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【トヨタ カローラ(90系)】ハイメカツインカム搭載!時代の潮流に乗った6代目

年間新車販売台数30万台を達成した「6代目カローラ」の誕生

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 外装
画像の個体は6代目カローラ 1.5L グレード「SE リミテッド」

1966年の誕生以来、大衆車としての地位を確立したカローラは、5代目でカローラ レビンを除き前輪駆動(FF)化を実現し、1987年に6代目へとフルモデルチェンジを実施しました。1980年代後半の日本はバブル景気の真っ只中。株価や地価が高騰を続けるなか、消費者はゴージャスさを求め、その波は車にも波及。ソアラやマークⅡ・クレスタ・チェイサーを中心にハイソカーブームが巻き起こりました。

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 外装

そんななか誕生した6代目カローラ 90系は、時代を意識し「クラスを超えた世界のハイクオリティセダン」をコンセプトに、内・外装とも車格を超える仕様へと変貌を遂げます。もはや大衆車の枠を超えたカローラは世界中で愛され、1990年には車名別年間新車販売台数で30万台超えの歴代最多記録を達成。この記録は2010年にプリウスに塗り替えられるまで更新されることはありませんでした。

ボクシースタイル封印。6代目カローラは優雅にワイド・ロー

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 外装

6代目カローラ 90系の主力であるセダンは、それまでのボクシーなスタイリングを封印。全高を低く抑え、全体的に丸みを帯びた優雅なワイド・ロースタイルに仕上げられました。フロントマスクはヘッドランプがサイドにまで回り込む形状でトレンドを意識。バンパーやサイドプロテクションモールにはメッキモールが採用され、その仕様は細部にまでこだわりが感じられます。

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 外装

ボディバリエーションでは先代に設定されたリフトバックを廃止。4ドアセダンと2ドアクーペ(カローラ レビン)に、2BOX仕様のカローラ FXがラインナップ。さらに生まれ変わったバン・ワゴンが追加されました。ちなみに、この記事で使用している画像の個体は6代目カローラ 4ドアセダン 1.5L 「SE リミテッド」となっています。

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド コックピット

90系カローラは内装や装備もゴージャス。セダンでは、パワーウィンドウや電動格納式ドアミラーが標準装備となり、上級グレードにはデジタルメーターも採用。ダッシュボードやトリム類は質感にまでこだわったソフトな仕上がりに。ボディカラーにスーパーホワイトを選択した場合に組み合わされる 内装色「マルーン(えんじ色)」 は、当時のハイソカーにも採用されており、高い評価を得ました。

6代目カローラはハイメカツインカムを主力に。降雪対応で4WDも

トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 外装
トヨタ カローラ 6代目 1.5L グレード SE リミテッド 内装

6代目カローラのエンジンは5代目から一新。ガソリン仕様が1.3L 直列4気筒SOHCの2E型、1.5L 直列4気筒DOHCで通称ハイメカツインカムを搭載した5A-F型、1.6L 直列4気筒DOHCで通称スポーツツインカムを搭載した4A-GE型がラインナップ。また、カローラ FXには1.5LのハイメカツインカムにEFI(電子制御燃料噴射装置)仕様の5A-FE型もありました。ディーゼル仕様は1.8L 直列4気筒SOHCの1C-Ⅱ型がラインナップ。のちに1.3Lが電子制御キャブレター仕様、それ以外がEFI仕様にバージョンアップされていきます。

トヨタ カローラ 6代目 展示パネル

サスペンションは4輪ストラットによる独立懸架式、駆動方式は当初はFFのみとなり、最高出力は2E型で73ps、5A-F型で85ps、5A-FE型で94ps、4A-GE型で120psとしています。また、シーズン途中からFFに加えフルタイム4WD車が登場。その後4WDには2.0Lモデルも追加されます。この4WD車の展開はレジャーのみにとどまらず、実用車でもあるカローラの降雪地対応という意味合いもありました。時代の潮流に乗り、抜群の売れ行きを見せた6代目カローラは1991年、そのバトンを7代目カローラへと継承し、販売を終了しました。

6代目カローラは装備充実。まだまだ現役でも活躍

6代目カローラは、ゴージャスが当たり前だった年代の車。装備の面でも一世代前の旧車に比べ充実していて、今でも現役車を見かけることも。現在の中古車価格は24万~80万円となっています。(2020年1月時点)

トヨタ 6代目カローラ 90系のスペック詳細

下記のスペックは1987年式 6代目カローラ グレード「1500 XE」のものです。

  • エンジン:1.5L 直列4気筒DOHC(5A-F型)
  • 最高出力:85ps/6,000rpm
  • 最大トルク:12.5kg・m/3,600rpm
  • ボディサイズ:全長 4,195mm 全幅 1,655mm 全高 1,365mm ホイールベース 2,430mm
  • 車両重量:930kg
  • 駆動方式:FF
  • トランスミッション:4速MT/3速AT
  • 乗車定員:5人
  • 新車時車両価格:-

*本記事の画像は2019年9月にMEGA WEB トヨタ シティショウケースにて開催された新型カローラ・カローラ ツーリング メディア発表会にて撮影

この記事の執筆者
石黒 真理

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