ スープラ 初代 A70型(1986-1993年)

トヨタ スープラ A70
トヨタ スープラ A70

初代トヨタ スープラは、1986年2月6日に発売されました。1986年といえば、日本のバブル景気(平成景気)がはじまった年。「ドラゴンクエスト」の発売や「天空の城ラピュタ」の劇場公開などの、カルチャー面のトピックスが見られた年でもあります。

発売当初の初代スープラのキャッチコピーは、「TOYOTA 3000GT」。名車「トヨタ2000GT」になぞらえたフレーズに、トヨタのスープラへの自信がうかがえます。

初期のスープラはラグジュアリークーペとしての性格が強く、デートカーとして若者の人気を集めました。そんなスープラも、1990年8月のマイナーチェンジでイメージを一新します。

2.5Lツインターボモデルのエンジンに「1JZ-GTE」を採用し、出力とレスポンスを向上。さらにビルシュタイン製ショックアブソーバーも装着し、ラグジュアリースポーツカーから完全な“走りの車”に生まれ変わりました。

新車車両価格

エンジン新車車両価格(税込)
2.0L(1G-FE)201万〜212万円
2.0L(1G-GEU)222万〜256万円
2.0Lツインターボ248万〜319万円
2.5Lツインターボ315万〜391万円
3.0Lターボ305万〜367万円

スペック表

エンジン 直6 2.0L DOHC
直6 2.0L DOHC
直6 2.0L DOHCツインターボ
直6 2.5L DOHCツインターボ
直6 3.0L DOHCターボ
最高出力 99kW[135PS]/5,000rpm
110kW[150PS]/6,200rpm 
154kW[210PS]/6,200rpm
206kW[280PS]/6,200rpm
177kW[240PS]/5,600rpm
最大トルク 176.5N・m[18.0kgm]/4,400rpm
182.4N・m[18.6kgm]/5,600rpm
274.6N・m[28.0kgm]/3,800rpm
362.8N・m[37.0kgm]/4,800rpm
343.2N・m[35.0kgm]/3,200rpm
トランスミッション 5MT
4AT
駆動方式 FR
全長 4,620mm
全幅 1,690mm
全高 1,300mm
ホイールベース 2,595mm
車両重量 1,370kg
乗車定員 5名
JC08モード燃費
使用燃料 レギュラーガソリン
無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)
※全長・全幅・全高・車両重量はベーシックグレードの数値です。

中古車価格

初代スープラの中古車価格は、50万〜300万円が相場。1JZ-GTEを搭載する後期型モデルは、プレミアがついて高値で販売されています。

初代スープラの中古車は玉数が少なく、全国で30〜40台程度しか流通していません。走行距離に関しては、7万Kmを超えている車両が大半。荒い乗り方をされていた可能性もあるため、初代スープラの中古車購入は慎重に行ったほうが賢明です。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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