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トヨタ ハイラックスの最新(2020年12月)リコール発表まとめ┃ブレーキ機構に不具合
リコールとは?通知は来る?対象になった場合の対応法とディーラーでの手続きについて
トヨタ ハイラックスの最新リコール情報

2020年12月2日、トヨタはハイラックスのブレーキ機構に不具合があったとし、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。いずれも事故の発生には至っていないようです。
ハイラックスがリコールの対象となっているのは2018年(平成30年)から2019年(平成31年)に生産されたモデル。対象となる方には、ダイレクトメールによって案内がされるとのこと。これらの対応は2020年12月3日より随時行われます
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール等情報対象車両検索で確認することができます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
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トヨタ ハイラックスの不具合発生箇所と改善方法
今回ハイラックスに対してリコールが発表されたのは制動装置(ブレーキブースタ)の不具合。以下で不具合の詳細と改善方法を解説します。
不具合発生箇所 | 制動装置(ブレーキブースタ) |
---|---|
改善方法 | 製造番号を確認し、該当するものはブレーキブースタを交換 |
制動倍力装置(ブレーキブースタ)において、樹脂製ピストンの成形条件が不適切なため、ピストンの強度が低下したものがあるとのこと。
そのため、ブレーキペダルを繰返し操作していくうちにピストンが破損し、最悪の場合ブレーキによる停止距離が伸びるおそれがあります。
詳細な部位について、トヨタは以下の画像で伝えています。

対象となる車両情報
リコール対象となるのはハイラックスのうち、以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
開始 | 2018年(平成30年)7月27日〜 |
---|---|
終了 | ~2019年(平成31年)3月29日 |
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
型式 | 対象車が含まれる車台番号 | 対象車の台数 |
---|---|---|
QDF-GUN125 | GUN125-3905249~ GUN125-3909364 | 4,087台 |
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対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
型式や車台番号がわからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法

車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
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車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるハイラックスの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する

車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
車体の刻印で確認する
ハイラックスの車台番号は、タイヤハウスの右前輪後方にあります。タイヤハウスとはタイヤが収まっている空間のことで、タイヤの形状に合わせたアーチ状をしている場所です。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...