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トヨタ アルファード完全情報!おすすめグレードや人気カラー、スペックなどを解説
トヨタ アルファードとはどんな車?

トヨタ アルファードは、トヨタのフラッグシップミニバン。2002年に初代モデルが登場し、現在までに2度のフルモデルチェンジを受けています。現在販売されているのは2015年に発売した3代目。
アルファードの購買ターゲット層は、ワンランク上のミニバンを求めるファミリー層。広い室内に快適なシートを備えることから、アルファードは経営者の社用車や政治家の公用車としても活躍しています。

新型アルファードの外装は、グリルセンター部の突き出しや階段形状の造り込み、グリル全体の拡幅がさらなる圧迫感を生み、縦基調を強調したメッキ加飾などにより、高級感のある堂々としたフロントフェイスへと進化しました。
LEDヘッドランプはスリム化して精悍な印象となったほか、ヘッドランプ下部をライン発光させることで先進感を演出しています。

トヨタ新型アルファード/ヴェルファイア ロイヤルラウンジでもっとも注目すべき点は内装です。
本革シートや木目調パネルなど、インテリアの質感が非常に高く、そのラグジュアリー感は海外製のフラッグシップサルーンにも負けてはいません。

最上級グレードであるアルファード Executive Loungeの内装は非常に高い質感で、肘置きがあるキャプテンシートやステアリングヒーター、高級感のあるコンソールボックスなどを搭載しています。
価格や装備はグレードによって大きく差があり、エントリーグレードの「X(ガソリン)」と最高グレードの「Executive Lounge S(ハイブリッド)」には2倍以上の価格差があります。
アルファードのフルモデルチェンジ情報はこちら
おすすめグレード
アルファードのグレード構成と車両価格
2021年4月時点で販売されているアルファードのグレード(特別仕様車を除く)は以下表のとおりです。
ハイブリッドモデルのグレード
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
HYBRID X | 4,613,000円~ |
HYBRID S | 5,088,400円~ |
HYBRID G | 5,573,000円~ |
HYBRID SR | 5,720,000円~ |
Executive Lounge | 7,599,000円~ |
Executive Lounge S | 7,752,000円~ |
ガソリンモデルのグレード
グレード名 | 車両価格(税込) |
---|---|
X | 3,597,000円~ |
S | 3,941,000円~ |
GF | 5,202,000円~ |
SC | 5,277,000円~ |
Executive Lounge | 7,269,000円~ |
Executive Lounge S | 7,421,000円~ |
ガソリン車はグレードによるエンジン仕様の違いに注意
ハイブリッド車は2.5L直4エンジン・4WD(E-Four)のみのため、グレードによるパワートレインスペックの違いはありません。
対して、ガソリン車は「X」「S」が2.5L直4エンジン、「GF」「SC」以降の上位グレードは3.5L V6ハイオクエンジン仕様となります。
直4エンジングレードとV6エンジングレードで価格差も大きいのですが、装備の近いグレードで比べるなら「S」「SC」「SR」で検討してみましょう。
なお、装備がほぼ同等のハイブリッド/ガソリンのグレード同士も、外装や機能に若干の違いがあります。
ちなみに、アルファードは7~8人乗りミニバンと言いつつも、8人乗りグレードはハイブリッドの「X」、またはガソリン車の「X」「S」のみの設定となります。8人乗りを前提に検討する場合、グレードが絞りやすいのが特徴です。
「S」のつくグレードはエアロ仕様!デザインが異なる
ハイブリッド車、ガソリン車ともに「S」「SC」「SR」「Executive Lounge S」といった、名前に「S」がつくグレードはエアロ専用バンパーを採用しています。
特に、エアロデザインのほうがフロントビューの押し出し感が強くなっており、ダイナミックで高級感を感じさせます。
車選びにおいてデザインを重視する人は、まずノーマルかエアロのどちらにするかを決めると、グレードが絞りやすくなります。
ハイブリッド車のエアロタイプは「SR “C”パッケージ」が基本

「S」をベースに、一部装備をプラスし、内装の高級感を高め2列目シートの快適性を高めたのが「SR “C”パッケージ」です。
アップグレードされるものは「後席用サンシェード」「オートワイパー」「オート電動格納式ドアミラー」「スマートエントリー(スマートキー)」「パワーバックドア」などのほか、安全装備では「アダプティブハイビームシステム」が挙げられます。
SとSRの価格差は約70万円。アルファードを選ぶユーザーには装備や内装が充実したグレードが人気がありますので、ハイブリッド車はSR “C”パッケージが基本グレードと考えたほうがよいかもしれません。
ガソリン車のエアロタイプは「S “C”パッケージ」が基本
「S」をベースに、一部装備をプラスしたのが「S “C”パッケージ」。いずれも2.5L直4モデルとなります。
S “C”パッケージで装備されるものは「後席用サンシェード」「オートワイパー」「スマートエントリー(スマートキー)」「パワーバックドア」などのほか、安全装備では「アダプティブハイビームシステム」が挙げられます。
SとS “C”パッケージの価格差は約70万円。内装や車内照明も異なりますが、アルファードを選ぶユーザーには装備や内装が充実したグレードが人気がありますので、ガソリン車はS “C”パッケージが基本グレードと考えたほうがよいかもしれません。
V6仕様のSCではエグゼクティブパワーシートが装備される

さらに上位の「SC」では、2列目シートがエグゼクティブパワーシートとなり、ロングスライド、パワーリクライニングやパワーオットマンなどが装備されます。
ただし、SCはエンジンがV6にアップグレードされるため、S “C”パッケージとの価格差は約60万円となります。
ノーマルタイプは「G」「GF」が基本。標準装備が充実

ハイブリッド車では、「G」をベースに一部装備をプラスしたのが「G “Fパッケージ”」です。G “Fパッケージ”で装備されるものは「ステアリングヒーター」「エグゼクティブラウンジシート」です。ちなみに、安全装備「アダプティブハイビームシステム」はGでも標準装備となっています。
ガソリン車では、以前あったグレード「G」をベースに一部装備をプラスしたのが「GF」となりますが、さらにGFはエンジンがV6にアップグレードされます。同じエアロタイプのS “C”パッケージと同等の装備内容です。
エントリーグレード「X」はノーマルタイプのみ

ハイブリッド、ガソリンいずれも「X」がエントリーグレードとなっています。3眼LEDヘッドランプやLEDシーケンシャルターンランプ、運転席パワーシートなどが装備されません。
最上級のアルファード「Executive Lounge」

ハイブリッド、ガソリンいずれも「Executive Lounge」が最上級グレードとなっています。「Executive Lounge S」はエアロタイプです。
Executive Loungeは2列目シートが「エグゼクティブラウンジシート」となり、最上級のくつろぎを味わうことができます。ロングスライド、パワーリクライニングシート、パワーオットマンなどの機能に加え、大型アームレストやシートヒーター&ベンチレーション機能、スマホホルダーなど、さらに快適性がアップしています。
また、他グレードではメーカーオプションとなっている「デジタルインナーミラー」や、10.5インチディスプレイ純正ナビ+JBLプレミアムサウンドシステムが標準装備となっています。

Executive Loungeは他グレードと比べて2倍以上の価格となる場合もありますので、「他グレードと悩む……」というユーザーは少ないかもしれません。
アルファードの内外装についてYoutuberが解説!
ボディカラーは全7色

アルファードは、ノーマルタイプとエアロタイプで選択できるボディカラーラインナップが異なります。
ノーマルタイプは「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」「ダークレッドマイカメタリック」を除く全5色。エアロタイプは「スティールブロンドメタリック」を除く全6色から選択できます。
査定額が高くなるのは、ホワイトパール系の「ホワイトパールクリスタルシャイン」「ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク」と、ブラックパール系の「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」でしょう。
白黒はアルファードのアイコニックカラーでもあるため、人気の色となっています。
カラー名称 | カラーコード |
---|---|
ホワイトパールクリスタルシャイン | (070) |
ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク | (086) |
ブラック | (202) |
スパークリングブラックパールクリスタルシャイン | (220) |
ダークレッドマイカメタリック | (3Q3) |
スティールブロンドメタリック | (4X1) |
グラファイトメタリック | (4X7) |
現行アルファードのスペック

ボディサイズ
やはりボディサイズは大きく、取り回しが大変という声が多く見られます。しかし、視界も良好で運転のしやすい車で、慣れれば走りやすいという方や、全幅が思ったよりも広くなかったという方も。
居住空間や積載性もバッチリで、さすが「ミニバンの王者」と呼ばれるだけあります。
全長 | 4,945~4,950mm |
---|---|
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,950mm |
ホイールベース | 3,000mm |
車両重量 | 1,920~2,240kg |
乗車定員 | 7~8人 |
パワートレイン
パワートレインも様々なニーズに応えるべく、ハイブリッドのほかに3.5LのV6、2.5Lの直4エンジンがあり、幅広い選択肢を用意しています。
走行性能に関しても優れており、駆動方式も充実。2.5L直4を選択したユーザーの中には加速力が足りないと感じる方がいるようです。
価格は高くなりますが、オススメはやはりハイブリッドかV6です。この2つのどちらかを選択しておけば、よほどのことがない限り不満を感じることはありません。
エンジン | 直列4気筒 | V型6気筒 | 直列4気筒 |
---|---|---|---|
排気量 | 2,493L | 3,456L | 2,493L |
最高出力 | 112kW[152PS]/5,700rpm | 221kW[301PS]/6,600rpm | 135kW[182PS]/6,000rpm |
最大トルク | 206N·m[21.0kg・m]/4,400-4,800rpm | 221N·m(36.8kg・m)/4,600-4,700rpm | 235N·m[24.0kg・m]/4,100rpm |
モーター最高出力 | 前:105kW[143PS] 後:50W[68PS] | – | – |
モーター最大トルク | 前:270N·m[27.5kg・m] 後:139N·m[14.2kg・m] | – | – |
トランスミッション | 電気式CVT | 8速AT | CVT |
駆動方式 | 4WD | FF 4WD | FF 4WD |
使用燃料 | レギュラー | ハイオク | レギュラー |
現行アルファードの維持費と燃費
現行アルファードの燃費とガソリン代
本記事執筆時の以下の年間走行距離、ガソリン価格(全国平均)を参考に、年間のガソリン代を算出しました。
- 自動車の年間走行距離:平均6,316㎞
- ガソリン価格(全国平均):レギュラー150円 2021年5月現在
対象グレード | WLTCモード | ガソリン代(年間) |
ガソリン 2.5L X FF | 10.8km/L | 87,722円 |
ガソリン 2.5L X 4WD | 11.0km/L | 86,127円 |
ガソリン 2.5L S FF | 10.6km/L | 89,377円 |
ガソリン 2.5L S 4WD | 10.6km/L | 89,377円 |
ガソリン 3.5L Executive Lounge、GFFF | 10.2km/L | 92,822円 |
ガソリン 3.5L Executive Lounge、GF4WD | 9.9km/L | 95,699円 |
ハイブリッド F-four | 14.8km/L | 64,013円 |
トヨタ アルファードの維持費(3年間)
トヨタ アルファードの3年間の維持費をシミュレーションしてみました。
ガソリンモデル2.5L S (7人乗り) | ハイブリッドSR“Cパッケージ” | |
自動車税 | 43,500円 | 43,500円 |
重量税 | 61,500円 | 18,700円 |
車検時の法定費用 | 61,010円 | 45,010円 |
ガソリン代(3年) | 268,132円 | 192,040円 |
合計金額 | 434,142円 | 299,250円 |
※車検費用は受ける場所や検査内容によって異なる場合があります。
※任意保険料や駐車場代、高速道路利用料金などの別途費用も発生します。
※上記の金額はあくまでも目安となります。
維持費の各項目については以下の記事で詳しく解説しています。
歴代モデル
【初代】アルファード:10型(2002-2008年)

初代トヨタ アルファードは、2002年5月22日に発売されました。2002年といえば、ソルトレイクシティオリンピックが開催された年。
「ダイナミズム&ホスピタリティ」をテーマに開発されました。FFレイアウトのプラットフォームを採用し、フロアが低く天井の高い室内を実現。エクステリアではダイナミックさを表現し、インテリア(内装)では快適装備によるホスピタリティを追求しています。
初代アルファードは登場するや人気モデルとなり、発売より約1ヶ月で22,000台の受注を達成。2003年7月にはハイブリッド車「アルファード・ハイブリッド」を発売し、ラインナップを充実させています。
中古車相場
初代トヨタ アルファードの中古車相場価格は、10万〜150万円。玉数はガソリンモデルが全国1,000台程度、ハイブリッドモデルは全国40台程度です。
価格の安い初代アルファードは、走行距離が10万kmを超えているものが大半。とはいえ、50〜60万円程度の予算があれば、走行距離5万km以下の2.4Lモデルを狙えます。
初代アルファード ハイブリッドに関しては、走行距離の少ない車両は希少です。走行距離5万Km程度の車両がわずかに流通していますが、購入には160万円強の予算を要します。
【2代目】アルファード:20型(2008-2015年)

2代目トヨタ アルファードは、2008年5月12日に発売されました。この代から、ネッツ店で販売されるモデルは「ヴェルファイア」として独立しています。
2代目アルファードの開発テーマは、「威風堂々、ミニバンの頂点」。ボディサイズが初代よりも大型化され、エクステリアは上品と洗練を際立たデザインとなりました。
初代より広くなった車内も、2代目アルファードの特徴です。室内長は75mm、室内高は10mm拡大。インテリアは上品なイメージにしつらえられ、初代で2列目シートに備えられていたオットマン機能は、助手席にも装備されました。
2代目アルファードは、発売より約1ヶ月間に16,000台の受注を達成しています(ヴェルファイアとの合計受注数は36,000台)。2011年11月には、ラインナップにハイブリッドモデルが復活して話題となりました。
中古車相場価格
2代目トヨタ アルファードの中古車相場価格は、70万〜500万円。玉数はガソリンモデルが全国1,300台程度、ハイブリッドモデルは全国200台程度です。
状態のよい2代目アルファードを探すなら、160万円以上の予算を組んでください。160万〜170万円程度の予算があれば、走行距離5万Km以下、修復歴なしの2.4Lモデルを狙えます。
2代目アルファード ハイブリッドの中古車価格は、ガソリンモデルよりかなり高額です。走行距離5万Km以下、修復歴なしの車両を狙うなら、250万円以上の予算を組んでください。
- 最新「アルファード」中古車情報
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本日の在庫数 5015台 平均価格 396万円 本体価格 35~1,720万円
- 最新「アルファードハイブリッド」中古車情報
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本日の在庫数 633台 平均価格 455万円 本体価格 47~1,440万円
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...