ノア/ヴォクシー/エスクァイアの最新（2020年10月）リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】

ノア/ヴォクシー/エスクァイアの最新リコール情報

2020年10月28日、トヨタはノア、ヴォクシー、エスクァイアをはじめとする一部トヨタ車に不具合があったとし、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。

リコールの対象となるのは2018年（平成30年）6月12日から同年12月24日に生産されたモデルで、対象者にはトヨタ販売店からの案内があるとのこと。案内を受けた場合、速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は2020年10月29日より随時行われるとのこと。

自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認することができます。

自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。

今回対象車種に含まれるアルファード・ヴェルファイアのリコール情報に関してはこちらの記事で解説しています。

アルファード/ヴェルファイアの最新（2020年10月）リコール情報まとめ【対象車種と発生する恐れがある現象】

ノア・ヴォクシー・エスクァイアの不具合の状況

低圧燃料ポンプのインペラ（樹脂製の羽根車）において、燃料によって膨潤・変形する可能性があると発表されています。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。

不具合発生箇所と改善方法

不具合発生箇所	低圧燃料ポンプのインペラ
改善方法	低圧燃料ポンプを交換する

トヨタの公式ホームページでは、問題がある箇所と対応方法を以下の図で公表しています。

対象となる車両情報

リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。

開始	2018年（平成30年）6月12日〜
終了	～2018年（平成30年）12月23日

型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。所有する車種がノア、ヴォクシーの場合は以下全ての表が対象、エスクァイアのみ2つ目の表をご覧ください。

ノア・ヴォクシー

型式	対象車が含まれる車台番号	対象車の台数
DBA-ZRR80W DBA-ZRR80W改	ZRR80-0435809～ ZRR80-0485823	32,598台
DBA-ZRR85W	ZRR85-0103081～ ZRR85-0114863	6,364台
DAA-ZWR80W	ZWR80-0336547～ ZWR80-0369244	15,190台

ノア・ヴォクシー・エスクァイア

型式	対象車が含まれる車台番号	対象車の台数
DBA-ZRR80G DBA-ZRR80G改	ZRR80-0435898～ ZRR80-0485820	16,878台
DBA-ZRR85G DBA-ZRR85G改	ZRR85-0103043～ ZRR85-0114857	5,393台
DAA-ZWR80G	ZWR80-0336543～ ZWR80-0369246	16,664台

対象車種かどうかの確認方法

すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。

該当するリコール等の内容と実施状況の検索（トヨタ公式HP）

わからない場合、以下の方法で確認してください。

型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。

型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。

一方で年式は、「初度登録（検査）年月」という項目がそれに該当します。

【あわせて読みたい】車の年式とは？調べ方から税金や車検証との関係についても

車台番号を確認する方法

車台番号（車体番号）とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。

今回対象となるヴォクシー/ヴォクシー/エスクァイアの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。

車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。

車体の刻印で確認する

ノア/ヴォクシーの場合

ノア/ヴォクシーの車体番号は、エンジンルームのワイパーガーニッシュ内にあります。ワイパーガーニッシュのカバーを外すことで確認できます。

エスクァイアの場合

エスクァイアの車体番号は運転席シートの足元にあります。フロアカーペットに細長い長方形の溝があるので、それをめくることで確認できます。

車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

車体番号(車台番号)とは？検索方法から職権打刻の手続きについても