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トヨタ エスクァイア完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
トヨタ エスクァイアとはどんな車?

エスクァイア(ESQUIRE)は、トヨタが生産・販売する、7~8人乗りのミニバンです。兄弟車のノアとヴォクシーが3代目となるタイミングで2014年10月にデビュー。2021年にノアとヴォクシーが4代目になる際に生産終了。現在、新車での販売はありません。

基本スペックとしては、ノア&ヴォクシーと同じですが、デザインをアルファードやクラウンマジェスタに通ずる迫力あるフロントグリルを採用したり、インテリアに合成皮革を多く用いる等により、ノア&ヴォクシーよりも高級感を前面に押し出しているのが特徴です。
これが多くのドライバーに支持され、販売台数を伸ばしています(月間販売台数:約5,400台)。

エスクァイアは、ノアのX”V Package”やヴォクシーのX”C Package”のような安く設定されているモデルが無く、エクステリアに多くのメッキ、インテリアには多くの合成皮革を採用することによって、他の2車種よりも高級路線ということがわかります。

車両価格もノア・ヴォクシーよりも高めのレンジです。とはいえ、高級ミニバンであるアルファード&ヴェルファイアの価格よりも低く設定されています。
おすすめグレード
エスクァイアのグレードと車両価格
2021年4月時点で販売されているエスクァイアのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
HYBRID Gi | 3,379,200円~ |
Gi | 2,963,400円~ |
ガソリンorハイブリッドと2WDor4WDを選択するだけ
2020年のマイナーチェンジによりこれまであったグレードが統合され、「Gi」のみとなりました。したがって、グレードを選ぶというよりは、ガソリンかハイブリッド、2WDか4WDを選択することになります。なお、ハイブリッド車は7人乗り・2WDのみとなります。
「Gi」のみのモノグレード

グレードが1つのみのため、ハイブリッド車専用装備や、ホイールや内外装の若干の違いのほかは、ハイブリッドとガソリンで使える機能に大きな差はありません。
選べるメーカーオプションもほぼ同じですが、大きな相違点としてはサンルーフである「ツインムーンルーフ」はガソリン車でしか選ぶことができません。
また、8人乗りを希望するならガソリン車となります。まずは7人乗り(2列目キャプテンシート)を希望するかどうかを検討するのがおすすめです。
ボディカラーは全7色

エスクァイアのボディカラーは全7色。査定額が高くなるのは、白黒パール系の「ホワイトパールクリスタルシャイン」「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」、シルバー系の「シルバーメタリック」でしょう。
ブラッキッシュアゲハガラスフレークは「ブラック」系統の名前がついていますが、画像中段右のブルー系のカラーとなります。
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ホワイトパールクリスタルシャイン | (070) |
シルバーメタリック | (1F7) |
ブラック | (202) |
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン | (220) |
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク | (221) |
ボルドーマイカメタリック | (3R9) |
アバンギャルドブロンズメタリック | (4V8) |
トヨタ エスクァイアのスペック

ヴォクシーは、兄弟車であるノアと比較して、高級感のあるデザインが特徴。ヴェルファイア&アルファードと比較するとコンパクトなボディとなっています。
ボディサイズ
ヴォクシーはミニバンなので、全長やホイールベースがそれなりにあり、狭い路地のカーブなどは取り回しが悪いと感じることもあります。しかし、全幅がノア・ヴォクシーと比べて一番細く、実はアクアと同程度の数値となっています。
そのため、直線道路などでのすれ違いは他の車種と比べて比較的容易であるといえるでしょう。内装の質感が高い上に積載性にも優れており、荷物も問題なく積むことができます。
ただ、振動が多いという声が多く見られるので、試乗する際はその点を意識するといいでしょう。運転席が狭いという口コミもあり、特にハイブリッドは狭く感じるケースが多いようです。
全長 | 4,695mm |
---|---|
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,825~1,865mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 1,570~1,660kg |
乗車定員 | 7~8人 |
パワートレイン
加速性能に優れており、女性でも比較的運転しやすい車です。特にハイブリッドは静粛性が高く、なめらかな走り出しや優れた燃費性能などが持ち味。
一方で大人数が乗車した際のパワー不足や、高速走行時にロードノイズも響き、安定感に欠けるといった声も見られました。
これは好みにもよりますが、価格が他のミニバンよりも高めな割にはエンジン音に高級感がないという方も。とはいえ、あくまでファミリーカーとして割り切るのがいいのかもしれません。
エンジン | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
---|---|---|
排気量 | 1797cc | 1986cc |
最高出力 | 73kW[99PS]/5,200rpm | 112kW[152PS]/6,100rpm |
最大トルク | 142N·m[14.5kg・m]/4,000rpm | 193N·m(19.7kg・m)/3,800rpm |
モーター最高出力 | 60kW[82PS] | – |
モーター最大トルク | 207N·m[21.1kg・m] | – |
トランスミッション | 電気式CVT | CVT |
駆動方式 | FF | FF 4WD |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー |
現行エスクァイアの維持費と燃費
現行エスクァイアの燃費とガソリン代
本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格(全国平均)を参考に、年間のガソリン代を算出しました。
- 自動車の年間走行距離:平均6,316㎞
- ガソリン価格(全国平均):レギュラー150円 2021年5月現在
対象グレード | WLTCモード | ガソリン代(年間) |
ガソリンモデル Gi | 13.6km/L | 69,661円 |
ハイブリッドモデルGi | 19.8km/L | 47,848円 |
トヨタ エスクァイアの維持費(3年間)
トヨタ エスクァイアの3年間の維持費をシミュレーションしてみました。
ガソリンモデル | ハイブリッド | |
自動車税 | 36,000円 | 36,000円 |
重量税 | 49,200円 | 15,000円 |
車検時の法定費用 | 52,810円 | 40,010円 |
ガソリン代(3年) | 208,985円 | 143,545円 |
合計金額 | 346,995円 | 234,555円 |
※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。
維持費の各項目については以下の記事で詳しく解説しています。
歴代モデル
【初代】エスクァイア:R60G型(2014年~2021年)

エスクァイアは兄弟車のノアとヴォクシーが3代目に移行するタイミングで発売。高級志向のコンセプトを採用しており、価格もやや高めに設定されました。
2017年にマイナーチェンジしたことでデザインが若干変更され、現在販売されているモデルに至ります。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...