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トヨタ ハイエースワゴン完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
トヨタ ハイエースワゴンとはどんな車?

ハイエースワゴンは、トヨタが販売しているキャブオーバー(運転席がエンジンの上にある)タイプの車で、優れた積載性と高い耐久性が特徴です。

ハイエースには荷物の運搬が主な目的となる「ハイエースバン」、11人以上の乗車が可能な「ハイエースコミューター」、そして10人以下の乗車が可能な「ハイエースワゴン」の3車種があり、それぞれで用途が異なります。
乗車定員が11人以上となるハイエースコミューターの運転には中型免許以上免許が必要となりますが、ハイエースワゴンは普通免許で運転が可能です。

ハイエースバンは荷物を載せることが優先されている貨物車で、横幅や屋根の高さを選べるなどバリエーションも豊富です。ただし、後席シートは簡素だったり静粛性も高くないなど、乗り心地は二の次になっています。
ハイエースワゴンは乗用車として作られているので、乗る人が快適に過ごせるよう乗り心地や静粛性が高められているという特徴があります。
おすすめグレード
ハイエースワゴンのグレード構成と車両価格
2021年4月時点で販売されているハイエースワゴンのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
DX | 2,886,000円~ |
GL | 3,116,000円~ |
グランドキャビン | 3,684,000円~ |
全て10人乗りだがシート配置が異なる
ハイエースワゴンは10人乗り・ガソリンエンジンのみの仕様ですが、シート配置が異なります。
「DX」と「グランドキャビン」は、2列目が2人、3列目・4列目が3人(通路を挟んで2:1)がけ仕様。グランドキャビンは全長が長いスーパーロングボディとなっているため、4列目の後ろにラゲッジスペースが生まれます。
「GL」は、2列目・3列目が2人、4列目が4人がけ仕様となり、後席ドア開口部付近のスペースが広くなっています。
オーディオレスで十分なら「GL」がおすすめ

ミドルグレードの「GL」は、オーディオレス仕様ということを除けば上位グレード「グランドキャビン」よりも装備が充実しています。プライバシーガラスはもちろん、グランドキャビンではオプションとなっているフロントフォグランプやアクセサリーコンセントが標準装備されています。
スーパーロングボディの「グランドキャビン」

上位グレード「グランドキャビン」はスーパーロングボディを採用しているため、フル乗車してもラゲッジスペースを確保することができます。人も荷物も多く乗せるという人におすすめのグレードですが、車長が長くなるため運転に慣れていない人は要注意です。
エントリーグレードの「GL」
エントリーグレードの「GL」では、プライバシーガラスが装備されません。スマートキーや電動格納式ドアミラーが不要であれば、エントリーグレードで十分でしょう。
ボディカラーは全7色

ハイエースワゴンのボディカラーラインナップは8色。意外にもイエローやブルーといったカラフルな色もラインナップしています。
査定額が高くなるのは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」「シルバーマイカメタリック」などでしょう。実用重視のモデルのため、中古車でも商用車らしいカラーが人気傾向にあります。
カラーリング一覧
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ホワイト | (058) |
ホワイトパールクリスタルシャイン | (070) |
シルバーマイカメタリック | (1E7) |
ブラックマイカ | (209) |
ベージュメタリック | (4R4) |
ライトイエロー | (599) |
ダークブルーマイカメタリック | (8P4) |
ラグジュアリーパールトーニング | (2QD) |
トヨタ ハイエースワゴンのスペック

ボディサイズ
全長 | 4,840~5,380mm |
---|---|
全幅 | 1,880mm |
全高 | 2,105~2,285mm |
ホイールベース | 2,570〜3,110mm |
車両重量 | 1,930~2,040kg |
乗車定員 | 10人 |
荷物も人もたっぷり入る縦にも横にも長い箱型のボディです。大柄なボディにも関わらず、「ロング」の2WDモデルは最小回転半径が5.2mと意外にも小回りが利きます。ただし、キャブオーバータイプなので一般的な乗用車とは違った取り回しが必要です。
「スーパーロング」はロングよりもさらに大柄。14人乗りのハイエースコミューターと同じボディサイズで10人乗りとなっているため、室内空間はかなり余裕があります。そのぶん取り回しは大変で、最小回転半径は6.1m(4WDは6.3m)と国産乗用車の中でも特に小回りが利きません。
パワートレイン
エンジン | 直列4気筒 |
---|---|
排気量 | 2,693cc |
最高出力 | 118kW[160PS]/5,200rpm |
最大トルク | 243N·m[24.8kg・m]/4,000rpm |
モーター最高出力 | – |
モーター最大トルク | – |
トランスミッション | 6速AT |
駆動方式 | FR 4WD |
使用燃料 | レギュラー |
パワートレインは2.7Lのガソリンエンジンのみで、指定燃料はレギュラーガソリンです。ハイブリッドなどの設定はなく、また車両重量も約2トンと重いため、燃費はWLTCモードで8.8km/L(4WDは8.1km/L)となっています。
2017年11月のモデルチェンジで、トランスミッションが6速ATになりました。ギア選択が可能なシーケンシャルシフトマチック付きなので、坂道や加速時などでエンジンの力を効率よく使えるようになっています。
現行ハイエースの維持費と燃費
現行ハイエースの燃費とガソリン代
本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格(全国平均)を参考に、年間のガソリン代を算出しました。
- 自動車の年間走行距離:平均6,316㎞
- 燃料価格(全国平均):レギュラー150円 軽油135円 2021年5月現在
対象グレード | WLTCモード | ガソリン代(年間) |
ガソリン FF | 8.8 km/L | 107,659円 |
ガソリン4WD | 8.1 km/L | 116,962円 |
トヨタ ハイエースの維持費(3年間)
– | ハイエースバン ガソリンモデルDX 2L | ハイエースバン ディーゼルモデルDX | ハイエースワゴン ガソリンモデル FF |
自動車税 | 16,000円 | 16,000円 | 16,000円 |
重量税 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 |
車検時法定費用 | 30,680円 | 33,720円 | 52,810円 |
ガソリン代(3年) | 305,612円 | 218,630円 | 322,977円 |
合計金額 | 385,092円 | 301,150円 | 424,587円 |
※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。
維持費の各項目については以下の記事で詳しく解説しています。
歴代車種
※2000年以降に販売されていた歴代モデルのみを掲載しています。
【4代目】ハイエースワゴン:H100系(1989年~2004年)

1989年に発売。3代目からエンジンラインアップが変更され、ガソリンモデルには新開発の2.0Lと2.4L、ディーゼルは2.8Lを搭載。ディーゼルは4WD仕様のみとなりました。
当時はミニバンという概念が浸透しておらず、ワンボックスRVの需要が高まっていました。乗用車モデルのハイエースワゴンはそのニーズに応えるべく、高級ワンボックスRVとしての競争力を強めていきました。
そのため、他のハイエースよりも高級志向なテイストが強く、ワンボックス界のハイソカーとも称されるほど。
電動スライドドアやハンズフリーマイク&スピーカー用いた「ジョイフルトーク」、ダブルカーテン、3段階調光式蛍光灯、湯沸しポット&アイスメーカー付冷温蔵庫、10スピーカー式高性能オーディオ、液晶6.5インチTVなど、バブル期ならではの豪華装備が満載でした。
- 最新「ハイエースワゴン」中古車情報
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本日の在庫数 1293台 平均価格 352万円 本体価格 37~998万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...