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【トヨタ カローラ 120系】ミレニアムに向けて!ゼロからの出発を果たした9代目

新世紀ブームに沸くなか、9代目カローラ誕生

トヨタ カローラ 9代目 120系 フロント
画像の個体は9代目カローラ グレード「G」

新世紀となる2001年に向けて、前夜とも言える2000年には世界各地で数々のイベントが盛り上がりをみせ、その熱気は「ミレニアム・ブーム」と呼ばれました。そんなブームに沸いた2000年、9代目カローラが従来の保守的イメージを払拭し、新生カローラとして登場しました。

トヨタ カローラ 9代目 120系 フロントサイド

9代目カローラ 120系の開発がスタートしたのは、バブル経済も崩壊し、車のニーズがセダンからミニバン・MPVなどに移行しつつあったタイミング。その混沌とした時代に、大衆車セダンの代名詞と言われたカローラも、過去からの脱却を図る必要がありました。掲げたコンセプトは新世紀の価値観創造を意味する「ニュー センチュリー バリュー(NCV)」。デザイン・プラットフォーム・エンジン・装備など全てをゼロから一新し、新たな世界戦略車としてスタートを切ることとなったのです。

9代目カローラ ボディ拡大で居住性は高く、デザインも秀逸

トヨタ カローラ 9代目 120系レフトサイド

9代目カローラ セダンのボディデザインにはコンペが実施され、プランはそれぞれ豊田本社・東京・アメリカ・ヨーロッパから出された結果、ヨーロッパ案を採用。採用されたデザインは新世紀にふさわしく「塊(かたまり)感」があり、今までにない重厚なフォルムとなりました。また、ボディサイズは先代より全長・全幅・全高・ホイールベースとも拡大され、全幅では5ナンバー枠上限まで引き上げることで、居住性の高い快適な空間を確保しました。

トヨタ カローラ 9代目 120系 シート

内装も質感が大幅にアップされ、上下でツートンカラーを採用したインストルメントパネルはセンターコンソール部分を大きくとり、ワイド感を演出。上質素材のシート、トリム材の質感向上、さらにはグレードにより木目調を随所に設定するなど、コンパクトクラスの概念を覆す洗練された印象に仕上げられたのです。

トヨタ カローラ 9代目 120系 リアサイド

9代目カローラのボディバリエーションは、4ドアセダンのみとなり、スポーツモデル「カローラレビン」は廃止。また、ワゴンタイプは「カローラ フィールダー」の名で独立することとなりました。ちなみに、この記事で使用している画像は、オートエアコン・シルエットメーター(ライト点灯時に文字盤が発光するスピードメーター)などが装備されるグレード「G」となっています。

9代目カローラのメカニズムは新設計が目白押し!安全装備も充実

トヨタ カローラ 9代目 120系 リア

9代目カローラのメカニズムには、あらたな技術が多く取り入れられています。エンジンはガソリン仕様全てで新開発となる可変バルブタイミング機構「VVT-i」が付加され、1.3L 直列4気筒DOHCの2NZ-FE型、1.5L 直列4気筒DOHCの1NZ-FE型、1.8L 直列4気筒DOHCの1ZZ-FE型がラインナップ。駆動方式はFFで、1.5L・1.8Lには4WDも用意され、最高出力は2NZ-FE型で88ps、1NZ-FE型のFFで110ps、4WDで105ps、1ZZ-FE型のFFで136ps、4WDで125psを達成。ディーゼル仕様は先代同様2.2L 直列4気筒SOHCの3C-E型となりました。

トヨタ カローラ 9代目 120系 ハンドル

サスペンションでは、前輪をストラットとするも、FF車の後輪にはトーションビームを選択。4WD車ではダブルウィッシュボーンが選択されました。また、トランスミッションのATには電子制御が施された「Super ECT」を搭載することで、空気抵抗低減にも成功。Cd値では0.29を達成することとなったのです。

トヨタ カローラ 9代目 120系 エンジン

9代目カローラは安全装備の面でも進歩を遂げ、歴代初となる横滑り防止機構「VSC」、タイヤ空転防止機構の「TRC」もグレードにより装備されました。グローバルモデルとしてあらたなスタートを切ったカローラは、2006年国内向けの販売が終了。10代目「カローラ アクシオ」へとバトンを渡すこととなりました。

9代目カローラ 中古車価格は低め!程度良好車が多数

9代目カローラの中古車は、現在15万~55万円で推移しており、価格は低めです。しかし、購買層が高いこともあり、ワンオーナー車や低走行距離車、こまめなディーラー点検を受けているなど、程度良好車が多いのが特徴です。(2020年1月時点)

9代目カローラ 120系のスペック詳細

下記のスペックは2000年発売のグレード「G」FF車のものとしています。

  • エンジン:1.5L 直列4気筒DOHC(1NZ-FE型)
  • 最高出力:110ps/6,000rpm
  • 最大トルク:14.6kg・m/4,200rpm
  • ボディサイズ:全長 4,365mm 全幅 1,695mm 全高 1,470mm ホイールベース 2,600mm
  • 車両重量:1,040kg
  • トランスミッション:4速AT/5速MT
  • 駆動方式:FF
  • 乗車定員:5人
  • 新車時車両価格:-

*本記事の画像は2019年9月にMEGA WEB トヨタ シティショウケースにて開催された新型カローラ・カローラ ツーリング メディア発表会にて撮影

この記事の執筆者
石黒 真理

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