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トヨタ新型カローラスポーツ販売好調でMTも追加!価格やスペック・内装・納期は?
目次
トヨタ新型カローラスポーツ 最新情報
6月26日発売開始!初代コネクテッドカーとして登場

2018年6月26日、トヨタは新型カローラ スポーツ(ハッチバック)を全国のトヨタカローラ店を通じて発売を開始しました。
初登場は1966年、全世界で4600万台以上の累計販売台数を誇る超ロングセラーモデル「カローラ」。その12代目へのフルモデルチェンジの先陣を切るのが、このカローラスポーツ(カローラシリーズのハッチバックモデル)です。
この記事では、新型カローラハッチバックの気になる改良ポイントと今回から搭載されるコネクテッド技術「Tコネクト」についても詳しく解説していきます。
新型カローラスポーツ最新ニュースまとめ
【8月2日】6速MT車の発売開始
MT車も選べるグレード「G“Z”」

本革巻きのシフトノブ

2018年8月2日、新型カローラスポーツの6速MT仕様車が発売されました。
7月の発売時点ではAT車のみのラインナップ。MT車については「8月に発売予定」とアナウンスされていました。
採用されたのは、変速・発進操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)。スムーズな発進や走行中の滑らかな変速をアシストするため、MT車に慣れていないドライバーでもマニュアル走行が楽しめます。
【7月25日】さっそく販売絶好調!発売から1ヶ月で目標の4倍を受注、納期は4ヶ月待ち
トヨタは7月26日、新型カローラスポーツの受注状況について明らかにしました。発売から約一ヶ月となる7月25日時点での販売台数は、月販目標台数の2300台に対して、なんと約9200台、実に4倍もの注文を受けているとのことで、絶好調と言って良い状況。
なお、納期は約4ヶ月待ちで、「ハイブリッドモデル」の受注が最も多く約7割を締めています。
新型カローラスポーツの主な注目ポイント

・車名は「カローラハッチバック」ではなくカローラスポーツに!
・「Tコネクトナビ」を用意し、初代コネクティッドカーを名乗る車に
・カローラ初の3ナンバーサイズに
・トヨタ新世代プラットフォームTNGAを採用
・ヘッドランプ、ガラス形状、バンパーなど大幅なエクステリアデザイン変更
・3種類のターボエンジンと1種類のハイブリッドエンジンの採用)
また発表同日、トヨタは新たなコネクテッド技術を披露する「THR CONNECTED DAY」を開催。このカローラ スポーツと同時発表した新型クラウンを「初代コネクテッドカー」と称しました。
名称は「カローラハッチバック」ではなくカローラスポーツに
新型カローラハッチバックが日本で販売される際の名称については様々な噂がありました。噂では、そのまま「カローラハッチバック」になる、新たに「カローラスポーツ」という車名になる、また過去に存在した「カローラFX」の名称を復活させる、などがありました。
最終的には、最有力候補であった「カローラ スポーツ」に決定しました。
「スポーツ」という名称には、トヨタの思いもこもっています。その名の通り、「スポーティ」なデザインとふさわしい走りにこだわり、述べ100万kmの走行試験の末「走る喜び」を感じる車に仕上がったとしています。
スポーツの名に違わぬ外装・内装デザインに
新型カローラスポーツはエッジの効いたスポーティな外装に


内装には新開発のスポーツシートを採用



新型カローラスポーツの外装はスポーティで若年層向けのデザインとなっていることが見て取れます。
フロントには大型でアグレッシブなグリルが装着され、J字形状に光るLEDヘッドライトが特徴的です。
リアは立体的かつワイドなデザインを実現しています。
また、新型カローラスポーツの内装はシンプルでありながら上質感のあるデザインに仕上がっています。
幅広で高さのあるセンターコンソールの採用により、安定感・ワンランク上の車格感を実現しています。
新開発されたスポーツシートはクッション材が改良され、ホールド性が徹底的に追求されています。
新型カローラスポーツのカスタムについてはこちら
新型カローラスポーツはワイド&ロー!ボディサイズは?
新型カローラスポーツは世界戦略車であるため、先に公開された北米モデルとボディサイズにおけるほとんどありません。
日本でのカローラスポーツは、オーリスの後継という立ち位置になるため、カローラの名前が付いていてもボディサイズはオーリスを踏襲することに。
そのため、新型カローラ スポーツはカローラ初の3ナンバー車となります。
新型カローラスポーツのボディサイズ
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
4,375 | 1,790 | 1,460~1,490 |
ホイールベース | 車両重量 | 乗車定員 |
2,640 | – | 5 |
[単位]全長・全幅・全高・ホイールベース:mm 車両重量:kg 乗車定員:人 |
新パワートレイン搭載でエンジンスペック・燃費はどうなる?

新型カローラスポーツのパワートレイン
1.2Lターボエンジン | 1.8Lハイブリッドエンジン | ||
---|---|---|---|
エンジン | 種類 | 8NR-FTS | 2ZR-FXE |
排気量 | 1.2L | 1.8L | |
最高出力 | 85[116]/5,200~5,600 | 72[98]/5,200 | |
最大トルク | 185[18.9]/1,500~4,000 | 142[14.5]/3,600 | |
モーター | 最高出力 | – | 53[72] |
最大トルク | – | 163[16.6] | |
トランスミッション | Super CVT-i/iMT | CVT | |
駆動方式 | FF/4WD | FF | |
使用燃料 | レギュラー | レギュラー | |
[単位]最高出力:kW[PS]/rpm 最大トルク:N・m[kgf・m]/rpm |
新型カローラスポーツには1.2L直噴ターボエンジンと、1.8Lハイブリッドエンジンが搭載されます。
新開発のハイブリッドシステム「2.0L THSⅡ」を搭載した「新型ダイナミックフォースエンジン」が採用される、との噂もありましたが、発表はありませんでした。
1.2L直噴ターボエンジン車は、AT車に加え6MTもラインナップ。変速・発進操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)を採用しています。
新型カローラ スポーツの燃費は?
カローラスポーツの燃費性能はハイブリッド車で30.0〜34.2km/L 、ターボガソリン車で17.2〜19.6km/L(ともにJC08モード燃費)となっています。
また、今回のカローラスポーツでは新たな燃費基準WLTCモード燃費も公開されています。
カローラスポーツのWLTCモード燃費
モード/エンジン種類 | ハイブリッド車 | ガソリンターボ車 |
WLTCモード | 25.6〜30.0km/L | 15.2〜16.4km/L |
市街地モード | 24.9〜29.4km/L | 12.3〜12.9km/L |
郊外モード | 27.2〜32.9km/L | 15.6〜16.9km/L |
高速道路モード | 25.0〜28.8km/L | 17.2〜19.6km/L |
WLTCモード燃費って何?という方はこちら
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新型カローラスポーツにはダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用
新型カローラスポーツのサスペンションはダブルウィッシュボーン式を採用しています。このサスペンションは、トヨタ車では4代目以降のプリウスや86などにも採用されているものです。
ダブルウィッシュボーンサスペンションは、独立懸架式の中でも高性能な形式で、走行時のタイヤの上下を最小限に抑えつつ、ハンドリングの良さ、乗り心地、安定性も高くなっています。
しかし、それゆえコストがかかり、高級車や大型車向けのサスペンションという位置づけになります。
今回、新型カローラスポーツにワンランク上の高価サスペンションが採用されたことは、SNS等でも話題になっています。
ダブルウィッシュボーン式サスペンションについてはこちら
新型カローラスポーツのグレード別構成と価格|人気のグレードは?
新型カローラ スポーツ AT車の価格のグレードと価格 | |
---|---|
ハイブリッドG”X” | 242万 |
ハイブリッドG | 253万 |
ハイブリッドG”Z” | 269万 |
G”X” | 214万(2WD)242万(4WD) |
G | 226万(2WD)245万(4WD) |
G”Z” | 261万(2WD)269万(4WD) |
[単位]円(消費税込み) |
新型カローラ スポーツ MT車の価格のグレードと価格 | |
---|---|
G“Z” | 234万 |
G | 222万 |
G“X” | 217万 |
[単位]円(消費税込み) |
人気のグレードはハイブリッドの「G“Z”」
7月26日に公表された情報によれば、最も人気のグレードは最も価格の高い「G”Z”」で販売・受注台数全体の50%を占めていて、中間の「G」が40%、最も安い「G”X”」が10%と続きます。
また、エンジンタイプで見ると圧倒的にハイブリッドが人気で、全体の70%、1.2Lターボが30%となっています。
ガソリンエンジンとハイブリッドの価格差を見ると、およそ30万円ほどで他の車種と比べると比較的価格差が小さい点が、ハイブリッド人気の要因かと思われます。
ハイブリッドとガソリンどっちがいいの?ハイブリッドは本当に得なのか徹底検証
予防安全装備「トヨタセーフティセンス」が標準搭載に
トヨタ セーフティセンス

先に発売された北米仕様と同じく日本使用でも従来機能のレベルアップと新機能の導入を図った第2世代型の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」を標準装備します。
次世代セーフティセンスの詳細に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
トヨタ次世代セーフティセンスについてはこちら
カローラスポーツはトヨタ初のコネクティッドカーに!【注目】
これからのトヨタ車が超便利になる?

新型カローラスポーツは、同日発表された新型クラウンと並んで、トヨタのコネクテッドカーの第一世代として発表されました。
トヨタのコネクテッドサービスでは、車両にDCM(通信装置)が搭載され、トヨタの通信プラットフォームに常に接続されるようになります。
これにより、さまざまなコネクテッドサービスが提供されるようになるとのこと。
なお、トヨタは今後登場する全ての車種でこのコネクテッドサービスを利用できるようにする方針です。
実際にどんなことができるのでしょうか。一例をご紹介します。
LINEマイカーアカウント
これは、LINEアプリでカローラスポーツを「友だち」として追加することで、クルマと会話することができるサービスです。
例えば、LINEのトークで事前に目的地と希望到着時間を伝えると、車載ナビにその情報を記憶させると同時に、渋滞情報なども踏まえながら出発すべき時間を促してくれます。
AI音声エージェント
これは、いわばiPhoneの「Siri」やAmazonEchoのような機能です。AIがユーザーの声を聞き取り、カーナビの目的地設定や駐車場の検索、おすすめのレストランへの案内を行うことができます。
eケア走行アドバイス
eケア走行アドバイスは、車両トラブルが発生したときに頼りになる機能です。
車両データを取得していることで、そのでデータをもとに車両の状態を診断。オペレーターによるアドバイスをもらうことが可能となります。
いざというトラブルのときには安心ですね。
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