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【トヨタ新型クラウン 15代目と14代目を徹底比較】フルモデルチェンジでどう変わった?
目次
【2018年6月】トヨタ クラウンがフルモデルチェンジ!主な変更点
15代目新型クラウン G-エグゼクティブ プレシャスシルバー

2018年6月26日、トヨタは4ドアセダン「クラウン」をフルモデルチェンジしました。
今回15代目となる新型クラウンは、車載通信機DCMを全車に標準搭載したトヨタ初のコネクティッドカーとして開発されており、24時間365日遠隔で走行アドバイスや車両診断が受けられるコネクティッドサービスを最大のセールスポイントとしています。
走行性能では、TNGAにもとづいた新プラットフォームを採用して意のままの走りを実現。新開発のパワートレインも採用されました。
さらに第2世代型の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備することで、より高い安全性能も実現しています。
15代目クラウンの主な変更点
・車載通信機DCMを全車に標準搭載し、コネクティッドサービスを充実
・スポーティさと品質をより追求した内外装に刷新
・TNGAにもとづく新プラットフォームの採用
・従来の「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」を廃止し、グレードを一本化
詳しくは以下の記事をご覧ください。
トヨタ新型クラウン フルモデルチェンジ 価格は460万円からで発売!アスリート/マジェスタ廃止に
旧ロイヤル/アスリート/マジェスタに相当する新グレードは?
「ロイヤル」「アスリート」「マジェスタ」が廃止されたため、旧型と新型を比較するにあたり、どのグレードが旧ロイヤル/アスリート/マジェスタに当てはまるのかを考えてみます。
これまで高齢ユーザーが主体となっていたことから、新型クラウンは若返りを狙って、スポーティー路線へ一本化。この時点で全グレードは「アスリート」の後継とも言えます。また「マジェスタ」のようなロングホイールベースのグレードは用意されていません。
ただし「マジェスタ」「ロイヤル」ユーザーの買い替えにも対応するため、これらの実質的な後継グレードも用意されています。
以上のことを踏まえ、MOBYでは新型クラウンのどのグレードが旧ロイヤル/アスリート/マジェスタに相当するかの適合表を作成しました。
マジェスタ | アスリート | ロイヤル | |
---|---|---|---|
V6 | G-Executive | RS | S |
2.5Lハイブリッド | G Four G-Executive Four | RS | S |
2.0Lターボ | – | RS | G/S/B |
上表を参考に、旧ロイヤル/アスリート/マジェスタに相当する新グレードを比較します。旧3シリーズ視点での詳しい比較は以下記事をご覧ください。
【トヨタ新型クラウン】複雑なグレード構成の違いをわかりやすくまとめ!
洗練された15代目クラウンの外装を14代目クラウンと比較!
15代目新型クラウン Sと14代目クラウンロイヤルを比較
15代目新型クラウン S フロント プレシャスブラックパール

15代目新型クラウン S リヤ プレシャスブラックパール

14代目クラウンロイヤルサルーンG フロント ダークブルーマイカ

今回のフルモデルチェンジで廃止された、クラウンの標準モデル「クラウンロイヤル」。15代目新型クラウンでは「B」「S」「G」のグレードが、クラウンロイヤルの実質的な後継グレードとなります。
15代目新型クラウンのエクステリアは、強さと優美さを両立したスポーティセダンらしいシルエットが特長です。ボディはタイヤの張り出しを強調することで、低重心でスポーティな骨格を表現しました。
15代目新型クラウン RSと14代目クラウンアスリートを比較
15代目新型クラウン RSアドバンス フロント ホワイトパールクリスタルシャイン

14代目クラウンアスリートG フロント ホワイトパールクリスタルシャイン

今回のフルモデルチェンジで廃止された、クラウンのスポーティモデル「クラウンアスリート」。15代目新型クラウンでは「RS」グレードが、クラウンアスリートの実質的な後継グレードとなります。
15代目新型クラウン RSのフロントエクステリアは、メッシュタイプのフロントグリルやフロント下部のメッキモールなどで、スポーティさが強調されています。
15代目新型クラウン RSアドバンス リヤ ホワイトパールクリスタルシャイン

14代目クラウンアスリートG リヤ シルバーメタリック

サイドエアダムスカート、専用18インチアルミホイール、4本出しマフラー、リヤスポイラー、ドアフレームのブラック化などが採用され、ボディ全体でスポーティ感がさらに強調されています。
また、流れるように点灯するLEDシーケンシャルターンランプ(フロント・リヤ)も設定されています。
15代目新型クラウン G-エグゼクティブと14代目クラウンマジェスタを比較
15代目新型クラウン G-エグゼクティブ フロント ダークブルーマイカ

14代目クラウンマジェスタ Fバージョン フロント ホワイトパールクリスタルシャイン

14代目クラウンでは、ロングホイールベースのハイブリッド専用車種として設定されていた「クラウンマジェスタ」。今回のフルモデルチェンジでは実質的に廃止されたことになり、クラウンの最上級モデルとして販売されてきた27年の歴史に幕を下ろしました。
15代目新型クラウンに設定されている最上級グレード「G-エグゼクティブ」は、クラウンマジェスタの実質的な後継グレードにあたりますが、ホイールベースの延長はなく、標準モデルとの外装デザインの違いもありません。
トヨタ クラウンボディカラーラインナップ新旧比較
15代目新型クラウン【全13色】 | 14代目クラウン【全18色】 |
ホワイトパールクリスタルシャイン シルバーメタリック プレシャスシルバー プレシャスガレナ ブラック プレシャスブラックパール ダークブルーマイカ ■ジャパンカラーセレクションパッケージ | ホワイトパールクリスタルシャイン シルバーメタリック プレシャスシルバー ブラック プレシャスブラックパール ダークレッドマイカメタリック ■ジャパンカラーセレクションパッケージ |
15代目新型クラウンの標準ボディカラーは、新色のプレシャスガレナを含む全7色がラインナップされました。
また、自分だけの特別なクラウンを選べる「ジャパンカラーセレクションパッケージ」が14代目から引き続き設定され、全6色のボディカラーと全7色の内装色を自由に組み合わせることができます。
14代目クラウンと比較すると、標準で選べるボディカラー数は増えましたが、ジャパンカラーセレクションパッケージで選べるボディカラーは減りました。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...