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【新旧プリウスPHV徹底比較】新型と旧型プリウスPHVの違いと進化は?
目次
新型プリウスPHVがついに発売!
2017年2月、トヨタからモデルチェンジした新型プリウスPHVがついに発売されました。
ハイブリッド車に今後代るであろう、次世代環境車として大幅に進化したプリウスPHVは、その発表がされた瞬間瞬く間にトップニュースとなり、全国を駆け巡りました。
プリウスPHVってそもそもどんな車?

プリウスPHVは、2009年12月からリースが開始され、2012年より市販が開始されました。
三代目プリウスをベースとし、派生車種的な立ち位置として登場。
珍しいプラグインハイブリッドカーとして話題となりました。
ちなみに、海外モデルでは「プリウス プライム」という名称になっています。
ハイブリッドとEVを融合させた車
プリウスといえば、世界的に有名なハイブリッド車(HV)。
ご存じの方も多いかと思いますが、内蔵されたバッテリーの電力で動くモーターと、ガソリンよって動くエンジンの両方を動力としています。
今回ご紹介するプリウスPHVは前述したように、PHV版のプリウスです。
PHVは、「Plugin Hybrid Vehicle(プラグインハイブリッドビークル)」の略で、家庭用コンセントや外部充電器からバッテリーを充電できるハイブリッド車となります。
プリウスPHVは通常のプリウスと同様、モーターとエンジンで走るのに加え、電力のみで走ることができます。
まさに、HV車にEVの良さを融合させた車です。
プラグインハイブリットについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
気になった方はぜひ御覧ください。
プラグインハイブリッド(PHV)とは?意味とメリット&デメリットまとめ
通常のハイブリット車のプリウスについては以下の記事でご紹介しています。
新旧プリウスPHV徹底比較!どこが変わった?

新型プリウスPHVはフルモデルチェンジで何が変わったのでしょうか。
新旧プリウスPHVの違いを順番に解説していきます。
新旧プリウスPHV違い①EV走行性能が向上
大幅に拡大したEV走行距離と燃費性能
新旧プリウスの違いとして、やはり最も中ベキ
大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、PHVシステムの効率を大幅に向上。
従来のプリウスPHVは、充電後に電力のみで走れる距離は26.4㎞でしたが、今回フルモデルチェンジしたプリウスPHVなら、68.2㎞と、2倍以上の距離に延長されました。
また、電力のみで走行した際、従来のプリウスPHVが最高時速が100㎞/hだったのに対し、新型プリウスPHVは135㎞/hまで向上しました。
新旧プリウスPHV違い②スペックの違いは?
燃費等以外は大きな変化はなし
機能や設備などの進化が目覚ましい新型プリウスPHVですが、駆動方式やシフト、排気量などほとんどのスペック自体には変化はありません。
【旧型プリウスPHVのスペック】
排気量:1797㏄
シフト:CVT
駆動方式:FF
定員:5名
燃費:31.6㎞/L(JC08モード)
価格:2,945,314~3,210,429円
ただ、EV状態でなくなり燃料消費に切り替わった際、従来のプリウスPHVの燃費効率は31.6km/Lだったのに対し、新型プリウスPHVは37.2㎞/Lという破壊的な低燃費を実現しています。
おまけに、新採用のデュアルモータードライブシステムにより、殆どエンジンをかける事なく、かつ恐ろしく静かに走る事が可能になります。
【新型プリウスPHVのスペック】
排気量:1797㏄
シフト:CVT
駆動方式:FF
定員:4名
燃費:37.2km/L(JC08モード)
価格:3,261,600~4,222,800円
元々、プリウスPHVは家庭用コンセントで充電が可能でしたが、従来の1.5倍で充電が可能に。それまで5時間ほどかかっていた充電が、これによって2時間20分で満充電が可能になります。
公共の急速充電スタンドであれば、わずか20分で80%まで充電することが可能です。
EV状態でなくなり燃料消費に切り替わった際、従来のプリウスPHVの燃費効率は31.6km/Lだったのに対し、新型プリウスPHVは37.2㎞/Lという燃費性能の大幅な向上を実現しています。
おまけに、新採用のデュアルモータードライブシステムにより、ほとんどエンジンをかける事なく、静かに走る事が可能になります。
新旧プリウスPHV違い③充電システムの充実

元々、プリウスPHVは家庭用コンセントで充電が可能でしたが、従来の1.5倍で充電が可能に。それまで5時間ほどかかっていた充電が、これによって2時間20分で満充電が可能になります。
公共の急速充電スタンドであれば、わずか20分で80%まで充電することが可能です。
そしてついに量産車では世界初であるメーカーオプションで太陽光を走行エネルギーに変えるシステムを搭載。実現が不可能だといわれていた太陽光発電を、とうとうトヨタが可能にしてしまいました。
ソーラー充電だけで、最大6.1kmならEVとして動くことが可能になります。
新旧プリウスPHV違い④高機能安全技術を搭載

今回のフルモデルチェンジで、プリウスPHVには最新の安全技術として、衝突回避支援パッケージ(Toyota Safety Sence P)を採用。
◎衝突の回避や衝突時の被害軽減
◎車線逸脱をドライバーに周知
◎車間距離を保って追従走行
◎前方車を眩惑せず前方視界を確保
新旧プリウスPHV違い⑤デザインも大きく変更!

トヨタが2017年現在もつ技術と、それまでの自動車販売におけるノウハウをすべて詰め込んだTNGA新プラットフォームを採用したことで、とても先鋭的で未来的なデザインになっています。
▼今回の新デザインのプリウスPHV

▼従来のプリウスPHV

従来のデザインのものがなめらかで優しいフォルムだとすれば、今回のフルモデルチェンジ後のデザインは良い意味で攻撃的で、スポーティさを感じさせるデザインになっていますね。
先に新型へフルモデルチェンジした4代目プリウスとも、デザインは大きく異なったものになっています。
さらに、特筆すべきはトヨタ初の11.6インチT-Connect SDナビゲーションシステムです。次世代マシンにふさわしい大画面モニターがついたコクピットは、まさに未来のそれ。

PHV専用スマートフォン向けアプリ「Pocket PHV」と連動させ、さまざまなモードを駆使して便利な操作を行うことが可能です。
新旧プリウスPHV違い⑥もしもの時の給電機能

充電ではなく、給電機能の進化です。
エンジンをかけずに車から外部に電気を供給することが出来、災害時などには1500Wの電力を約2日間利用することが可能です。
ソーラー発電オプションを導入していれば、最悪コンセントがなくても給油できなくても車ありきの生活が出来てしまうのです。
大きな進化を遂げた新型プリウスPHV
新しくなったトヨタプリウスPHVの進化と、旧式との違いなどをまとめてみましたが、いかがでしたか?
新型プリウスPHVはデザイン・性能などあらゆる点で大きな進化を遂げています。
魅力的ではありますが、新車で購入となると安い買い物とは言えないのも事実です。
性能面も向上し、デザイン性も高い新型プリウスPHVですが、新型モデルの登場で旧プリウスPHVが安くなるという現実もあります。
以下でプリウスPHVの最新の中古車価格をご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
- 最新「プリウスPHV」中古車情報
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本日の在庫数 450台 平均価格 227万円 本体価格 50~425万円 -
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